2016年12月15日
朝起きると顎がだるい、ほっぺに歯型がくっきりついている…など、自分では意識せずに、夜歯ぎしりしていることも。
歯ぎしりは歯や顎に悪影響を与えるものです。
そんな方へ歯ぎしり防止の装置があるので、詳しくみてみましょう。
■歯ぎしり防止用のマウスピース
歯科医院で歯型を取り、就寝時のみに取り付けるマウスピースです。
日中は意識して歯ぎしりをやめられる人でも、眠っているときはコントロールすることができません。
とりはずし可能なので、起きているときや食事や歯磨きなどには影響しないので便利ですね。
■マウスピースの効果
1.歯をすり減らさずにすむ
歯ぎしりする時にはすごい力が歯にかかることになり、その結果歯がすり減っていきます。
マウスピースを1枚被せることで、歯と歯の接合面をなくし、歯が削れていくのを防ぎます。
2.顎の痛みを軽くする
人間の噛む力は50~70㎏の力があるともいわれています。
歯ぎしりでは歯をはじめとして、歯茎や顎にかかっている負担が大きいです。
マウスピースをすることで、その力が少し吸収されるので、顎への負担が少なくなり痛みも軽減され、ひいては顎関節症の予防にもなります。
3.筋肉痛や疲れを軽減
寝ている間に歯ぎしりをしていると、起きたときに疲れを感じます。
筋肉が働いている状態で休んでおらず、緊張がとれない状態が続いているからです。
その緊張を取り除くので、睡眠がしっかりとれるようになることもあります。
■マウスピースの費用【歯科医院で製作する場合】
歯科医院で製作すると5000~7000円程度になります。
保険が適用されますが、歯科医院によっては適用されない場合もあるので、歯科医院に確認しいましょう。
■マウスピースの費用【市販のものを購入する場合】
自分で歯型を採るものや一部分だけを固定するものなどがあります。
費用のおおよその相場は1000~4000円程度です。
■歯ぎしりの予防法
マウスピースなどで歯を守るのも方法ですが、根本である歯ぎしりの予防法がいくつかあります。
1.ストレスを解消する
歯ぎしりの主な原因はストレスだといわれています。
ストレスを感じたら、規則正しい生活をこころがけて、睡眠をたっぷりとり、趣味などで気持ちを発散しましょう。
2.就寝時の環境を整える
歯ぎしりは、眠っている間に起こるものなので、原因は睡眠時の環境によるものかもしれません。
睡眠環境を眠りやすいものに変えるものよいでしょう。
適正な睡眠時間とぐっすり眠れるような静けさや暗さ、睡眠前の過ごし方などを意識しましょう。
3.マッサージをする
耳の下、顎の付け根などを優しくマッサージして、緊張している筋肉をほぐしましょう。
顎の痛みも軽くなり、筋肉も柔軟になります。
4.矯正治療を考えてみる
かみ合わせが悪く、歯ぎしりが起こっている場合もあります。
この場合は歯科矯正を考えてみたり、まずは矯正治療の無料カウンセリングに足を運ぶのもいいでしょう。
歯ぎしりはなかなか自分では気づきにくいものですが、いつの間にか顎がつかれていたり、よく眠れない感じが続くときは、要注意です。
歯や全身の健康状態にも影響してくることなので、歯ぎしりしているかも、と思ったらマウスピースで予防し、歯科医院に診察を受けにいきましょう。
2016年12月12日
歯医者に行くのは憂鬱ですね。
虫歯になって歯を削られるのは、キィーーーンというドリルの音も不快ですが、健康な白い歯を失っていく不安も感じます。
歯科医院によっては、歯をなるべく削らない方針の医院もあります。
なぜ、歯は削らないほうがよいのでしょうか。その理由をご紹介します。
■なぜ歯を削るの?
虫歯になった部分を削って除去するために歯を削っています。
進行した虫歯は、削るしか治療法がない場合が多数です。
その際、虫歯を完全に取り除くために、大き目に削ってしまうのが問題です。
また、被せ物がとれないように厚みを出すために、深く削っている場合もあります。
■歯を削るデメリット
歯を削ると、歯の強度が落ちてしまい、歯の寿命も短くなります。
削っていない歯は虫歯が入りこむきっかけもなく、強度もつよいです。
一度削ってしまった歯は、再び虫歯になる確率がぐっと上がります。
そして、虫歯治療を繰り返していくうちに、自分の歯を失ってしまうのです。
また、歯の中心にある神経に近づいてしまうので、知覚過敏になりやすくなります。
■削った歯は二次カリエスになりやすい?
二次カリエスとは、虫歯で以前に治療した歯が、また虫歯になることです。
一度虫歯になってしまった歯は、また虫歯になりやすくなります。
以前の虫歯治療で虫歯がしっかり取り切れてない場合や、被せ物や詰め物の間から感染して虫歯になってしまいます。
■削らなくても治る虫歯
深く進行した虫歯は別ですが、初期虫歯なら経過観察で削らない治療の選択もできます。
小さな虫歯や初期虫歯は、口の環境を整えれば歯が再生することもあるのです。
また、初期虫歯が少し進んだ黒く見える虫歯は、歯科検診や自分でも見た目で分かるため虫歯と判断されがちですが、削らなくてすむ場合もあります。
これらの黒い虫歯も、レントゲンなどで検査して、深く進行していなければ、口内環境を整えて様子見で削らなくてもすむのです。
上にあげたように、歯を削ってしまうと、被せものの劣化や、虫歯の取り残しなどで、細菌が入ってくる入口を作り、虫歯が再発し、ずっと治療を繰り返すことになってしまいます。
削ってしまうと、ほとんどがその後虫歯を繰り返すことになるので、削るのと削らないでは、大きな違いです。
少し前までは、小さな虫歯で早期発見できても、削って治療していましたが、今はなるべく削らない治療が主流になってきているようです。
一生自分の歯を使い続けることは、何にも代えがたい喜びにつながり、また、噛むという行為は認知症を予防することもわかっています。
自分の歯を使い続けるためにも、なるべく削らない方針の歯科医院に通い、定期メンテナンスをして、早期発見した場合にも削らずにすむ方法を探しましょう。
2016年12月6日
虫歯が進行したりして、歯の中にある神経を抜く処置をした後、まだ痛みを感じる…
神経を抜いたはずなのに…なぜ?という経験をした人は多いと思います。
なぜ痛みがでるのか、痛みの理由を詳しくみてみましょう。
■歯の神経ってどこにあるの?
歯の神経は歯髄と呼ばれ、歯の中心を通っています。
歯髄は血管、神経、リンパ管など大切なものが通っており、歯の感覚や栄養を運ぶ役割をしています。
歯の神経を抜くと、栄養を運ぶ役割なども失われるので、歯がもろくなり、失われやすくなる、と言われています。
■なぜ、痛みがでるの?
いくつかの理由が考えられます。
大きく分けると歯の神経を抜いた直後のものと、時間が経ってからの痛みで、時間が経ってからの場合は、再治療が必要なことが多いので、歯科医院に行きましょう。
1.一時的なもの
抜いた直後は、抜いた神経の断面に炎症がおこり、自然に炎症がおさまるまでは痛みを感じます。
2.周りの組織が一時的に炎症を起こしている
抜いたあとに、歯の周りにある組織、骨や膜などに炎症が起こって痛みを感じる場合があります。
3.かみ合わせによるもの
歯の神経を抜いたあとは炎症が残っているので、かみ合わせの力が強い場合は、噛むたびに炎症が起こってる部分に刺激が加わり、痛みを感じます。
4.根が炎症をおこしている
神経を抜いた直後ではなく、時間が経ってから痛みが出る場合は、歯の根が細菌感染している場合があります。
5.歯が折れている
先に述べたように神経をとった歯はもろくなるので、強い力で噛み続けたり、歯ぎしりなどで歯の根が折れてしまうことがあります。
歯の根の形は個人差があり、また、奥歯になるとより複雑に枝分かれしています。
そのため、神経や病巣のすべてを取り除くことができなかった場合には痛みが生じるのですね。
■痛む場合の治療法
神経を再度きれいに掃除することが主な治療法です。
被せ物や詰めものをきれいに取り除き、神経が通っていた部分を空っぽに細菌を取り除き、掃除して、消毒します。
根が割れてしまっている場合は、歯を抜かなければならない時もあります。
きれいに掃除したあとは、空洞をしっかりと埋め、また被せ物をして終了です。
歯の神経を抜くと痛みがなくなる、と思っている人は多いと思いますが、歯の神経の形は複雑です。
細くて小さな神経が残っている場合にそれが痛みを感じる原因になっていることがあるのですね。
神経を取った歯は健全な歯に比べて、感覚が鈍くなり、違和感や痛みを感じることがあります。
痛みがひどく、長く続く場合は、膿がたまっている場合も考えられるので、早めに歯科医院を受診しましょう。
2016年12月5日
こんにちは!歯科助手の山本です。
かわさき歯科医院では診療時間が始まる前に朝礼を行なっています。
その中で当日に来院される患者様の治療に関しての対応やアシスタント業務、受付業務での申し送りを行なっております。
これらを毎日欠かさず、全員のスタッフと来院される患者様について共有することで、1日の診療を少しでも効率よく最善の診療を行えるようにしています。
実際、前日の反省点や、当日の目標などを1人1人共有することで、自分では気づかなかった点を知ることができます。そして今日の診療では昨日よりさらに良い診療を患者様に届けることがようにしております。
少しでも患者様に満足を感じていただける医院づくりを目指して、今後も頑張っていきたいと思います!!!
2016年12月1日
歯科医院で治療がはじまったものの、治療内容に納得がいかない、疑問や不安がある…
といった場合、みなさんならどうしますか?
歯科医院によってはセカンドカウンセリング、という制度を設けているところもあります。
今回は、セカンドカウンセリングとはどのようなものか見てみましょう。
■納得がいかない!
治療内容や費用面で納得がいかないときは、歯科医院に申し出ましょう。
院長や担当衛生士、歯科医院によってはアドバイザーや歯科コーディネーターがいる場合もあり、相談や悩み事を聞いてくれます。
■セカンドカウンセリングとは
ほとんど歯科医院は初診時にカウンセリングを設けていますが、治療が始まると、しっかりと話を聞く機会はあまりない場合が多いです。
納得がいかなかった場合だけではなく、初回のレントゲンや虫歯などの検査結果を聞きたい場合なども、セカンドカウンセリングで聞くことができます。
レントゲンでの自分の歯の生え方を知ったり、歯周病の検査では、歯茎の状態や出血の指数などが数値で知ることができます。
自分の歯の状態や、悪いところ、治療したほうがよい箇所などを知ることができます。
■セカンドカウンセリングのメリット
自分で歯科医院に通い始めたころの状態を把握していると、治療をうけていくなかで、良くなっている!という実感がもてます。
歯の治療は歯科医院だけで完結するのではなく、家でのケアもとても大切なので、モチベーションがアップするのはとても効果的です。
■歯科の知識を知る場所でもある
歯科医院にかかっても、どこが悪くて、どこを治すべきなのか、どれくらい進行していて、重度なのか軽度なのか、ということを知らずに、治療を受けている場合が多いです。
歯科の知識は自発的に調べないと分からないことも多く、自分にあてはまるかも真偽も不明なので、歯科医師と話すこの機会に自分の口腔の改善点や、口の中の構造などについて知ることのできるチャンスでしょう。
■セカンドカウンセリングをうける場合
自分で納得がいかない点、治療や方針について不透明だな、と感じている点を聞き出せるように、紙などに書き出していくのもよいですね。
また、インプラントや矯正、審美歯科の治療を受けている場合は、これからどういう風にしていきたいかという、自分の希望や計画も話せるようにしたほうが、話がスムーズに伝わるでしょう。
気持ちよく治療を続けていくために、疑問点を残したままでいるのは気分的にもよくないですね。
自分自身の歯のこと、気持ちよくすすんで治療が受けられるように、納得するまで話し合う場を設けてもらうようしましょう。
そのことが、虫歯の予防や健康な歯を残すことにつながります。
2016年11月29日
初めましてこんにちは!
診療コーディネーターの高橋です!
10月に入職したばかりのぺーぺーでございますが、よろしくお願いいたします(`・ω・´)
細身な身体をしておりますが、柔道と合気道の有段者という側面を持っております!
しかし、残念ながら武術で患者様の歯をお助けすることはできません。
なので、入職してから『あること』に励んでおります。
それはズバリ、『勉強』です!
これは人生において怠るとマズイものだと思います。学業的な意味ではなく、何事も勉強だと思います。
余談はさておき、このお仕事の第一歩として、勉強に役立ているのがコチラ!
『マニュアル』になります!
私自身、歯科に関わるお仕事は初めてですので、このマニュアルでしっかり勉強して仕事をしていかなければならないと奮闘中です!
初めは少々不安もありましたが、頼れる先輩スタッフとこのマニュアルからわかりやすく勉強させていただいております。
マニュアルの勉強だけではなく、基本的な歯科経営に関わる本を毎週1冊ずつ読み、歯科で働く上で大事なこと、歯科で働くとはどういうことか、といったことも学んでおります_φ(・_・
まだまだ未熟者の私で、患者様とお話しさせていただく機会もまだまだ少ないですが、いち早く患者様のお役に立てるよう精進して参りますのでよろしくお願いいたします!
2016年11月29日
こんにちは!歯科助手の舟木です(。・・。)
最近とっても寒くなってきましたね!
皆さん風邪をひかれたりなどされてませんか?今年も残すところあと一ヶ月ほど。元気に新年を迎えましょうね!☆
さて、私は今月の頭にデンタルエキスポというイベントに行ってきました!
歯科で使用するチェアや材料、ケア用品などのメーカーさんが集まりどんな商品があるのか、どんな新しい技術が生まれているのかなどを教えてくれました!
歯ブラシや歯磨き粉だけでもとーっても種類が豊富で沢山勉強させていただきました!(。・_・。)ノ サンプルも色々いただき、自分でも試してみたり…!最近色んな歯磨き粉を試してみるのがマイブームです。笑
会場ではセミナーも行われており、とくに気になって面白かったのがMISOKAという歯ブラシについてのお話でした!
特殊な加工を施された高級歯ブラシで、歯磨き粉なしで歯磨きができるというのです!実際に試させていただきましたが、確かに歯磨き粉なしでもツルツルになった気がする…!とてもびっくりしました!
贈り物にも最近人気とのことなので、是非みなさんも一度チェックしてみてください♡
MISOKAのHPはこちら☆http://www.misoka.jp/☆
2016年11月28日
歯医者は虫歯になったら、歯が痛くなったら、行くところだと思ってませんか。
それだとますます気がすすみませんね。
なかなか予約できないまま、どんどん虫歯や歯周病が進行して手遅れ、ということにもなりかねません。
歯医者には予防歯科という科目があり、虫歯になる前のメインテナンスを目的としています。
虫歯になってから行くのではなく、虫歯を予防するという目的の歯科、どんな内容かみてみましょう。
■歯垢から歯石へ
口の中に汚れがたまると歯垢(プラーク)になり、歯の表面がぬるぬるしてきます。このプラークの中には1000億の細菌がいるとも言われている、病原菌の塊です。
歯垢が石灰化してくると、歯磨きしても取り切れない歯石になります。
歯垢は正しいブラッシング法で歯磨きすれば取り除けますが、歯石は歯医者に行かないと取れません。
■バイオフィルムって?
汚れがたまってできる、細菌の塊で、プラークはバイオフィルムの一種です。
バイオフィルムは歯にこびりついて、簡単ないは取れないように留まり続け、どんどん細菌を取り込んで、虫歯や歯周病の原因になります。
日々の歯磨きでバイオフィルムがたまらないように予防するのが大切ですが、たまってきてしまった場合は薬や歯科医院でないと、除去できない塊です。
■歯石除去の費用はいくらくらい?
医院によりますが、保険診療であれば、約3,000円程度です。
また、クリーニングに通ってる頻度によって治療内容や回数が変わってくるので、まずは、歯科医院に問い合わせましょう。
■歯石除去の効果
1.虫歯・歯周病の予防
歯垢や歯石は、ただ粘々していたり、石のように固まっているだけではなく、細菌の塊です。
そこが原因で細菌が繁殖し、虫歯や歯周病の原因になるので、原因の根本を断つことができます。
2.口臭予防
歯垢や歯石に付着している細菌が口臭の原因となっていることが多くあります。
口臭で悩んでいる方は、まずお口の中を清潔にしてみましょう。
3.歯の汚れが取れて白くなる
歯の表面の汚れを取り除くことで、歯本来の白さに戻ります。
歯垢や歯石がついたままだと、歯が黄色く見えたり、くすんで見えたりする原因になります。
■歯石除去の頻度は?
歯の質や、今までの定期検診の回数にもよりますが、3~6か月に1回の頻度がよいでしょう。
歯茎や歯の状態によっては回数は異なってくるので、かかりつけの歯科医院に相談しましょう。
歯石除去すると、いろいろな効果があります。歯石をとったあとに、フッ素塗布すれば、虫歯予防により効果的です。
歯石を溜めないように定期的に歯科検診しましょう。
虫歯の早期発見にもつながりますし、何か相談したいことが出てきた時も、かかりつけの歯医者があると、相談しやすいですね。
2016年11月27日
こんにちは!歯科衛生士の上田です^ ^
今日は第9回目のjokanスクールでした。
折り返し地点もすぎて残すところあと5ヶ月となりました。
研修では、SRPだけでなくシャープニングやプロービングなど歯科衛生士の基礎となることを1から学びます。
学校で学んだことを曖昧にしか理解できていなかった私ですが、研修に参加させていただき歯科衛生士の仕事が楽しくなってきました(*^o^*)★
スクールがはじまったばかりのときは、
毎回いくのが不安でしたが今では月1回の研修が楽しみでもあります!
講師の先生方も分かるまで丁寧に御指導していただけます。
ひとつずつ出来ないことや苦手なことを解決していきたいです!!\(^^)/
2016年11月24日
あくびをした瞬間に顎がバキッッ!
大笑いしたら、口が閉じにくくなった!
という経験はありませんか?
顎が開きにくく、痛みが出ると飲食が苦痛になりますね。
それは、もしかしたら顎関節症かもしれません。
顎関節症とはどのような病気なのか、みてみましょう。
■顎関節症とは
口を開けようとすると、耳の下にある顎関節に痛みが出たり、大きく開けることができない病気です。
口を開けたときに音がする、というのも症状の一つです。
口の開け閉めのしにくさ、音が鳴る、などは多くの人が経験しており、二人に一人は経験したことがある、とも言われています。
経験した人や身近でなった人も多いのではないでしょうか。
■顎関節症の原因はなに?
顎関節症の原因はまだ特定されておらず、様々な原因が重なって症状がでるのではないか、とされています。
原因となりうるもの
・かみ合わせが悪い
・首や肩など、負担がかかる姿勢を長時間している
・関節や筋肉の弱さ
・転倒や寝違えなどの外傷
・ストレスによる緊張
・日常で続けている習慣
■医院での治療法
上記に記したように、原因は様々で不特定ですので、どの方法が最適、ということはありません。
自分の症状や考えられる原因に当てはめて、治療法をいくつか試すのが良いでしょう。
・歯科医院に行く
顎が開きにくいと歯科治療もままならないので、多くの歯科医院が対応しています。
一般的には、型を採り、マウスピースを就寝中にはめる治療になります。
無意識下の歯ぎしりや食いしばりを軽減することにより、関節や筋肉に緊張を与えないことが目的です。
また、歯を削って咬合の調整をする場合もありますが、歯は削ってしまうと元には戻らず、それが顎関節症に効果的かも不明な場合が多いので、注意が必要です。
・顎関節専門医で受診する
数は多くないですが、顎関節症の治療を専門とした専門医院があります。
歯医者でのマウスピース治療でも改善されず、症状が悪化して耐えられない場合などは受診するのも一つの方法です。
■セルフケアでの治療法
気づかない間に習慣になっている悪い姿勢や、生活習慣、ストレスの軽減などを、家庭でセルフケアする方法です。
・筋肉を冷やす
冷やし過ぎは逆効果なので10分を目安としてください。
・なるべく口を大きく開けない
食べ物は小さくする、嚙み切りにくいものは無理して食べない、などを心掛けましょう。
・温める
初期の急激な痛みには冷やすのが効果的ですが、おさまってきたら、次は温めましょう。
・マッサージする
痛みを感じない程度に指先でやさしく、円を描くようにマッサージします。
・普段の習慣を意識する
鞄や電話をする時に偏らないようにする(左右代わる代わるにする)、就寝時の偏り、うつぶせ寝、頬杖、などは顎関節症の原因になります。
また、ストレスを感じたら、よくて寝て、朝は陽の光を浴びるようにしましょう。