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歯茎の色を綺麗にすることはできますか?

2019年04月22日

歯茎の着色や変色は、根本的な原因を取り除くことが不可欠です。例えば、金属製の補綴物をセラミック製に変えたり、喫煙習慣を見直したりすることで、それ以上、歯茎の色が悪化するのを防ぐことができます。ただ、もうすでに変色してしまった歯茎は、すぐに改善されることはありません。ここではそんな歯茎の色をきれいにする方法をご紹介します。

 

 

歯茎の色を綺麗にする治療法

 

金属やタバコによって変色を起こした歯茎は、歯ブラシなどで磨いても綺麗になることはありません。なぜなら、金属イオンが歯茎の内部にまで入り込んでしまっていたり、メラニン色素が形成されてしまっていたりするからです。これらの着色や変色を取り除くには、ガムピーリングという治療法が最適です。

 

 

ガムピーリングってなに?

 

ガムピーリングとは、歯科用レーザーを用いて、歯茎の黒ずみを改善する治療法です。歯茎に直接レーザーを照射するのですが、痛みを伴うことはありません。治療に用いるのは歯科用レーザーであり、安全性も保証されていますので、安心して施術を受けることができます。

 

 

どうして綺麗になるの?

 

歯茎に歯科用レーザーを照射することで、なぜ歯茎の黒ずみが改善されるのか、不思議に思われる方も多いかと思います。確かに、歯のホワイトニングのように、漂白剤を用いて汚れを落とすのであれば、そのメカニズムもイメージしやすいかと思いますが、歯科用レーザーとなると、あまりにも馴染みがないため、イメージもしにくいものですよね。

 

ガムピーリングでは、着色や変色が起こっている歯茎に対して歯科用レーザーを照射し、組織の一部へダメージを与えます。そうすると、黒ずんだ歯茎の部分が剥がれ落ち、ピンク色の新しい歯茎が表れてくるのです。歯茎が再生されるまでには3日程度かかるため、施術をしたその日に歯茎の色が綺麗になるわけではありませんので注意が必要です。また、レーザーを照射した歯茎は、白く変色するため、一時的に口元の審美性が低下します。この症状は新しい歯茎に生まれ変わる過程で改善されますので、それほど心配する必要はありません。

 

まとめ

 

このように、歯科用金属や喫煙の影響で黒ずんでしまった歯茎は、ガムピーリングという方法で綺麗にすることが可能です。ガムピーリングを行えるかどうかは、歯科医院で診察を受けてみなければわからないので、興味のある方はまず歯科を受診しましょう。歯茎の変色が何に由来しているのか、最適な改善方法は何なのかを正確に診断してもらうことが大切です。

 

 

歯茎が黒ずむ原因は?

2019年04月19日

歯茎というのは、健康であればきれいなピンク色をしています。部位によっては赤くなっていたり白くなっていたりするものですが、黒ずんでいる場合は要注意です。何らかの異常が生じている可能性があるからです。ここではそんな歯茎が黒ずむ原因について詳しく解説します。

 

 

被せ物に使われている金属

保険診療では、いわゆる銀歯と呼ばれる金属製の被せ物を装着することがあります。この銀歯というのは、唾液によってその成分が一部溶け出すことがあります。主に銀歯に含まれている銀イオンなのですが、それが歯茎に沈着することで、歯茎の黒ずみを生じさせます。ちなみに、表面がセラミックやレジンであっても、その中の土台に金属が使われている場合も、経年的に金属イオンが溶出して、歯茎を黒ずませることがあります。

被せの下に二次カリエス

 

 

重症化した歯周病

歯周病が重症化すると、歯茎の血行が悪くなることで一見すると黒ずんで見えるようになることがあります。また、歯周ポケット内に黒い歯石などが堆積することで、歯茎からその色が透けて見えて、黒ずみを生じさせることもあります。軽度から中等度の歯周病では、むしろ歯茎が赤く腫れることの方が多いため、黒ずむことは少ないといえます。

 

 

喫煙によるメラニン色素の沈着

日常的にタバコを吸っていると、歯茎に有害な刺激が加わり、メラニン色素が沈着することがあります。それが長い間続いていくと、歯茎の黒ずみとして目立つようになります。また、タバコに含まれるニコチンやタールは、歯茎の血行を悪くし、細胞を弱らせてしまいます。その結果、歯茎の組織全体が弱り、黒ずんだように見えることがあります。ヘビースモーカーの場合は、歯茎の組織が壊死することもありますので要注意です。

 

黒ずみを改善させるには?

歯茎の黒ずみは、患者さんによって原因が異なります。被せ物に使われている金属が原因の場合は、まずセラミックなどのメタルフリー材料に切り替えることが大切です。歯周病が原因の場合は、歯周病そのものを治療することが不可欠です。タバコに関しても、喫煙習慣そのものを見直さなければ、症状の改善は見込めません。

 

 

まとめ

このように、歯茎が黒ずむ原因は、歯科用金属、歯周病、喫煙習慣の3つが挙げられます。今現在、歯茎の黒ずみで悩まれていて、これらのいずれかに当てはまる場合は、まず歯科を受診しましょう。歯科医院では、これらの原因を取り除くために、最善と言える方法を提案してくれます。まずは、歯茎の黒ずみの根本的な原因を除去することが大切です。

 

 

歯茎を切る手術ってどんな手術?

2019年04月17日

ガミースマイルの治療には、歯茎を切る手術があります。専門的には「歯肉切除(しにくせつじょ)」と呼ばれる治療法で、メスや医療用レーザーを用いて歯茎を切除します。今回はそんな歯肉切除について詳しく解説します。

 

 

歯肉切除とは?

歯肉切除とは、発育し過ぎた歯茎をメスやレーザーで取り除く手術です。歯茎が歯の一部にまで覆い被さっていて、審美性を害している場合に適用されます。つまり、過剰に発育した歯茎が原因のガミースマイルで行われる治療法といえます。もちろん、歯肉増殖症など、病的な歯肉の増生にも適用されることがあり、歯科では幅広く行われている処置です。

 

痛みはないの?

歯肉切除を行う際には、局所麻酔などを作用させ、痛みを感じない状態で施術するため、術中に痛みを感じることはほとんどありません。また、歯肉切除にはレーザーや電気メスなどを使用することが多く、術後も痛みを感じないことの方が多いです。治療後には、鎮痛剤などが処方されますので、痛みを感じたとしても薬によって抑えることができます。

 

傷跡は残らない?

歯茎は、再生能力や自然治癒力が高い組織ですので、術後に大きな傷跡が残るようなことはまずありません。歯茎を切除するのもレーザーや電気メスであるため、そもそも傷跡が残りにくく、治癒も促進される傾向にあります。

 

 

出血はする?

歯茎を切除する際、通常の医療用メスを使うと歯茎からの出血を伴いますが、電気メスなどを使用することで、ほとんど出血せずに治療を終えることが可能です。

 

 

歯肉切除でガミースマイルは完治する?

歯茎の過剰な増生が原因で、ガミースマイルの症状を呈している場合は、歯肉切除を行って余分な歯茎を除去することでガミースマイルの症状が改善されます。ただし、歯茎は再生する能力が高いため、術後に再び増生されることもありますので、後戻りがないわけではありません。どのくらい後戻りするかは、患者さんそれぞれで異なりますので一概にはいえません。ほとんど後戻りせず、完治に近い状態になる人もいれば、元の状態まで戻る人もいます。

 

まとめ

このように、歯茎を切る手術である歯肉切除術は、ガミースマイルの症状を根本的に治せるケースもあります。一方、切除した歯茎が再生したり、その他にもガミースマイルの原因があったりする場合は、完治させるのが困難といえます。ですので、まずは歯科医に診察してもらうことが大切です。精密な検査を行い、最適な治療法を選択しましょう。

口周りの筋肉を鍛えたらガミースマイルは改善する?

2019年04月16日

ガミースマイルの原因といえば、骨格的な異常が考えられますが、口周りの筋肉も関連することがあります。そこで気になるのが口腔周囲の筋肉を鍛えることで、ガミースマイルが改善するかどうかですよね。

 

 

口周りの筋肉とガミースマイルとの関係

私たちがお口を開いたり閉じたり、あるいは表情を作ったりする際には、口周りの筋肉が活動しています。具体的には、口輪筋や咀嚼筋、表情筋などの筋肉群ですね。これらの筋肉が正常に働くことによって、お口の開閉や食物の咀嚼などを行っているのです。そして、口周りの筋肉に異常が生じると、ガミースマイルの症状を呈することがあります。実際、口周りの筋肉が過剰に働くと、上唇が上へと引き上げられ過ぎて、ガミースマイルとなることもあります。

 

 

口周りの筋肉を鍛えるのは逆効果?

さて、ガミースマイルに限らず、体に生じる異常というのは、それに関連した筋肉なりを鍛えることで症状を改善できることが多いですが、ガミースマイルの場合は少し事情が異なります。なぜなら上述した通り、口周りの筋肉が過剰に働くことでガミースマイルとなることがあるのですから、それらの筋肉を鍛えてしまうと、上唇がさらに上がることとなり、歯茎が目立ちやすくなるからです。つまり、口周りの筋肉を鍛えることは、ガミースマイルの症状を悪化させることにつながるため、多くの場合で逆効果となります。ですので、ガミースマイルというのは、自己流で治そうとすると、かえって症状が悪くなることもありますので、専門家の力を借りた方が賢明といえます。

 

ボトックス注射の目的について

ガミースマイルの治療では、ボトックス注射というものがあります。ボツリヌス菌から抽出した成分を調整し、薬剤としたものを注射する治療法で、ガミースマイルの治療としても有名です。このボトックス注射というのは、口周りの筋肉に作用させ、その活動を抑えることを目的としています。ですから、口周りの筋肉が原因となっているガミースマイルでは、それらの筋肉の活動を抑制する方向で治療を進めるのが適切といえるのです。

 

まとめ

このように、ガミースマイルでは、口周りの筋肉を鍛えることで症状が悪化する場合がありますのでご注意ください。むしろ、口周りの筋肉の活動を弱めることが症状改善につながるといえます。いずれにせよ、ガミースマイルの治療は、歯医者による診断が不可欠ともいえますので、ガミースマイルでお悩みの方はまず歯科を受診しましょう。

出っ歯だからガミースマイルになるの?

2019年04月15日

ガミースマイルは、顔の印象に大きく関わる症状なので、コンプレックスにされている方も少なくありません。患者さんの中には、ガミースマイルに加えて、出っ歯にも悩まれている方もいらっしゃいます。そこで気になるのが出っ歯とガミースマイルの関係ですよね。

 

 

出っ歯とは?

出っ歯とは、専門的には上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼ばれる歯列不正で、日本人には比較的多い歯並びの異常です。上の前歯が前方に突出しているため、このような名前が付けられています。出っ歯だと、安静時にも上唇が上に上がってしまいがちで、口呼吸を誘発しやすい傾向にあります。その結果、口腔内が乾燥するドライマウスを引き起こすなど、いろいろなトラブルの原因となる歯列不正といえます。

 

出っ歯もガミースマイルの原因になる?

出っ歯は、いろいろなお口のトラブルを招きやすい傾向にあり、場合によってはガミースマイルの原因にもなります。出っ歯によって上唇が上へと引き上げられ、歯だけでなく歯茎も露出させることがあるからです。そういったケースでは、ガミースマイルの原因が骨格的な異常や筋肉の過剰な運動ではなく、出っ歯という歯並びの異常に由来しているといえます。

 

出っ歯の人が必ずガミースマイルになるわけではない

ここで注意しなければならないのが、出っ歯である人がすべてガミースマイルになるというわけではない点です。むしろ、出っ歯の症状があってもガミースマイルではないことの方が多いといえます。また、出っ歯とガミースマイルの症状を併発している場合でも、ガミースマイルの原因が出っ歯ではないこともありますので注意しましょう。

 

 

正確な診断を受けること大切

ガミースマイルは、見た目の問題でもあるため、患者さんご自身で気づかれることがほとんどです。ただ、その原因については専門家でなければ見極めることが困難といえます。具体的には、歯や顎の骨格、口腔周囲の筋肉が専門の歯科医に診てもらいましょう。歯医者であれば、患者さんのガミースマイルが何に由来しているのかを正確に診断することが可能です。

 

 

まとめ

このように、ガミースマイルと出っ歯には、密接に関連している場合もありますが、また別のところに根本的な原因が存在している場合もあります。ですので、出っ歯とガミースマイルの両方に悩まされている方は、何よりまず歯医者に相談することをおすすめします。ガミースマイルの症状を改善するためには、根本的な原因を正確に把握する必要があります。

 

 

矯正したらガミースマイルって治りますか?

2019年04月11日

口元の審美性を大きく改善させる方法としては、矯正治療が一般的ですよね。歯並びを整えることで、出っ歯や受け口、乱ぐい歯などを改善することが可能です。そこで気になるのが、ガミースマイルも矯正で治すことができるのかという点です。ここではそんな矯正治療によるガミースマイルの改善法について詳しく解説します。

 

 

ガミースマイルの原因とは?

ガミースマイルの改善方法を選択する上で、まず考えなければならないのが根本的な原因です。ガミースマイルは、患者さんそれぞれで原因が異なるため、治療法も何が最適であるかは、一概に言えないのです。ですから、ガミースマイルの症状を改善したり、治したりする場合には、歯科で正確な診断を受けることが大切です。その上で、矯正治療や外科治療など、最適といえるガミースマイルの改善法を選ぶこととなります。

 

 

矯正治療が有効なガミースマイルの原因

ガミースマイルの中には、矯正治療で症状が大きく改善するケースがあります。それは、歯並びの異常に由来しているガミースマイルです。例えば、一般的に出っ歯と呼ばれる上顎前突が原因でガミースマイルとなっている場合は、矯正治療を行うことで症状を改善させることが可能です。もちろん、すべての上顎前突によるガミースマイルが矯正治療の対象となるわけではありませんが、症状を根本的に治せる可能性は高いといえます。その他の歯列不正でも、ガミースマイルの原因となっている場合は、矯正治療によって改善できることがありますので、まずは歯科を受診して歯医者に相談してみましょう。

 

 

 

矯正治療にかかる期間はどのくらい?

ガミースマイルを治すための矯正治療は、基本的に通常の矯正治療と変わりはありません。歯並びの異常が一部に限定されているのであれば、部分矯正が適応され、比較的短い期間で歯並びを整えることができます。一方、歯列全体を矯正するのであれば、数年単位のそれなりに長い治療期間を要することとなります。いずれにしても、ガミースマイルを根本的に治す方法なので、ある程度の治療期間は必要になるものとお考えください。

 

 

まとめ

このように、歯並びの乱れが原因でガミースマイルになっているケースでは、矯正治療を受けることでその症状を改善することが可能といえます。場合によっては、ガミースマイルを完全に治すこともできますので、気になる方は矯正医に相談してみてください。歯医者であれば、ガミースマイルの原因を診断することができますので、気軽に相談してみましょう。

ガミースマイルを改善させる方法は、どんな方法がありますか?

2019年04月5日

ガミースマイルは、治療によってその症状を改善させることが可能です。ただ、ガミースマイルの原因によっては、有効となる改善法が異なりますので、ここでは個々のケースについてガミースマイルの改善法を詳しく解説します。

 

 

出っ歯などの歯列不正が原因の場合

 

出っ歯のように、歯並びの異常が原因でガミースマイルになっている症例では、歯列矯正を受けることでガミースマイルの症状を改善させることが可能です。前方に傾いたり、突出していたりする前歯を正常な位置へと戻すことで、上顎の歯茎が目立たないようにします。

 

 

歯茎の過剰な成長が原因の場合

 

歯茎が過剰に成長し、前歯にまでかかっているような症例では、歯肉切除を行うことがあります。過剰に成長した歯茎を切除しすることで、歯と歯茎の長さが適正となり、ガミースマイルの症状も改善します。

 

 

唇が上がり過ぎることが原因の場合

 

上唇が上がり過ぎることで、ガミースマイルの症状が現れている場合は、上唇粘膜切除術が行われることがあります。上唇粘膜切除術とは、上唇と歯茎との間に存在している粘膜を切除し、適切な位置で縫合することで、上唇の上がり過ぎを防ぐ治療法です。

 

それから、お口の周りの筋肉が発達し過ぎて、上唇が上がり過ぎる場合は、ボトックス注射によってガミースマイルの症状を改善させることがあります。過剰に働き過ぎる筋肉をボトックス注射によって弱め、上唇が適度に上がるように改善します。使用する薬剤は、全身に大きいな悪影響が及ばないような調整が加えられていますので、健康被害が起こるリスクは非常に小さいといえます。

 

 

上顎の骨が長すぎることが原因の場合

 

骨格的な異常によってガミースマイルの症状が現れている場合は、骨切り術で根本的な治療を行うことがあります。長すぎる上顎骨を外科的な処置で切除し、適度な長さに調節します。その他の治療法と比較すると、後戻りがほとんどなく、ガミースマイルを根本的に治すことが可能であるといえます。もちろん、外科処置を必要とするというデメリットもあります。

 

 

まとめ

 

このように、ガミースマイルを改善させる方法は、ひとつではありません。それぞれの原因に応じて、最善といえる治療法がありますので、まずはガミースマイルの原因を正確に診断することが重要です。その上で、どんな治療法を選択するか、歯科医師と相談して決めてみてはいかがでしょうか。いずれにせよ、ガミースマイルの症状を改善する方法は複数ありますので、ガミースマイルにお悩みの方は歯科を受診しましょう。

 

 

ガミースマイルが気になったら、何科を受診したらいい?

2019年04月4日

ガミースマイルに悩まされている方は、口元の見た目にコンプレックスを抱いていることがほとんどです。笑った時に歯茎が目立つことで、口元の審美性が低下し、自分の笑顔に自信が持てなくなったという方は少なくありません。そんなコンプレックスを解消したいと思った時、皆さんは何科を受診しますか?

 

 

見た目を良くする美容外科?

 

ガミースマイルは、口元の審美性の問題なので、まず美容外科が頭に浮かぶ人が多いかと思います。確かに、ガミースマイルの症例によっては、美容外科での治療で症状が改善することがあるため、間違いではありません。けれども、ガミースマイルの根本的な原因は、顎の骨や歯、口腔周囲筋といったお口周りの組織に由来していることがほとんどなので、美容外科では対応できないケースが多々あります。一方、これら口腔周囲の組織が専門である歯科であれば、ガミースマイルの診断から治療まで、しっかりと行うことが可能といえます。

 

ガミースマイルの治療は歯科を受診

 

ガミースマイルが気になった時、まず歯科を受診した方が良い理由として、なぜガミースマイルになったのかを正確に診断できるという点が挙げられます。例えば、一見すると上の顎の骨が長いように見える症例でも、実際は歯が短かったり、上唇が上に上がりすぎたりすることで、相対的にガミースマイルとなっていることもあります。そういったケースでは、上顎の骨を短くするといった外科処置を行わずとも、ガミースマイルの症状を改善できることがあります。つまり、ガミースマイルを改善する上で大切なのは、正確に診断することなのです。そして、口腔周囲の異常について最も詳しいのは歯科なので、ガミースマイルが気になったら、まず歯科を受診しましょう。

治療の過程で医科と連携することもある

 

ガミースマイルの診断を行う上で、最も適している診療科のひとつが歯科ですが、治療を行っていく過程で、形成外科のような医科の診療科と連携することもあります。やはり、骨切り術など、専門性の高い外科処置は歯科ではなく、医科の方が適している場合があるため、必要に応じて連携することがあるのです。

 

 

まとめ

 

このように、ガミースマイルが気になったら、まず歯科を受診してください。ガミースマイルに関する診査を受けることで、根本的な原因を突き止めることができます。その結果、最良といえる治療も見つかりますので、まずは歯医者に相談することが大切です。

 

ガミースマイルを悪化させる生活習慣はあるの?

2019年03月28日

ガミースマイルは、骨格的な問題や歯茎の発育以上など、いろいろな原因によって発症するものです。人によっては、生活習慣によって症状が悪化する場合もあります。今回はそんな生活習慣が原因となって、ガミースマイルの症状が悪化するケースを詳しく解説します。

 

 

口腔周囲筋の過剰な発達

おそらく多くの人は、ガミースマイルが遺伝などによって決められている異常だとお考えかと思います。確かに、上の顎の長さや歯の発育度合いなどは、遺伝によってある程度決められていますし、家族内でも共通性が見られるポイントといえます。ただ、遺伝によって決められている要素というのは、あくまで一部であり、その他にもいろいろな点が関連してガミースマイルの症状を呈するようになるのです。その代表が口腔周囲筋の過剰な発達です。とくに口を大きく開く際に働く筋肉が過剰に発達すると、ガミースマイルの症状を呈することがあります。また、口腔周囲筋の発達を促すような生活習慣には、注意しなければならないといえます。具体的には、上の前歯や歯茎が目立つほど、大きく口を開ける癖は、ガミースマイルを悪化させることがあります。

 

 

舌を前に付き出す癖

小さなお子さんによく見られる習慣として、「舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)」というものがあります。これは舌を前方に突き出す癖で、これが長い間、習慣化すると、上の前歯が前方に傾いて出っ歯となることがあります。その結果、上唇が上方へと上がり、ガミースマイルの症状も悪化することがあるのです。舌突出癖という習慣は、ガミースマイル以外にもいろいろな異常を口腔内に引き起こすことがあるため、いつまでも残存している場合は改善した方が良いといえます。

 

 

頰杖をつく癖

頰杖をつく癖は、何気ない生活習慣ではありますが、場合によってはお口の中にいろいろな異常をもたらすことがあります。私たちの頭というのは、成人で5キロ前後もありますので、それを頬杖によって支えるとなると、顎や顎の関節に大きな負担がかかることとなります。その結果、生じるのが歯並びの異常や噛み合わせの異常なのですが、さらにそこから、ガミースマイルの症状悪化につながることもあり得ますので注意しましょう。

 

まとめ

このように、ガミースマイルは遺伝や骨格的な問題だけでなく、生活習慣によっても症状が悪化するケースもありますので注意してください。とくに今現在、ガミースマイルの症状に悩まされている方は、それ以上悪化させないことが重要ですので、まずは生活習慣を見直してみましょう。ガミースマイルと生活習慣の関係についてさらに詳しく知りたい方は、歯科を受診することをおすすめします。歯医者はガミースマイルがどうして生じるのかを熟知していますので、気軽に相談してみてください。

 

ガミースマイルの原因は?遺伝するの?

2019年03月27日

ガミースマイルに悩まされている方は、どこに根本的な原因があるのか知りたいことかと思います。ガミースマイルというのは、歯茎が目立ちやすい症状ですが、一概に歯茎だけが原因とは言い切れません。ここではそんなガミースマイルの原因について、詳しく解説します。

 

口腔周囲の筋肉に原因があるケース

 

私たちのお口の周りには、口輪筋を始めとした口腔周囲筋が存在しています。これらが正常に働くことで、口を開いたり閉じたり、あるいはいろいろな表情を表したりすることが可能となっています。そんな口輪筋などが発達し過ぎているケースでは、口が大きく開くことでガミースマイルの症状が現れることがあるのです。つまり、口を大きく開けることができるので、笑った時などに歯茎の見える範囲も大きくなるのです。こういったケースでは、黒空周囲筋の働きをコントロールすることで、ガミースマイルの症状を緩和できることがあります。

 

 

歯茎が発達しているケース

 

上顎の歯茎が発達し過ぎて、歯に覆い被さっている場合もガミースマイルの症状を呈することがあります。あるいは、歯が短い場合も相対的に歯茎が目立つことがあります。こういった原因もガミースマイルでは珍しくありません。

 

 

骨格に異常があるケース

 

骨格的な異常があるケースでも、ガミースマイルの症状を呈することがあります。例えば、上顎の骨が発達し過ぎて縦に長い場合や、前方に突出している場合などは、結果的にガミースマイルとなることがあります。こうしたケースでは、出っ歯や噛み合わせの異常を併発していることが多いといえます。

 

 

ガミースマイルは遺伝するの?

 

ここまで、ガミースマイルの原因について解説してきましたが、もうひとつ気になるポイントとして「遺伝」がありますよね。身体的な異常というのは、遺伝が関わっていることが多いので、ガミースマイルと遺伝との関わりについて知りたいという気持ちはよく理解できます。そこで結論からいうと、ガミースマイルは遺伝することもあります。

 

例えば、歯茎や口腔周囲筋がどれくらい発達するか、あるいは骨格の形態などは、ある程度、遺伝によって決められているからです。ただ、それぞれの要素が100%遺伝子によって決められているわけではなく、出生後の生活習慣や食習慣などでも大きく変わってきます。ですので、ガミースマイルにおける「遺伝」という要素は、あくまで部分的なものとお考えください。

 

 

 

まとめ

 

このように、ガミースマイルにはいろいろな原因が考えられますので、今現在、ガミースマイルにお悩みの方は歯科で診察を受けることをおすすめします。適切な診査を受けることで原因が明確となり、必要となる治療法も定まってきます。

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