2017年01月26日
歯を白くする方法というと歯科医院にいって施術するオフィスホワイトニングが思い浮かびます。
歯科医師や衛生士に歯を診てもらってから、薬剤を塗布する…という、ちょっとハードルが高そうに思えてしまって、悩んでしまいますね。
もっと手軽にホワイトニングできないか調べたところ、ホワイトニング用の歯磨き粉があることがわかりました。
■ホワイトニング専用の歯磨き粉とは?
私たちが普段使っている歯磨き粉の役割は、
・虫歯予防
・口臭予防
・歯周病予防
・歯垢や歯石を取り除き、口腔環境の整備
などです。
主に虫歯や歯周病を予防するために、歯を磨いていますね。
ホワイトニング専用の歯磨き粉はこれらの成分の代わりにホワイトニング成分のある薬を主に配合したものです。
虫歯予防の効果が少なくなってしまうので、ホワイトニング専用の歯磨き粉は普段の歯磨きの仕上げ磨きとして使用したり、週末のみの使用にとどめる、など使い方を工夫しましょう。
■ホワイトニング成分とは?
歯科医院のホワイトニングの薬に配合されているものは、歯を漂白する効果がありますが、その薬品は日本では法律の関係で一般には販売することができません。
ホワイトニング専用歯磨き粉に配合されている薬品は、歯についた汚れを分解して落とすような効果の薬になります。
これは、普通の歯磨き粉に配合されている研磨剤のような、汚れを削って落とすとは違った役割です。
■効果はあるの?
歯の表面についた食べ物やヤニの着色をきれいに落としてくれます。
着色汚れは普段の歯みがきでは完全にとれることはあまりないものなので、効果を感じられると思います。
その人が持つ、本来の歯の白さになる、ということなので、真っ白!という歯になることはできません。
でも、コーヒーやワインなど着色しやすい食べ物を毎日とる人や、喫煙している方は、特に目に見える効果があるでしょう。
■費用はどれくらいかかるの?
普段の歯磨き粉よりも少し高めの設定のものが多いです。
1000~3000円ほど、と考えておきましょう。
歯科医院に行ったときに、おすすめをきいてみたり、気長にいろいろな商品を試すのもいいですね。
毎日使っている歯磨き粉をホワイトニング用のものに変えるだけで、歯が白くなる効果が期待できるなら、使ってみるものよいですね。
ドラッグストアなどで簡単に手に入るのも手軽でうれしいポイントです。
ホワイトニング用歯磨き粉で歯が白くなる心地よさを感じたら、歯科医院やクリニック、ホワイトニング専用バーでホワイトニングするのもいいですね。
2017年01月25日
歯が痛い、歯の調子が悪い…早く歯医者さんに行かなくては悪化する、と分かっていても、実際歯医者さんに行くのは何ヶ月後、ということになったりしますよね。
なぜ歯医者に通うのは敷居が高いのでしょうか?
歯医者=痛み、という図式があることや、口の中というプライベートをさらすこと、歯医者の雰囲気、匂い、音…など、数え上げればきりがなさそうです。
今回は、そんな歯医者に通うのが苦手!という方が、歯医者に行きやすくするためには、なにをすればいいか考えたいと思います。
■怖さを取り除く
カウンセリングを重視している歯医者を選んで予約しましょう。
治療が始まる前にカウンセリングをしてくれるなら、その時に歯科恐怖症であることを伝えると、考慮した治療をしてくれる歯科医院もあります。
歯科恐怖症はデンタルフォビア、と言われる病気です。
幼いころに歯医者で怖い経験をしたり、とても痛かったことが記憶されていたり、気分が悪くなることもあります。
痛みや恐怖を感じにくくするために、笑気麻酔というぼんやりとなる麻酔を使用してくれる歯科医院もあるので、ぜひ相談してみましょう。
■痛みを取り除く
なるべく痛くない治療、を掲げている歯医者を選びましょう。
麻酔を使用してくれる歯医者がよいでしょう。
麻酔をする時の注射が痛かった…と思うでしょうが、最新の歯科治療は麻酔注射の前に、表面の感覚を麻痺させる表面麻酔剤を塗布するので、麻酔注射の痛みも感じないほどです。
また、麻酔の注射針も痛みを感じにくい細いものを使用したり、電動注射器を使用したり、様々な工夫がされているので、痛みが苦手なことを治療時に歯科医師に伝えてみましょう。
■歯医者に慣れる
虫歯のない時でも、虫歯予防のため半年~3か月に1回PMTCを受けましょう。
PMTCで歯石や歯垢を除去したり、歯周病をチェックしてもらい、虫歯にならないような口腔環境を作りましょう。
また、もし虫歯になっても、初期で発見されるため、痛さを感じるほど削らずに済む可能性もあります。
痛みもなく、すっきり気持ちよくなり、さらに歯医者に行くことに慣れてしまえばいいのです。
歯科医院も歯医者に通ってもらうように様々な工夫をしていますね!
残念ながら、虫歯や歯周病は自然治癒することはない病気です。また、歯にこびりついた歯石は歯磨きでは除去できません。
口臭や全身疾患の原因にもなりうり、虫歯だらけの歯ですと清潔感も失われてしまいます。
自分の苦手としていることを意識して、それを気にしないようにしてくれるような歯科医院を見つけて、まずは予約してみましょう。
2017年01月24日
親知らずがズキズキと痛んで、抜かなくてはいけなくなった時…とても怖いですね。
親知らずは一番奥にはえてくる大きな歯なので、抜くのにおおがかりになることもあり、かかりつけの歯医者から口腔外科専門の医院を紹介されることもあります。
抜くことになった親知らず、少しでも痛みを少なくする方法はあるのでしょうか。
■親知らず、なぜ抜かなくてはいけないの?
親知らずは左右上下それぞれの奥歯の奥に一番最後に生えてくる歯です。
4本すべて生えてくる人もいますし、生えてこない人もいます。
問題は、まっすぐ生えてくるケースが少ないことです。
生えてこなかった場合も斜めに生えて痛みが生じたり、炎症が起こったりします。
また、まっすぐ生えても一番奥なので歯磨きしにくく、虫歯になってしまう可能性が高いのです。
しかも親知らずの歯だけでなく、周りの歯も虫歯になってきてしまうので、抜いたほうがいいと言われています。
最近は新しい治療法もでてきて、親知らずを活用するような技術もあるので、そればかり、とは言えませんが、奥歯の痛みの原因が親知らず、というケースは多いです。
■親知らずを抜くなら専門で
歯科医師によっても専門がそれぞれあります。
抜歯は口腔外科分野にあたりますが、大学や研修で抜歯の実習をせずに、違う分野(例えば歯周病や補綴など)を学ぶと、抜歯に関しての腕はなかなかあがっていきません。
親知らずで歯医者に行くなら、『口腔外科』を専門に掲げているところやインプラントで外科治療に特化している歯科医院などを受診しましょう。
■麻酔をかけてもらう
口腔外科の領域に入る治療なので、痛みを感じないように感覚をなくす麻酔は使用します。
それとは別に、笑気麻酔や静脈内麻酔と呼ばれる、意識をもうろうとさせる麻酔も使用できます。
抜くのが難しい症例の場合や全ての親しらずを一度に抜歯する場合などは、全身麻酔を使用します。
生体モニタなどで、血圧や脈拍などの全身状態を管理しているので、安心ですが、持病のある方は必ず担当医に伝えましょう。
■体の調子を万全にする
風邪などで体の調子が万全でないときは、親知らずの抜歯はやめましょう。
親知らずの抜歯した穴は大きな傷口となっているので、細菌に感染しやすい状態です。
風邪や寝不足など免疫力が下がっているときは、傷や腫れがひくのに時間がかかってしまうこともあります。
また、口の中は菌がたくさんいるので、傷口から病気に感染しないように、できるだけ口内を清潔な状態にして抜歯に臨むと、余計な腫れや痛みも出にくいでしょう。
歯が大きい分、痛みや怖さも大きくなってしまいますが、気になる痛みが続くようなら、体調を整えて口腔外科を専門としている歯医者で、抜歯した方がいい場合もあるので、相談してみましょう。
2017年01月23日
冷たいものを食べたとき、強く歯をかみしめたとき、ズキっとする痛みを感じることがありませんか。
痛みがると、虫歯?と思いますが、痛みを感じる原因は虫歯だけとは限りません。
痛みを感じるもう一つの原因に知覚過敏があります。
知覚過敏の症状はどのようなものか、虫歯の痛みとどう違うのか、みていきましょう。
■知覚過敏とは
冷たいもの、すっぱいもの、甘いものなどを食べたときに、歯にしみるような痛みがあると知覚過敏かもしれません。
知覚過敏が起こる原因は、
・歯の表面のエナメル質が傷ついて、ふだんは中で守られている象牙質が表面にでている
・通常、歯茎などで覆われている歯の根の部分が露出している
など、本当は守られているはずの神経などが表にでてきて、痛みを感じてしまうのですね。
■知覚過敏のセルフチェック
知覚過敏の痛みと虫歯の痛みを見分けるためにも、自分でチェックしてみましょう。
・冷たいもの、風があたったとき、など刺激がある時にだけ痛くなる
・短時間で鎮まる
・何か刺激がない限り痛みはない
・歯茎がさがっているように感じる
・歯ぎしりの癖がある
いかがでしょうか。
一つでも当てはまる項目があれば、知覚過敏の可能性があります。
■虫歯の痛み
知覚過敏に比べて、慢性的で常に痛みを感じる症状です
・一時的なものではなく、慢性的に痛む
・痛みが徐々に増していく
・持続性の痛み
・叩くなどの衝撃を与えると痛む
■知覚過敏の治療方法
歯科医院に行って行う治療方法をみていきましょう。
・薬を塗る
知覚過敏専用の薬を塗布します。
・保護する
痛みを感じる部分を保護するようにコーティングします。むき出しになっている部分を覆うようなイメージです。
・レーザーで治療する
レーザーには痛みを鎮静化する作用と
自分でできる治療法としては、知覚過敏用の歯磨き粉を使用する、などが手軽でよいでしょう。
・歯周病の可能性がある場合、歯周病の治療をする
歯周病は歯茎が下がってくる病気です。歯を失う原因の上位にあるほど身近な病気ですが、自覚症状がないため気付いた時には手遅れになっている場合があります。
歯茎がさがると知覚過敏の症状がでやすいため、歯科医院にいって歯周病の可能性を指摘されたら、治療をしましょう。知覚過敏だけでなく、歯周病の治療は歯と歯茎のためにした方がいい治療です。
歯科医院でできる治療法をまとめましたが、行く時間がない場合はとりあえず、知覚過敏用の歯磨き粉を使用してみましょう。
知覚過敏は虫歯と異なり、慢性的な痛みではないので、治療するまでに至らないことが多いのですが、放っておくと歯髄炎という、神経に炎症がおきる深刻な病気になることもあります。
また、知覚過敏だと思っていても虫歯の可能性もあるので、歯科医院に行って診てもらうのが安心です。
2017年01月20日
虫歯が深く進行してしまった場合、歯の神経を抜く、という治療をすることがあります。
歯の神経を抜く治療は長期間にわたりがちですが、どうしてでしょうか?
何に時間がかかっているのか、何をしているのか、調べてみました。
■歯の神経を抜く治療
説明をしてくれる歯科医院ですと安心ですが、口を開けた状態のままで何をされているのか分からない時もありますね。
神経を抜く、という治療の工程はどのような流れなのか、確認しましょう。
1.虫歯部分を取り除く
2.感染してしまった歯の神経を細い道具で除去する
3.神経を除去したら、神経があった空洞部分を消毒する
4.消毒薬を数回取り替えて、殺菌する
5.殺菌された空洞部分に充填用の薬を詰め込む
6.歯の神経の治療が完了したら、歯の上部を完成させる
■回数がかかる理由とは
1.歯の大きさで神経の数が違う
例えば前歯と奥歯では神経の数が違います。
奥歯に行けばいくほど、歯の大きさも大きくなり、歯茎に埋まっている部分も枝分かれし、神経の数も増えます。
治療している歯が奥歯の場合は、より回数がかかるでしょう。
2.神経の形はまっすぐではない
神経の形は、枝分かれしていたり、細い神経が網目のようになっていたり、単純な形ではありません。
また、神経が先端で曲がっていても、除去や消毒で使用する器具はまっすぐなものなので、操作が困難になります。
3.目で見えない
歯の奥にある神経の治療は目視することができません。
また、他の神経を傷つけないようにするため、操作はゆっくりと慎重なものになります。
■1回目の治療が重要
神経の治療の多く、90%以上は3回以内で治療が終わるといわれています。
初めての根の治療はシンプルなので、時間や通院回数もかかりません。
しかし、やり直しの神経の治療は何回も、場合によっては6回以上通わなければいけないのです。
すでに充填してある薬を丁寧に取り除き、また念入りに消毒しなければいけません。
痛みや膿がでた時には、神経の先に病巣があったり、顎まで炎症が広がっている場合もあり、さらに消毒や治療に時間がかかってしまうのです。
■回数を重ねても痛みがひかない場合
一度、神経の治療に失敗し、膿がでるようになると、治る確率は半分ほどになってしまいます。
神経の形は複雑なので、菌が入り込んでしまうと、いくら消毒や治療をしても、神経に巣くっている菌を完全には除去できない状況になるのです。
その場合の最終的な治療方法があります。
1.歯茎から切開
歯からの治療では見えない、複雑で治療困難な場合に、歯茎から膿を取る方法です。
上にセラミックのように自費診療で被せた被せ物がある場合も、被せ物を壊さなくてすむ方法です。
2.抜歯して戻す
奥歯など、歯茎を切開して治療するには困難な場所の場合、歯を一度抜き、膿を取り除き、神経の先をきちんと消毒し、また戻します。
条件があえば、歯が再びくっつくことができる性質を利用した治療法です。
歯の神経は痛みを感じるだけでなく、歯に栄養を運んだり、衝撃から守ったり、様々な役割があります。
その役割を失ってしまった歯は、もろくなってしまい寿命は短くなり、いずれ抜けてしまいます。
ダイヤモンドよりも価値があるといわれている歯、大切に使っていきたいですね。
2017年01月19日
いくら美人で清潔感があっても、口臭があると印象は台無しです。
口臭は顔の一部、という宣伝がありましたが、その通りだと思います。
人と話したり、会ったりするときに、自分や相手、どちらともどうしても気になることの一つです。
この口臭の主な原因は口腔内と胃腸の2つと言われていますが、口腔内の原因の一つに親知らずが関係していることがあります。
どのような場合に関係してくるのかみてみましょう。
■親知らずとは
子どもが成人する年齢に生えてくる、親が知らないうちに生えてくる、ということから親知らずと呼ばれています。
一番最後に生えてくる歯なので、奥歯の一番奥に生えてきます。
一番奥、ということが、口臭の原因につながっています。
■口臭になる原因4つ
1.食べかすが溜まりやすい
一番奥で磨き残しができやすいので、食べカスが溜まり、歯垢がたまりやすくなります。
歯垢1mgの中には細菌が10億いるといわれているので、口臭の原因になります。
2.歯茎から膿がでる
親知らずが生えてくるときに、歯茎が被さったまま生えてくることが多いです。
この歯茎に食べかすが溜まり、膿んできてしまいます。
ここの汚れを歯磨きで除去するのは困難です。
3.親知らず、周りの歯が虫歯になりやすい
食べかすが溜まりやすく、さらに磨きにくい、となれば、虫歯菌の格好の温床となり、虫歯になりやすくなります。
虫歯も臭いを発するので、口臭の原因になります。
4.歯周病になる
親知らずの歯周ポケットは深く、ここにも食べかすが溜まりやすいです。
食べかすがたまり、歯垢、歯石になり、歯周病菌によって歯周病になり、ここからまたさらに悪臭が発せられます。
■口臭対策5つ
歯磨きをしっかりすること、口腔内を清潔に保つことが大切です。
1.歯磨き粉
いつも使用している歯磨き粉よりも効果が高い歯磨き粉があります。
厚生労働省が認可した薬用成分が配合されている歯磨き粉です。
歯茎の炎症を抑えてくれたり、引き締めてくれる効果のあるものです。
歯磨き粉を変えてみるのはすぐに手軽にできますね。
2.小さい歯ブラシ
ヘッドが大きいものではなく、小さいものを使いましょう。大きなものよりも小回りがきき、小さな場所でも入り込んで汚れを落とせます。
小さいヘッドを細かく動かして汚れをしっかり落とすのがポイントです。
3.デンタルフロス
歯と歯の間を掃除する糸で、歯ブラシではかきだせない食べ物のカスを取り除いてくれます。
フロスには糸のものとY字になったものがあるので、自分に合ったものを試してみましょう。
デンタルフロスを使うのが苦手、という人は歯間ブラシが有効です。
4.タフトブラシ
なじみがない名称かもしれませんが、先端が円錐状になっていてヘッドの大きさが1㎝もない小さなブラシです。
歯と歯の間を磨いたり、歯茎に沿って磨いたり、細かい部分を磨くのに最適です。
5.マウスウォッシュ
洗口液を使って殺菌すると口腔内は清潔に保たれます。液体なので、歯ブラシでは届かない部分にもゆき渡ります。
ただ、マウスウォッシュだけでは清潔には保てないので、歯ブラシをしっかりしたうえでの、補助的な役割としてください。
親知らず、虫歯になりやすいだけかと思っていたら、様々なことが原因となり、口臭の元にもなっていたのですね。
親知らずが原因の口臭に関しては、歯を抜くのが一番よいと思いますが、親知らずの抜歯は時として大がかりなものになるので、よく相談してからにしましょう。
2017年01月18日
食事中や歯につきやすいキャラメルなどを食べているときに、詰め物が取れてしまった!
歯医者に行くにも、時間や都合がつかなくて、すぐには歯医者に行けないことも…
そんな時、どうしますか?
今回は歯の詰め物が取れたときに歯医者に行くまでにやっておいた方がいいこと、やってはいけないことをみていきたいと思います。
■詰め物は保管しておく
詰め物が取れてしまうと、ぴったりと歯に戻したくなりますね。詰め物の穴はふさがるし、食事時に食べ物はつまらないし、応急処置としてはよい!と思われがちですが…
歯に戻すのはやめましょう!
ぴったりはまっていない状態での噛み合わせは、詰め物にも歯にも負担となり、歯医者で余計な処置が増えることになってしまいます。
接着剤でつければ、隙間なくくっつくように思えますが、絶対にしないようにしましょう。
また、詰め物が再度外れてしまった場合に、飲み込んでしまうこともあり得るので、詰め物は容器などに入れて、大切に保管しておきましょう。
■歯磨きは念入りに
詰め物が取れた歯は無防備な状態です。
守ってくれるエナメルも質なく、虫歯になりやすくなっています。
また、凹凸ができているので、食べかすもつまりやすくなっています。
虫歯予防の観点からも食べかすをしっかり歯磨きで取り除きましょう。
■詰め物が取れた歯を刺激しない
詰め物を失った歯で物を噛まないようにしましょう。
詰め物がなくなった歯はとても弱い状態です。
穴があいたバランスの崩れた状態なので、力が加わると歯が割れてしまったり、ヒビが入ったりしてしまいます。
また、冷たい物や熱いものなども控えるようにしましょう。
■なぜ、詰め物がとれる?
せっかくしっかりと詰めてある詰め物がとれてしまうのはなぜなのでしょうか?
その原因によっては、歯医者で詰め物を再度接着するだけでは、対処しきれない場合もあります。
詰め物が外れる主な原因は2つあり、
1.虫歯できて、歯の形が変わってしまった
2.欠けたり経年劣化で形が変わってしまった
他にも接着剤が溶けだしてしまった、こともありますが、原因は歯医者に行って診察を受けないと分からないことです。
なるべく早く歯医者を受診しましょう。
■放っておくとどうなるの?
1.虫歯ができる
詰め物が取れた歯は無防備です。
詰め物が取れた箇所はとても柔らかい状態のまま、虫歯菌などの菌がいる口腔内にさらされていることになるので、虫歯になりやすくなります。
2.歯が欠ける
詰め物がない歯で噛んでいると、かみ合わせが合わないため、歯が欠けてきてしまうこともあります。
詰め物を製作するときは、上下の噛み合わせを考慮して作られているので、詰め物のない状態の歯とかみ合わせをしていると、どちらの歯にも負担がかかってしまいます。
歯の詰め物がとれるということは、詰め物の下で虫歯が再発してしまった可能性があります。
放置してしまうと、詰め物が教えてくれた虫歯の可能性だけでなく、無防備な歯の状態でいることになり、新たに虫歯になってしまうこともあります。
絶対にそのままにしないように、なるべく早く歯医者に行きましょう。
2017年01月17日
虫歯になってしまった場合、最近の歯科医院では様々な治療法が選べるようになってきています。
虫歯を削ったあとの詰め物を何にするかを考えた時に、保険診療の金属・プラスチックか自費診療のセラミックか、を選べますが、この2つの違いや耐久年数はどれくらいの違いがあるのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
■セラミックインレーと銀歯の差
被せる素材の違いもそうですが、2つには接着剤や適合の方法の違いがあります。
銀歯のインレーはぴったり接着されているのではなく、かぶさっている状態です。
歯と金属の親和性はないので、歯を大き目に削り、ひっかるように大きく削り、その間に接着剤の役割であるセメントを入れ、くっつけています。
なので、時間が経つとセメントが溶けだし、歯との間に隙間ができ始めて、詰め物が取れたり、虫歯が再発したりするのです。
このことから、銀歯の耐久年数は7年ほどだといわれています。
また、銀歯で使用されている金属の劣化やすり減りとともに、歯との適合性がとれなくなってくることもあります。
歯を大きく削ることや、2次カリエスの確率を考えると、銀歯での治療はまた虫歯になってしまう可能性が高いです。
12674634 – tooth with caries
■セラミックインレーの適合性
セラミック素材の場合は歯との親和性も高く、一体化するようにぴったりくっつきます。
また、セラミック素材で製作する場合はコンピューターを使って形成するので、精度も高く、歯を大きく削らなくても接着できるのが大きなメリットです。
接着剤が溶けだすこともなく、ぴったりとくっついて歯との隙間もできないので、長持ちし、虫歯が再発することはほとんどありません。
■銀歯の適合性
銀歯を製作する際は、ほとんどが手作業です。
なので、歯科医師の技術の差によるところが大きく、患者様の歯に適合するかどうかは実は運次第、といったところがあります。
■セラミックインレーの耐久性
手入れをすれば10年から30年の耐久性があります。
歯科医院での定期検診をしながら、大切につかっていきましょう。
セラミックも強度が上がって耐久性がありますが、強い力には割れてしまう可能性があります。
嚙み合わせである反対側の歯に過剰な負担がかかったり、寝ている間の歯ぎしりなどが強い場合は歯科医師に相談しましょう。
■銀歯の耐久性
銀歯は時間とともに劣化してしまいます。
耐久年数は7年ほどといわれていますが、その前に虫歯になってしまう可能性があります。
劣化するとともに銀歯と歯に隙間ができて、虫歯が再発してしまうのです。
虫歯の治療のために治療した歯の詰め物が原因で、また虫歯になるなんて悲しいですね。
審美性だけではない、セラミックを選ぶ理由がありました。
白さや美しさだけでなく、一生使う自分の歯を長い目で見て治療方法を選び、保険診療だけではなく、自費診療も視野にいれて、自分の歯を守りましょう。
2017年01月17日
虫歯治療を保険ですると、被せ物や詰め物が銀色のものになります。
奥歯が銀歯だらけだと、口を開けて笑ったり、話しているときにも気になってきます。
そこで、審美性も重視した詰め物を白いものにするセラミックインレー、という治療法があります。
セラミックインレーの治療法や、メリットとデメリットなどをみていきたいと思います。
■インレーってなに?
奥歯の虫歯治療の際に、虫歯を削ったあとにはめる詰め物です。
小さな虫歯の場合は虫歯の部分を除去し、インレーを詰め、大きな虫歯などになると詰め物で対応するのは難しくなるためクラウンという被せ物を被せます。
■銀の詰め物の特徴
保険診療で使われる詰め物です。
多くの人がこの、銀の詰め物で小さな虫歯の治療をしています。
費用は安いですが、銀歯が見えてしまい審美性で劣ることや、虫歯の再発の可能性、金属アレルギーの原因など、問題もあります。
■セラミックインレーのメリット
1.審美性に優れている
セラミックは陶器で製作されるので、透明感やツヤなど天然の歯を変わらない質感です。
治療したことを忘れてしまうほど、きれいで自然な仕上がりになります。
2.変色しない
プラスチックと異なり陶器なので、水分を吸収することもなく、年月が経っても変色しません。
また、表面がツルリとしているので、汚れがつきにくく、歯磨きなどを丁寧にすれば汚れが簡単に落ちます。
3.虫歯になりにくい
虫歯治療した歯は、その後に虫歯が再発するリスクが高くなります。
しかし、セラミックインレーの場合、製作過程での精度が高く、また接着剤の性能が良いため、歯とインレーの密着度が高いです。
そのため、虫歯菌が入り込む隙間がなく、再発のリスクがかなり低くなります。
4.歯を削るリスクが減る
一体化しているので、再発でなく、同じ歯で虫歯が新しくできた場合も、詰め物を外すことはほとんどなく、治療できるので、歯にやさしいです。
詰め物を外すと、再度しっかり詰めるために大きく削ることになり、再発や虫歯ができるたびに歯がどんどん小さくなっていってしまうのです。
5.金属アレルギーの心配不要
金属を使っていないので、金属アレルギーの心配がありません。
また、歯や歯茎への影響もありません。
■セラミックインレーのデメリット
1.自費診療である
セラミックインレーは自費診療となるので、費用が高額になります。
削った大きさや歯の大きさなどによるのですが、3~7万円くらいです。
歯科医院によって、価格が異なるので確認しましょう。
2.割れてしまうことがある
奥歯などかみ合わせの力が強い歯では割れてしまったり欠けることがあります。
歯ぎしりや噛む力が強い場合は、マウスピースで防いだり、セラミックの中でも強度がある材料を使用するなどしましょう。
歯は白いのが本来の色なので、口のなかに金属である銀歯が入っていることで、心にも体にもストレスをかけてしまうことがありますね。
銀歯の代わりにセラミックを選ぶこともできるので、治療の際には歯科医院に相談しましょう。
2017年01月13日
第一印象を決める、口元。
その前歯が虫歯になってしまった時に、被せ物として治療に使用されているのが、レジン前装冠です。
聞きなれない言葉ですが、前歯を保険診療で治療するときには使われる方法です。詳しくみていきましょう。
■レジン前装冠とは
前歯から犬歯までの歯が虫歯になったり、何らかの理由で失ってしまったときに、保険が適用される治療で使われる冠です。
中は金属が使われており、外側にはプラスチック素材であるレジンが接着されており、前歯の審美性を損なわないように考慮されています。
■費用はどれくらい?
レジン前装冠は保険が適用されているので、1本5000~7000円くらいです。
これに初診料・診察料・型採りや、虫歯の進行具合によっての治療費がプラスされます。
■レジン前装冠のデメリット
・審美性は少ない
表側は白色ですが、歯本来の透明感や質感がないのでツヤがなく、目立つ場合もあります。
また、裏側には金属が使われているので、金属部分が見える場合もあります。
・変色しやすい
外側に使われているレジンはプラスチックなので、月日が経つと段々と変色していきます。
・歯茎が黒ずんでくる
金属が使われているので、年月が経つと金属が溶けだしてきて、歯茎が黒ずむメタルタトゥ現象が起こります。
・口臭の原因になることも
レジン前装冠で使用されているのは、プラスチックなので水分を吸収します。
中にしみこんだ、食べ物のにおいなどはとれないので、口臭の原因になりうります。
■前歯の治療が必要なケース
前歯は笑顔のキーになる歯なので、治療はなるべくしたくないですが、治療しなければならないケースはどのような場合なのでしょうか。
1.虫歯
大きな虫歯の場合はレジン前装冠で治療します。
初期虫歯だと削った部分の穴をコンポジットレジンで埋めます。
埋め込んだ直後は小さな穴なので見た目も分かりませんが、プラスチックの経年変色により、年月が経つと目立つようになってきます。
2.破損
前歯は顔の一番前にあるのでぶつかったりして破損してしまうこともあります。
ひびなどが入ってしまった場合なども、内部で大きく広がったり、虫歯になってしまっている場合があるので、レントゲンなどで診察してもらいましょう。
3.黒く変色している
歯の神経が死んでしまったり、虫歯が大きく進行していると、歯がくろんずんできます。
まずは治療して、虫歯を取り除き、治療方法を選びましょう。
前歯が虫歯になったり折れたりしたら、笑顔にも自信がなくなりますが、保険診療でも銀歯でなく白いクラウンで治療できるのですね。
保険診療でも、しっかりと治療はできるのが安心ですが、変色や金属アレルギーや歯茎の黒ずみのことを考慮すると、レジン前装冠を装着する前に、歯科医師に相談してみるのも一案です。
また、保険診療ではなく、自費診療の治療も選択肢に加えると、審美性も叶えられる治療ができます。