2017年05月8日
みなさんは歯ブラシを選ぶときにどのように選んでいますか?
ほとんどの人が好みやデザイン、価格で選んでいると思います。
今回は、種類がたくさんある歯ブラシの中から、あなたに合った歯ブラシの選び方をアドバイスします。
■虫歯予防重視
虫歯の原因となる歯垢をしっかり取り除けるような歯ブラシを選ぶことが大切です。
・小さめのヘッド
奥歯は磨き残しが多い箇所ですが、大きなヘッドだと奥までしっかり届きません。
小さめのヘッドで磨きましょう。
・毛先はまっすぐ
まっすぐした毛先の方が歯をまんべんなく磨くことができます。
ギザギザしているものは、場所によって歯にあたらない面がでてきてしまいます。
また、極細の毛先も細すぎてコシがなく、歯垢をしっかり落とせない場合があります。
・毛先の硬さは普通
硬めだと歯や歯茎を傷つける恐れがあります。
また、動物の毛を使った歯ブラシもありますが、柔らかすぎて歯垢をしっかりと取り除けないでしょう。
■歯周病予防重視
歯周病を気にしている人は歯茎に炎症がある場合があります。歯と歯茎の境目をしっかり磨けるような歯ブラシを選びましょう。
・毛先は細め
歯と歯茎の堺の歯周ポケットが深くなっている場合があり、そこに溜まった歯垢を取り除くために細目のものを選ぶとよいでしょう。
毛先がその境目に入り込んで歯垢をかき出すイメージで歯磨きしましょう。
ただ、細い毛先は歯と歯茎の境目に入ることはできますが、歯の表面を磨くには少し柔らかすぎて、歯垢が落としきれないことがあります。
歯の表面を磨く普通の歯ブラシと併用するとよいでしょう。
・毛先の硬さは柔らかめ
歯茎に炎症がある場合は固い毛先で歯磨きすると、歯茎が出血してしまいます。やわらかめの毛先で出血がとまるまで優しく歯磨きしましょう。
痛みや出血があるから、と歯磨きをしないで歯垢がついたままにしておくと、症状が進行してしまいます。
■補助用具を使用しよう!
歯ブラシだけでは歯垢は取り除けません。歯ブラシの他に補助用具を上手に使用して、虫歯や歯周病予防に努めましょう。
・デンタルフロス
歯と歯の間を掃除する補助用具です。歯ブラシでは歯と歯の隙間を磨くことはできないので、デンタルフロスは使ったほうがよいでしょう。
・歯間ブラシ
デンタルフロスが上手に使えない方にお勧めです。歯ブラシと同じような感覚で持ちやすく、歯と歯の間を掃除します。
歯ブラシだけでも、虫歯と歯周病のどちらを重視するかで、選び方が変わってきますね。
歯ブラシもタイプに合ったものを選びつつ、磨き方も正しく丁寧に磨けるように心がけましょう。
2017年05月8日
こんにちは!歯科助手の下原です!
ゴールデンウィークも終わりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
朝晩と日中の寒暖差や新年度が始まってからの疲れなどで体調を崩しやすくなっていると思うので、お風邪など引かれないように気を付けてくださいね!!
さて、当院もゴールデンウィークはお休みをいただいておりましたので、たくさん羽を伸ばしてきました!
大学時代の友人とドライブをしてきたり、誕生日パーティーをしたり、映画を観に行ったり……
みなさまにもその光景を是非見ていただきたいのですが、楽しすぎて写真を撮るのを忘れてしまいました(>_<)
わたしはあまり写真が得意ではないので、友達から写真を分けてもらうことが多く、今回もその悪い癖が出てしまったようです…!
焼肉を撮ってもこんな感じで散らかった撮り方をしてしまいます笑
次に遊びに行ったときは写真を撮ってくるので、よろしければご覧になってくださいね(*^^*)
この前見かけた猫が人慣れしててかわいかったので載せておきます!(^^)
2017年05月2日
こんにちは!
歯科助手の井上です(*^^*)
先日、私が1年間通わせていただいていたDASGが終了致しました。
1年間学んだ発表と卒業式が岡山県であったのですが、休日にも関わらず院長はじめスタッフ数名が見にきてくださりました。
午前中に今までの学びをまとめた発表をグループ毎にしたのですが、私のグループは1番最後の発表で他のグループが発表している時はもうずっと緊張でどうにかなりそうでした、、(笑)
練習では何度も言葉に詰まったりスムーズにいかず、本番は緊張の中どうなるかと思いましたが今までで1番最高の出来で終えることができました。本当によかったです!
最後の卒業式では、卒業生代表の言葉を言わせていただきました。
この日のためにたくさん考えて練習していたのですが、頭が真っ白になってしまい考えていた事を全く言えず少し後悔です。(笑)
ですが、このように卒業生代表として挨拶をさせていただけたことは本当に貴重な体験でして、経験できてよかったです!
私は今まで人前で話すことが苦手でしたが、今回100人近くの方が見てくださっている中発表し、緊張もしましたが楽しく発表することができたのでよかったです♪
人前で楽しく発表ができるようになったのも自分の中で一つ成長できたことかなと思いますo(^▽^)o
そして、1年間診療日にも関わらずセミナーの度にお休みをくださった院長、スタッフの皆さんのご協力があったからこそ卒業までたどり着く事ができたんだなと改めて院長、スタッフには感謝の気持ちでいっぱいです。
卒業したからこれで終わり!では無く、今回学んだ事をたくさん活かし必要とされる歯科助手になっていきます!
2017年05月2日
虫歯になっても歯医者さんに通わない人がいる、その理由は歯科治療が痛いから。
虫歯治療でも痛いのに、インプラント治療の外科手術はどれくらいの痛みなのか不安になりますね。
また、痛くないインプラント治療はあるのでしょうか。
インプラント治療を選択した場合に感じる痛みについての不安を少しでも解消していきましょう。
■インプラントの手術中は痛い?
インプラント手術は麻酔を使用するので、痛みは感じません。
麻酔の量が足りなかったり、痛みが出てきた場合も、追加で麻酔をかけることができるので、痛さを感じることはほとんどないでしょう。
また、局所麻酔だけではなく、恐怖や不安が強い方には静脈内鎮静法という麻酔があり、うとうととした状態で手術を受けることができます。
全身麻酔とは違い、体全体への負担も軽いです。
■術中の痛みを軽減する治療方法
なるべく切開する範囲や埋め入れる穴を小さくすることが痛みを少なくする方法です。
シュミレーションソフトなどでインプラントを埋め入れる位置を正確に把握して手術した場合、腫れや痛みなどを軽減できます。
■他の歯科治療で痛みの程度を予測しよう
・虫歯治療
麻酔の効き具合が異なりますので、虫歯治療のほうが痛い場合があります。
インプラント手術では骨まで麻酔がかかりますが、虫歯治療の場合は歯までしか麻酔が浸透せず、時に痛みがでることがあるからです。
・抜歯
麻酔のかかり具合がインプラント手術と同じように骨まで浸透するので、痛さは同じくらいでしょう。
・親知らずの抜歯
親知らずの歯は生え方もまっすぐではない場合が多く、抜歯のために歯を分割することもあります。その場合、歯の中の神経まで麻酔が浸透していないと痛みを感じます。
親知らずの麻酔はかかりにくいことが多いのです。
■手術後の痛さはどれくらい
普通のインプラント手術なら、痛み止めを何錠か飲んでいるうちに痛みは治まる患者さんが多いです。
■インプラント補助手術を併用した場合
骨の厚みや幅が足りずに骨を移植するような手術を同時にする場合は、痛みや腫れがある場合があります。
歯茎を切る範囲が広かったり、数か所を切るなど、複数の手術をするので数日痛みが残ることもあります。
■術後の痛みを軽減する方法
・痛み止めの服用
麻酔がきれて痛みが出てくる前に痛み止めを飲みます。
痛みが続くようなら、痛み止めの効果がきれそうなときに痛み止めを連続して服用するのもよいでしょう。
・冷やす
24時間までは冷やすと腫れや痛みを軽減できます。
・血液循環がよくなることは控える
アルコールや激しい運動、入浴などで血液の循環がよくなると、痛みがでやすくなります。
・喫煙を控える
タバコを吸うと傷口の治りが遅くなり、治癒に時間がかかり、細菌などに感染する可能性がもでてきてしまします。
なるべく喫煙を控えるようにしましょう。
インプラント治療は多くの人にとって、初めての経験になると思います。
手術というと、とても痛そう、と不安になりがちですが、正しい知識で不安を解消し、メリットの多いインプラント治療を選択肢に加えられるとるといいですね。
2017年05月1日
歯磨きしているときに出血したことはありませんか?
強い痛みもない場合、出血に慣れてしまうこともあるかもしれませんが、歯茎からの出血は歯周病の始まりです。
歯周病についてや、気になる症状などをまとめました。
■歯周病とは
歯周病は細菌によって歯が埋まっている骨が溶けて、歯を失ってしまう病気です。
痛みなどの目立った症状がないまま進行してしまいます。
骨が溶けて歯を支えられなくなる前の初期症状の段階で治療すれば、怖い病気ではありません。
■歯周病の症状
・歯茎の腫れ
健康な歯茎は引き締まったピンク色をしています。
歯周病の侵された歯茎はブヨブヨをして赤く腫れています。
・出血がある
歯磨きをしているときに出血した場合は、歯茎が炎症をおこして腫れている状態です。
歯ブラシの刺激で簡単に出血し、それが続くようなら徐々に歯茎の中の骨も溶け始めるでしょう。
・歯がしみたり、痛い
歯茎が下がることで歯茎で覆われていた象牙質が見えるようになります。象牙質は歯の神経とつながっているので、知覚過敏のような症状がでます。
・歯茎が下がったように感じる
歯茎が下がって歯が長くみえるようになることがあります。
骨が溶けることで歯茎も下がる歯周病の症状です。
・口臭がする
歯周病は口臭が特徴的です。
歯周病菌によって炎症を起こしたり、食べかすがつまりやすくなって口臭が発生します。
・歯が揺れる
歯を支えている骨が溶けるので歯が揺れてきます。
■対処法
・磨き残しがない歯磨き
歯周病菌の住処である歯垢や歯石を残さないことが大切です。
丁寧な歯磨きやデンタルフロスなど補助的清掃用具の使用で、磨き残しのないようにしましょう。
・やわらかい歯ブラシを使用
出血している場合、どのようにして歯磨きしたらいいのか不安に思いますが、刺激の強い、硬い歯ブラシではなく、やわらかい歯ブラシを使用し、歯周病菌を取り除くように歯磨きしましょう。
・歯医者さんで歯石をとる
歯石は普段の歯磨きでは取り除くことができません。
歯医者さんにいって歯石を取り除いてもらうと同時に歯周病の進行具合や治療方法なども聞きましょう。
■歯周病が進行してしまった
5mm以上の歯周ポケットがある場合は、奥までついた歯石を取り除くことができないことがあります。
その場合は歯茎を切り開いて歯石を除去したり、溶けた骨を再生させる手術を行う治療法もあります。
進行具合を診察してもらい、治療方法を歯医者さんと相談しましょう。
歯周病は自覚症状があまりないため、なかなか歯医者さんに通おうという気持ちになりにくい病気です。
しかし、虫歯に次いで歯を失う原因の上位に歯周病はあり、放っておくと歯を失ってしまう怖い病気です。
出血などの症状があったら、必ず歯医者さんに行くようにしましょう。
2017年04月28日
自分の口臭が気になって、人と話すときはガムを噛んだり、コミュニケーションをとるのを躊躇ったりしたことはありませんか。
口臭は気になるけど、自分ではなかなか分かりにくく、他人から口臭を面と向かって指摘されることはないので、ますます気になりますね。
自分の口臭のチェック方法を知って、口臭がある場合は予防するようにしましょう。
■口臭のチェック方法
・舌が白い
赤ちゃんや子ども、健康な人の舌はピンク色をしていますが、口臭がある人の舌は白っぽくなっています。
これは舌苔と言われる細菌の住処なので、清掃するようにしましょう
ドラッグストアなどで舌ブラシが販売されています。
・デンタルフロスが臭う
歯磨きの後に歯間を清掃するために使用するデンタルフロスが悪臭を放っていると口臭があります。
歯肉炎や歯周病などになっていたり、歯茎から出血がある場合は、細菌が炎症をおこしている可能性があります。
■簡単にできる口臭予防法
・においのする食べ物を控える
ニンニクなどのにおいは口臭や体臭の原因になります。
いつも控えるのは難しいですが、人と会う用事があるときなどは、においが強くないものを食べるようにしましょう。
・唾液の分泌を盛んにする
唾液には浄化作用がありますが、口の中が乾いてくると細菌が増え始めてしまいます。
ガムを噛んだりマッサージで唾液の分泌を促すとよいでしょう。
・マウスウォッシュやブレスケアなどを使用する
胃からの臭いにはブレスケア、口の臭いにはマウスウォッシュを使用して、一時的にでも臭いを抑えましょう。
・舌を掃除する
歯磨きの時に忘れずに舌ブラシで舌も掃除しましょう。歯ブラシで舌をこすると傷ついてしまうことがあるので、専用のものを使いましょう。
■歯医者さんで口臭予防できる?
口臭の原因が歯周病や虫歯、または親知らずであることはよくあります。
歯医者さんで適切な治療を受けるのが口臭予防の近道かもしれません。
・歯周病を治療する
歯周病は自覚症状があまりありませんが、口臭の原因になりやすい病気です。
歯周ポケットの中で細菌が繁殖して、口臭が発生したり炎症が起こったりします。
・虫歯を治療する
虫歯で穴が開いた状態の歯には食べかすがつまりやすく、その食べかすが発酵したり、細菌の住処になって口臭の原因となることがあります。
・親知らずを抜歯する
親知らずはまっすぐ生えてくることが少ない歯です。
奥にあるので歯磨きしにくいこともあり、食べかすが溜まったり、炎症がおこりやすくなり口臭の原因になりやすいです。
口臭を感じたり、親知らずが痛むなどがある場合、抜いたほうがよいか歯医者さんと相談してみましょう。
口臭は原因不明と思ってる人もいるかもしれませんが、口の中を清潔にし、食べかすを残さないようにすれば、多くの口臭は気にすることない程度かもしれません。
まずは虫歯や歯周病のチェックのためにも歯医者さんで検診してみましょう。
2017年04月27日
歯を失ったときの治療法としてインプラント治療は一般的になってきました。
ただ、インプラント治療を考えるときに、不安を感じてしまうことが多い方がいると思います。
インプラント治療で失敗しない方法や安全面で注意することなどを知ってインプラント治療をする場合の不安を少しでもなくしましょう。
■インプラントについて
インプラント治療は、虫歯や歯周病、事故やケガなどの様々な要因で歯を失ってしまった箇所に、インプラントを埋め込み人工の歯を被せる治療法です。
周りの歯を削ることなく、噛み心地などを回復させる方法として注目を浴びています。天然の歯と同じような見た目で審美性にも優れています。
■インプラント治療での失敗例
インプラントは外科手術を伴うので絶対に安全、成功する、という保証はありませんが、どのような失敗例があるのか知ると予防できる点もあります。
1.インプラントが埋め入れられない
手術中に骨が薄くてインプラントが埋め入れられないことが判明すると、手術を中止しなければいけません。
2.出血が止まらない
手術中に出血が止まらない場合は、穴をあける際に大きな血管を傷つけてしまったおそれがあります。
3.痛みやしびれがある
手術中に顎の中の神経を傷つけてしまった場合に起こります。
4.インプラントが抜ける
インプラント埋入の手術をして2ヵ月かけて骨とインプラントが結合します。
このときにうまく結合できないとインプラントが抜けてしまいます。
5.治療後にインプラントの周りが腫れる
インプラントの周りに汚れが溜まっていくと炎症が起こり、腫れて痛みがでてきてしまいます。
定期的なメンテナンスを怠った場合は、インプラントが抜けてしまうことにつながります。
■失敗しないために
1.手術前の検査が重要
CTや全身の検査をしっかりと行ったうえでの治療計画を立てることが大切です。
CTをとれば、インプラントを埋め入れる顎の状態や位置や方向などを正確に把握することができます。
2.シュミレーションソフトで確認できる
インプラントを埋め入れる前にシュミレーションソフトで治療計画を説明してくれる歯医者さんだと安心です。
シュミレーションソフトは設計図のようなものでインプラントをどのように顎を埋め入れるのか分かりやすくなります。
3.禁煙する
タバコはインプラントの成功率が下げてしまいます。
なるべくなら禁煙したほうがよいでしょう。
インプラント手術前は100%ではありませんが、治療を受ける前にできることはたくさんありますね。
失敗しないためには歯医者さんの施設選びや手術を受ける人の準備やケア方法などに気を付けてインプラント治療に臨みましょう。
2017年04月26日
歯の石と書いて歯石、これは歯にこびりついて石のように固くなったプラークのことを言います。
この歯石には歯周病などの細菌が住み着いており、歯石をとらずにいると歯周病にかかり、歯が抜けてしまうこともあります。
歯石が歯に付着する原因などをみていきましょう。
■歯石って?
歯にこびりついた石のように固くなった歯垢の塊です。
歯と歯茎の境目などに白く固いものがある場合、それは歯石でしょう。
歯石の中に細菌が住み着き繁殖していくと、歯茎が腫れたり歯周病の原因になったりします。
■歯石を取り除く方法
歯石は歯医者さんに行って除去してもらいますが、歯石の質により通院回数が変わってくることもあります。
1.柔らかい歯石
歯の表面についている歯石は比較的柔らかく、超音波のスケールで歯石を砕いて取り除いていきます。
数ヵ月に1回程度の通院頻度だと、簡単にとることができます。
2.硬い歯石
歯茎の中に付着している歯石は硬く、これらは歯周病の原因になりやすいものです。取り除けるものは超音波のスケーラーや専用の細い器具で取り除いていきます。
治療の際に出血がある場合は、歯石を取り残す場合があるので、出血のない状態になってから歯石除去の治療ができます。
歯に強固にこびりついていたり、出血していたりすると、歯石を取り除くために数回通院しなければならないことがあるでしょう。
■歯石のつきやすい箇所
歯石が溜まりやす箇所があり、そこは歯石になる前に念入りに歯磨きをしたい場所です。
完全とはいえませんが、歯石になる前の歯垢の段階で取り除くことを意識して歯磨きしましょう。
1.下の前歯の裏
唾液がでてくる出口が舌の裏にある箇所です。歯石は唾液の成分で固まりやすくなるので、近くに位置する下の前歯裏は歯石が付きやすい箇所です。
2.上の奥歯の頬側
ここも唾液がでてくる出口の近くなので、歯垢が残ると唾液の成分で歯石になりやすくなります。
3.出血している歯周ポケット
歯石の成分の中に血液があるので、歯周ポケットから出血している人は歯垢と結びついて歯石になりやすい状態にあります。
■歯石がつかないようにするために
1.丁寧な歯磨き
歯垢を48時間、つまり2日間放っておくと歯石になります。
歯垢を取り残さないように、毎日の歯磨きを正しく丁寧にすることが大切です。
2.歯茎を健康に保つ
出血していると歯石が付きやすくなります。
歯茎からの出血は危険信号ととらえて、歯医者さんに行って診察してもらいましょう。
歯石は普段の歯磨きでは取り除くことはできません。
歯石の前段階である歯垢も100%取り除くことはできないので、誰でも歯石は付着してしまいます。
定期的に歯医者さんに通ってクリーニングしましょう。
2017年04月25日
歯を失ったときの治療法に、インプラント治療があります。
インプラント治療が一般的になってきたのは最近のように思いますが、どのような治療法なのでしょうか。
他の治療法として挙げられる、入れ歯やブリッジと違う点はどこでしょうか。
インプラント治療とはどのようなものか、基本的なことをみていきましょう。
■インプラントとは
失った歯の代わりに外科手術でインプラントを顎の骨に埋めて、人工歯を被せる治療方法です。
入れ歯やブリッジを使用していたけれど、不具合を感じた場合の代わりの方法として提案されることもあります。
インプラントを埋め入れて数ヵ月で骨と結合し、その後に人工歯を被せます。
本物の歯のような見た目と、失った歯の機能を回復するなどメリットも多いです。
インプラント治療の場合、自分のイメージに合わせて歯並びや白さなどのバランスを調整することもできます。
■インプラント治療をおすすめする方
・健康な歯が残っている
部分入れ歯やブリッジ治療の場合、健康な歯を大きく削らなければいけません。
削ると歯がもろくなり、ゆくゆくは歯を失うことになりやすいので、健康な歯がある人には、インプラント治療がおすすめです。
・奥歯の歯を欠損した場合
事故ではなく虫歯などが原因で歯を失う場合、奥歯から失っていく場合が多いです。
奥歯は食事などでかかる力が多く残った歯に負担がかかり、連鎖して歯を失うことにつながりやすいです。
残った歯に負担をかけずに治療できるインプラントはおすすめです。
・自己管理できる方
虫歯や歯周病などの菌がいると、骨との結合がうまくいかない場合もあります。
口腔内の環境も大切な事なので、虫歯などの治療をすませ、その後も続けて毎日のケアができる人がよいです。
インプラント治療後も、インプラント周囲炎にならないためや、メンテナンスなどで歯医者さんに通える人でないと、インプラントを長く使用することは難しいでしょう。
・事故などで歯を失った方
虫歯や歯周病ではなく事故やケガの場合は、歯茎などの状態が良く健康な歯も多く残っています。
ブリッジや部分入れ歯は健康な歯を削り、その後も負担がかかります。
若い方は審美性も兼ね備えたインプラント治療がおすすめです。
歯を失った状態のままだと歯茎がやせて、インプラント治療ができなくなってしまうこともあるので、歯医者さんと相談しながら治療方法を早めに選択したほうがよいでしょう。
外科手術をすることなど知らないと不安なこともふえますが、少しでもインプラント治療に興味を持ったら、まずは歯医者さんにカウンセリングに行ったり、説明会などに参加してみるとよいでしょう。
2017年04月24日
急に歯が痛み出して困った、ということは多くの人が経験しているかもしれません。
どうすることもできない歯の痛み、歯医者さんに通えないときや夜中に起こってしまった場合、痛みを少しでも軽減できたら…
今回は我慢できないほど歯が痛くなったときの応急処置などをお伝えします。
■歯が痛むときの応急処置
歯医者さんに行く前にできる、一時的な処置です。
痛みは一時的に収まるかもしれませんが、根本的な解決にはつながらないので、症状が再び現れる前に、必ず歯医者さんに行きましょう。
1.痛み止めを飲む
市販薬でいいので、痛み止めを飲みましょう。
痛さで気分が落ち込んだり食欲や体力がおちるよりも、痛み止めを飲んで楽になったほうがよいです。
2.冷却する
濡らしたタオルや熱冷ましのシートなどで患部を冷やしましょう。
3.詰まってるものを取る
歯の間に挟まった食べかすなどが歯や歯茎を圧迫していることがあります。
丁寧に歯磨きしたり、デンタルフロスを使用したりして、食べかすを取り除きましょう。
4.刺激を与えない
刺激や強い力が歯にかからないように、冷たいものや熱いもの、硬いものなどを避けて食事しましょう。
■歯が痛むときにしてはいけないこと
1.歯を触る
詰まった食べかすを取り除くのは大丈夫ですが、歯を触ったり揺らしたりすると、刺激が加わって痛さが増す場合があります。
歯が痛むときはそっとしておきましょう。
2.飲酒する
一時的に痛みを感じなくなりますが、それは神経が麻痺しているだけで、血のめぐりをよくするので、酔いが覚めたあとに強い痛みに変わってしまいます。
3.入浴する
お風呂に入ると血液の巡りがよくなったり、血圧があがって痛みが強くなる場合があります。
同じ理由で激しい運動も避けましょう。
■原因が歯ではない場合
歯が痛むものの、虫歯や歯周病などの歯が原因ではないことがあります。
原因に合った治療を適切に受けることが痛みを取り除く近道です。
歯を治療したあとも痛みが続く場合は、他の原因も考えてみましょう。
1.副鼻腔炎
副鼻腔炎は鼻の病気ですが、上の奥歯と場所が近いため、歯が痛むことがあります。
副鼻腔炎は抗生物質で炎症が鎮まるので、病院に行って診察してもらいましょう。
2.筋肉の痛み
噛むときに使う筋肉が痛んで、歯に痛みを感じることがあります。
マッサージなどをして筋肉の緊張を取り除きましょう。
3.帯状疱疹
水疱瘡のウイルスが起こす炎症で、強い痛みを感じます。
皮膚科に行きましょう。
4.頭痛
頭痛や脳の病気が原因で歯が痛むことがあります。
脳神経外科に行きましょう。
5.心筋梗塞
心筋梗塞や狭心症などは、歯の痛みのほかに息が苦しくなる、などの症状があります。
循環器科に行きましょう。
歯医者さんに行くまでの応急処置を覚えておくだけでも、心強いですね。
歯の痛みは歯が原因ではないこともありますが、まずは歯医者さんに行って、虫歯や歯周病の治療をしましょう。