かわさき歯科医院 院長ブログ

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歯を失ってしまったら 入れ歯とインプラントについて3

2018年03月16日

歯を失ってしまったら?③ ~安心してインプラントにするために~

インプラントは失った歯の機能を回復させる治療法のひとつです。どの治療にもメリットだけでなく、デメリットはつきものです。今回はインプラントのデメリットに焦点を当てながら、安心してインプラント治療を受ける秘訣についてご紹介します。

 

インプラントとは

インプラントとは、失った歯の部分に埋め込む人工の歯根です。進行した虫歯や事故などで歯が折れてしまった場合でも、歯を残すことが可能であれば根の治療後に土台を立てて被せ物(差し歯)を装着することができます。しかし歯を残すことが出来ず、抜歯になってしまった場合、噛む機能を取り戻す治療が必要になります。インプラントはこの部分にインプラント体を埋め込んで根の役目を取り戻し、その上に人工歯を装着して噛む機能を取り戻す治療のことを言います。

 

インプラント体はチタンまたはチタン合金から作られています。このチタン合金は人工股関節の手術などの際に使われる金属で、人体のとの親和性に優れており安全性が確認されています。歯科用インプラントはフィクスチャー(インプラント本体)・アバットメント(人工歯とインプラントをつなぐための連結パーツ)・上部構造(人工歯)という3つで成り立ち、外科手術によって機能を回復させます。

 

機能回復方法には入れ歯やブリッジがありますが、これらの方法はバネをかける歯や土台となる歯に大きなダメージが加わり、のちに失ってしまう可能性が非常に高くなります。インプラントは必要な部位のみ治療を行うため、インプラントを行うことで他の歯がダメージを受けることがありません。これはご自身の歯の健康にとって非常に大きなウェートを占めます。

 

インプラントのデメリットとは

インプラントは天然歯に近い噛む力を取り戻すことができること、審美性に優れていること、そして他の歯に影響がないことが大きな特徴で、将来的な歯の健康を考えると最も優れた治療法と言えます。

 

しかし当然デメリットも存在します。インプラントのデメリットとは

 

・外科手術を伴う

・ごく一部の症例を除き保険適用となるため、高額な費用が必要となる

・入れ歯やブリッジと違い、どこの歯科医院でも治療ができるわけではない

 

入れ歯やブリッジには、上に挙げたようなデメリットがありません。インプラントは外科手術を必要とする処置を伴うため、手術に対する不安や恐怖心を感じるかもしれません。

抜歯だけでも怖いと思う方や、歯科恐怖症の方はなかなか踏み切れないため、インプラント治療が難しいと考えられます。

 

また費用面も大きなデメリットとなります。インプラントは限られたごく一部の症例を除き、全額自己負担となります。費用は歯科医院や地域により異なりますが、インプラント一本当たりの相場は約30~40万円くらいと言われています。また総入れ歯の人用のインプラント「オールオン4」や、上顎の骨が薄い人のための「ザイゴマインプラント」などは、かなり高額な治療費が必要になります。

 

インプラント治療は全ての歯科医院で取り扱っているわけではありません。例えば出先でインプラント治療箇所に何かトラブルが起きた場合、急患として訪れた歯科医院がインプラント治療を行っていなければ対処ができない場合があります。入れ歯やブリッジはほとんどの歯科医院で取り扱っているため対応が可能ですが、インプラントは治療を受けた歯科医院またはインプラント治療を行っている歯科医院しか受けることができません。

 

 

インプラントを安心して受けるための3つのポイント

では安心してインプラント治療を受けるためのポイントはどこにあるでしょうか。

 

・歯科医院選び

インプラント治療を安心して受けるための最大のポイントは、歯科医院選びです。インプラントの実績や症例が多い歯科医院は設備や体制がしっかりと整っています。しっかりとしたカウンセリング、通常の麻酔だけでなく静脈から直接血管に麻酔を入れる「静脈内鎮静法」の導入そして何かアクシデントが起きた場合に備えて、設備の整った病院との連携が取れている歯科医院を選ぶようにして下さい。

特にカウンセリングは患者さんと歯科医院の信頼関係を築く非常に重要な項目です。カウンセリングを重視しているかどうかは大きなポイントです。

 

・費用が明確であること

治療費の内訳を明確にしている歯科医院かどうかも安心材料のひとつです。提示されている費用に何が含まれているのかをきちんと説明してくれる歯科医院を選びましょう。また相場よりも大幅に安い費用や激安を謳っている歯科医院は注意して下さい。特に激安インプラントは粗悪な素材が使われている場合があるため、トラブルの原因になります。

 

・よく知られたメーカーを扱っているかどうか

インプラントは国内外合わせて非常にたくさんのメーカーから発売されています。名前がよく知られているメーカーの場合、引越しなどで別の歯科医院に変わる場合でも取り扱っていることが多く、歯科医院探しもそれほど手間がかからないでしょう。出先などで急なアクシデントが起きても、よく使われているメーカーなら歯科医院を探しやすいでしょう。

 

 

インプラントは非常に優れた治療法

インプラントのデメリットを中心にお話しましたが、インプラントにはデメリットをカバーできる優れた面を持っています。安心して治療を受けるためには歯科医院選びが最も大切です。信頼関係がしっかりと築ける歯科医院を選び、健康で快適な口腔内を取り戻しましょう。

歯を失ってしまったら 入れ歯とインプラントについて2

2018年03月15日

歯を失ってしまったら?② ~入れ歯とインプラントのメリット・デメリット~

歯を失ったら入れ歯しかないのか・・・そう思う方は多いと思います。しかし噛む機能を回復させる治療には入れ歯だけでなく、インプラントという手段があります。入れ歯とインプラント、それぞれどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。どちらの治療法を選択するか迷っている方は是非参考にしてください。

 

 

入れ歯のメリット

入れ歯は取り外し式の義歯で、部分入れ歯と総入れ歯があります。

ここでは部分入れ歯を中心に、入れ歯のメリットについてお話を進めていきます。

 

 

 保険適用のため治療費を抑えることができる

入れ歯の作製は保険が適用されるため、安い費用で入れ歯を作ることが可能です。

 

 治療期間が短い

入れ歯は型取りから完成までの期間が短く最短で10日~2週間ほどで噛む機能を取り戻すことが可能です。ただし本来入れ歯は精密な過程を経て作製します。そのため基本的には1ヶ月ほどで機能を取り戻すと考えたほうがよいでしょう。

 

 本数に制限がない

保険適用の入れ歯には、本数に制限がありません。例えばブリッジの場合、保険適用の場合は2本までと決まりがありますが、入れ歯の場合そのような制限がなく、欠損した本数に関係なく安価で治療できます。

 

 誰でも治療が可能

入れ歯の場合、外科処置を伴いません。そのため持病があったり薬を服用していても治療することができます。またほとんどの歯科医院で取り扱っているため、歯科医院を選ぶこともありません。

 

 

入れ歯のデメリット

では入れ歯のデメリットについてご紹介します。

 

 噛む力が弱い

入れ歯の最大のデメリットは、噛む力が弱いことです。咀嚼力は天然歯に比べて部分入れ歯は20~30%、総入れ歯の場合は10~20%と言われており、いちばん肝心な咀嚼機能に大きな不安が残ります。

特に総入れ歯は作製当初はぴったり合っていても、自分の歯がないことでだんだん顎の骨が痩せてきます。そのため床(ピンク色の部分)と粘膜の間に隙間が生じてガタガタしやすくなります。

 

 歯に負担がかかる(部分入れ歯)

部分入れ歯は歯にクラスプと呼ばれる金具を引っ掛けて使用します。このクラスプをかける歯に負担がかかり、のちに歯を痛める原因になります。

 

 クラスプなどで歯ぐきなどに傷がつく

部分入れ歯のクラスプにより、粘膜が傷つき口内炎になることがあります。

また合わない部分入れ歯を使うことで歯ぐきなどに炎症を起こすことがあります。

 

 

インプラントのメリット

インプラントは外科手術を行い、顎の骨にインプラントを埋入してその上に人工歯を装着することで噛む機能を取り戻します。インプラントの主なメリットは次のとおりです。

 

 天然歯に近い自然な噛み心地

インプラント体を顎の骨に埋め込むことで、歯の根の役割を果たします。そのため天然歯に近い噛み心地を取り戻すことができます。

 

 審美性に優れている

インプラント治療で使われる人工歯はセラミックやジルコニアなど、白くて美しい素材のものが選ばれることがほとんどです。天然歯と並んでもほとんどわからないほど自然な口元に仕上がります。

 

 他の歯に影響がない

インプラント治療の最も優れている点として、他の歯に影響がないことが挙げられます。

入れ歯はバネをかけることで他の歯に負担がかかりますが、インプラントは失った歯部分のみを治療するため、周りの歯は影響を受けません。またインプラント体は顎の骨と結合するため、顎の骨の吸収を抑えることができます。

 

 

インプラントのデメリット

メリットが多いインプラントですが、デメリットも存在します。

 

 保険適用外のため、高額な治療費が必要になる

ごく一部の症例を除き、インプラントは自費治療になります。またオールオン4など、総入れ歯のためのインプラントの場合、相場が約250万円前後と高額となり、保険の総入れ歯と比べると負担が大きくなります。

 

 外科手術を伴う

インプラントは外科手術を必要とします。そのため持病を持っている人や薬を服用している人は、場合によりインプラント治療が難しいことがあります。歯科医師、内科のかかりつけ医とよく相談して下さい。

 

 治療期間が長い

インプラントは顎の骨とインプラント体が結合する期間を要し、最低でも半年はかかります。また部位や症例により、1年くらい治療期間が必要となる場合もあるため、長期間不便を感じることがあります。歯科医院により、即時負荷が可能なインプラントもあり、その日のうちに仮歯が入ることもありますが、全てのインプラントで即時荷重が可能と言うわけではありません。

 

自分に合った治療法を選択することが大切

入れ歯とインプラントのメリットおよびデメリットについてお話しました。どちらの治療も良い面とそうでない面を持ち合わせていますが、咀嚼機能および残った歯の健康を考えると、インプラントのほうが適していると考えられます。

大切なことは、自分に合った治療法を選ぶことです。どちらが適しているのか、歯科医師とよく相談し、噛む機能を取り戻すことが大切です。

歯を失ってしまったら 入れ歯とインプラントについて1

2018年03月14日

歯を失ってしまったら?① 入れ歯とインプラント それぞれの特徴~

虫歯や歯周病などで歯を失った場合、機能回復のための治療として入れ歯、ブリッジ、そしてインプラントがあります。今回は入れ歯とインプラントの特徴についてお話します。

 

 

  • 入れ歯の特徴

入れ歯は失われた歯の形態と噛む機能を回復させるために使う、取り外し式の義歯です。

入れ歯には失った歯の部分に装着する部分入れ歯と、全て歯を失った場合に装着する総入れ歯があります。

部分入れ歯は歯にひっかけるためのバネと失った本数分の人工歯、そして粘膜の役割を持つピンク色の床(しょう)から成り立っています。

総入れ歯は残存歯が一本もない状態を補うための義歯で、上下28本分の人工歯とピンク色の床からできています。

 

 

保険適用の入れ歯は人工歯と床部分が全てプラスチックで出来ており、部分入れ歯のバネは金属素材となります。

いっぽう保険適用外の入れ歯にはバネがないノンクラスプデンチャー、床部分がプラスチックでなく金属素材の金属床デンチャー、その他テレスコープデンチャーなど色々な種類がありますが、保険外の入れ歯の大半は金属床デンチャーです。

 

 

  • インプラントの特徴

インプラントは失った歯の部分に人工歯根であるインプラント体を埋入し、その上に人工歯を装着することで噛む機能を取り戻します。

インプラントは自然な噛み心地と美しい見た目が特徴で、人工歯にはオールセラミックやジルコニアなど、天然歯と変わらない自然な美しい素材が使われます。

ただしごく一部の症例を除き、自費治療となるため治療費が高額になります。

 

  • 入れ歯とインプラントの違い

入れ歯とインプラントの最も大きな違いは、取り外し式か人工歯を装着する固定式かどうかです。

 

入れ歯は外科手術を必要としないため、誰でも治療が可能です。またほとんどの歯科医院で取り扱っている治療法のため、歯科医院を選ぶ必要がありません。

また保険適用のため、治療費を抑えることが可能です。治療期間も短く、技工所にもよりますが型取りから完成まで1~2週間ほどで噛む機能を取り戻すことが可能です。

ただ入れ歯の弱点は、噛む力が弱いことです。天然歯に比べて部分入れ歯は20~30%、総入れ歯は10~20%程度の咀嚼力と言われており、噛む力に問題があります。

 

インプラントは外科手術を必要とするため、持病を持っている方や飲んでいる薬によっては治療が難しい場合があります。そのため入れ歯のように誰でも治療が可能ではありません。また全ての歯科医院で取り扱っているわけではないため、歯科医院を選ぶ必要があります。治療期間も長く、人工歯が装着されるまで半年~1年ほどかかり、その間は歯がない状態のため、不便を感じることがあります(ただし即時負荷やオールオン4などを取り扱っている歯科医院では、即日仮歯が入ります)。

 

 

インプラントの良いところは、天然歯と変わらない噛む力を取り戻すことができることと、他の歯に負担がかからず、残った自分の歯を守るためには最も適した治療法です。

また使用されるインプラント体の素材は純チタンまたはチタン合金がほとんどです。チタンは生体親和性に優れており、金属アレルギーの心配がほとんどありません。

 

  • 自分に合った治療法を選ぶ

入れ歯とインプラントの違いについてお話しました。

どちらも良い面と弱点があり治療法に迷うかもしれませんが、歯科医師とよく相談し、ご自身に合った治療法を選択するようにして噛む機能を取り戻しましょう。

肩凝りの原因はかみ合わせにある?

2018年03月13日

嚙み合わせは、全身の健康に大きく影響します。特に肩凝りは噛み合わせの悪さに深く関係しているのです。肩凝りと噛み合わせの関係性、そして改善の方法について説明します。肩凝りに悩む方、原因はもしかして噛み合わせにあるかもしれませんので参考にしてください。

 

 

噛み合わせが悪いとなぜ肩凝りが起きるのか

では悪い噛み合わせはなぜ肩凝りをはじめとした不快症状を引き起こすのでしょうか。

噛み合わせが悪いと、まず顎の位置がズレます。そして顎のズレは左右のバランスを崩して顔の歪みを引き起こし、全身の歪みも引き起こしてしまいます。そして肩凝りという不快症状を引き起こす原因の一つに、この噛み合わせの悪さがあります。

噛む筋肉は、首や肩と連動しています。そのため噛み合わせが悪くなると筋肉に異常な力がかかるため、血管や神経を圧迫してしまいます。この結果、肩凝りという症状が引き起こされてしまうのです。

 

噛み合わせの悪さを引き起こす原因とは

噛み合わせの悪さを引き起こす原因は顎のズレですが、顎のズレそのものを引き起こす原因はいくつか考えられます。

  • 奥歯の被せ物やアマルガムによる詰め物
  • 奥歯を何らかの理由で失って、そのまま放置している
  • 虫歯や歯周病による噛み合わせの変化
  • 噛み合わせが低い、または高い

 

こういった原因により噛み合わせに変化が起こり、バランスを崩してしまいます。

自分では気が付かない噛み合わせの悪さは、まず口腔内の状態が悪いことがそもそもの原因です。整体やマッサージなどに行って凝りをほぐすと、一時的に症状は改善するでしょう。しかし病的な要因がなく、すぐに肩凝りや頭痛などの症状が起こる場合、口腔内に問題がないかどうかを考えてみる必要があります。

 

 

噛み合わせを改善する治療を行う

噛み合わせの悪さが肩凝りの原因である場合、まずは虫歯や歯周病、合っていない被せ物などの治療を行うことから始めます。また奥歯が欠損し、入れ歯やブリッジを入れるための歯がない場合、インプラントを入れることで噛む機能を回復させます。

 

このような口腔内の疾患を治療したうえで、噛み合わせを改善する治療を行います。

 

 

安定した噛み合わせとは、顎が正しい位置にあることと、噛み合わせがしっかりと一致した状態を言います。「良い噛み合わせ=良い歯並び」というイメージかもしれませんが、良い歯並びが必ずしも「正しい噛み合わせ」というわけではありません。正しい噛み合わせは最初に述べたように、正しい顎の位置で決まります。

 

肩凝りに悩む人は、歯科医院で噛み合わせの確認を

原因不明の肩凝りは、噛み合わせに原因が関係することをお話しました。悪い噛み合わせ

は口腔内のトラブルだけでなく、肩凝りをはじめとした全身の不快症状にも繋がります。

肩凝りに悩む人は、いちど歯科医院を受診して噛み合わせに原因がないかどうかをチェックしてみてはいかがでしょか。

歯を失っても美しく、自然に、そして健康的に

2018年02月14日

男女問わず美しい口元というものは、相手に良い印象を与えるとともに、笑顔に自信を持つことができるのではないでしょうか。入れ歯のバネが見えることに抵抗を感じる方や、歯の色が気になって人前でつい口元を隠す方に知っていただきたい、インプラントとホワイトニングについてのお話です。

 

 

入れ歯やブリッジは保険が効くけれど・・・

ひどい虫歯や歯周病、あるいは事故などで歯を失ってしまった場合、早急に噛む機能を回復させる治療が必要です。そのための治療法として入れ歯、ブリッジ、そしてインプラントがあります。入れ歯とブリッジは保険適用で安価にて作ることができること、そして製作期間も短いため失った噛む機能を早期に回復することが可能です。

しかし審美面や機能面などで、保険適用の入れ歯やブリッジは色々な問題が出てきます。

部分入れ歯の場合、口を開けたときにまず入れ歯のバネが目立ちます。特に前歯にバネがあると、かなり老けた印象を相手に与えてしまいます。噛む機能も弱く、バネをかけた歯にも負担がかかり、将来的にその歯も痛む可能性が出てくることが入れ歯の大きな弱点でしょう。

ブリッジは見た目にはそれほど問題はありません。しかし口腔内の清掃が行いにくく、3つの治療法の中で口臭が最も強く感じられます。またブリッジを支える土台の歯に負担がかかること、奥歯のブリッジは保険適用の場合、金属になるため対合の歯を痛める可能性があることなど、様々な問題点があります。

 

審美面、機能面に優れているだけでなく、他の歯に影響がないインプラント

インプラントはごく一部の症例を除き、自費治療で高額な費用が必要な治療です。そのため保険適用で安価に治療ができる入れ歯やブリッジを考えてしまう人が多いでしょう。しかしインプラントには保険適用の入れ歯やブリッジにはない優れた機能を持つ治療法なのです。

インプラントは外科手術で顎の骨にインプラント体を埋め込み、人工歯を装着して噛む機能を回復させますが、まず審美面にとても優れています。人工歯はセラミックやジルコニアなど、他の歯と調和しやすい色彩であり、自然な美しさを持ち合わせます。

そして天然歯に似た自然な噛み心地であること、そして他の歯に影響がないことは大いに注目すべき点です。

今ある歯を長持ちさせること、そして美しい口元に修復するためにはインプラントが最も適した治療法と言えます。

 

 

さらに美しい口元に仕上げるためのホワイトニング

白く輝く美しい歯は清潔感を与え、好印象を与えてくれます。また笑顔に自信を持たせてくれることから、日常を生き生きと過ごすことができることでしょう。そんな白い歯を作り出すのが「ホワイトニング」です。ホワイトニングには歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングがありますが、インプラント治療と平行して口腔内を審美的にも綺麗な状態にするのなら、インプラントの人工歯のシェード(歯の色、色調)を決める前に、オフィスホワイトニングを行うことがおすすめです。オフィスホワイトニングはいちどに歯を白くする効果があるため、人工歯を装着してからホワイトニングを行うと、人工歯と天然歯に白さの差が出てしまうことがあります。インプラント治療を行いながらホワイトニングを考えている人は、人工歯のシェードを決める前にホワイトニングを行うようにしたほうがよいでしょう。

 

 

インプラントとホワイトニングで口腔内を美しく

インプラント治療やホワイトニングは、審美志向が高い人だけに適した治療ではありません。審美的に美しく仕上げることで、口腔内の健康に対するモチベーションを上げることにも繋がります。口腔内を美しく仕上げ、毎日を生き生きと過ごしましょう。

 

 

歯を失ったらブリッジ?インプラント?

2018年02月13日

虫歯や歯周病などで歯を失った場合、噛む機能を回復させる治療が必要になります。失った噛む機能を補う方法には入れ歯の他にブリッジとインプラントがあります。今回はブリッジとインプラントの違いと、それぞれの特徴をご紹介します。

 

 

ブリッジの特徴とは

ブリッジは失った歯の両隣の歯を土台にして装着する橋のように繋がった人工の歯のことです。噛む力が強いため、しっかりと噛むことができます。

 

・保険適用のため、安価で治療できる

ブリッジは全ての部位において保険適用が可能なため、治療費を抑えることができます。

前歯は表側が白いプラスチック、内側と裏側は金属素材で作製されていますが、臼歯部のブリッジは保険適用の場合、全て金属素材になります。

 

  • 外科手術を伴わない

ブリッジは外科手術を伴いません。支えになる歯がしっかりしていれば、誰でも治療することができます。そのためインプラントのように顎の骨の量に左右されることがありません。

 

  • 治療期間がそれほど長くない

インプラントと比較すると、ブリッジは治療期間が長くありません。保険適用の場合、型取りから10日~2週間ほどで装着することができます。自費の素材の場合はもう少し日数を要しますが、インプラントと比べると治療期間が短いことは大きなメリットでしょう。

 

 

ブリッジのデメリット

次にブリッジのデメリットについてご紹介します。ブリッジの最大のデメリットは、ブリッジを支えるための健康な歯をたくさん削らなければいけないことです。健康な歯を削ることはリスクが高く、歯の寿命を短くする可能性が高くなります。自分の歯を残すことを考えると、選択肢として悩むところでしょう。

また保険適用のブリッジの場合、金属素材を使用するため歯に大きな負担がかかります。咀嚼力は強いものの、特に奥歯の場合、噛む力が強いことと金属素材を使用することから対合の歯を痛める可能性が高くなります。

口臭が強くなりがちなことも、ブリッジのデメリットです。ブリッジは清掃が難しいため、汚れが溜まりやすく口臭の原因になります。

 

 

インプラントの特徴とは

インプラントは顎の骨に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、人工歯を装着して噛む機能を取り戻す治療法です。顎の骨とインプラントがしっかりと結合することで、自分の歯のようにしっかり咀嚼することができます。

 

  • 他の歯に影響がない

インプラントは機能面と審美面ばかりが注目されがちですが、ブリッジや部分入れ歯と異なり、失った部分のみ治療を行うため他の歯に影響を与えません。これは見落としがちなことですが、他の歯の健康や寿命を考えると、失った部分だけを治療することができるインプラントは、他の健康な歯を守る治療でもあると言えます。

 

  • 優れた審美性

インプラントは天然歯のような自然な噛み心地の他に、優れた審美性を併せ持っています。

人工歯はセラミックやジルコニアなどを使用するため、周りの歯と見分けがつかないほど自然に馴染みます。

 

 

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットは、自費治療のため高額な治療費が必要ということです。ごく一部の症例を除き、保険が適用されないため安価で治療ができないことは最大のデメリットです。

またインプラント体を顎の骨に埋め込む外科手術を必要とするため、持病を持っている人はインプラント手術ができない場合があります。誰でも治療できるブリッジと異なり、全ての人がインプラント治療ができるわけでありません。

治療期間が長くなることも、インプラントの問題点のひとつです。顎の骨にインプラントを埋め込んでから結合するまで一定期間が必要であり、その間は歯がない状態で過ごすことになり、不自由を感じてしまうかもしれません。

 

自分に合った治療法を選択し、今後の口腔内の健康を保つことが大切

ブリッジとインプラントの違いについてお話を進めてきました。どの治療もメリットとデメリットはつきものです。大切なことは、しっかり噛むことと、今ある歯を大切にして口腔内の健康を保つことです。どちらの治療法が自分に合っているのか、主治医とよく相談して決めるようにして下さい。

 

怖い病気「歯周病」、ならないためには?

2018年02月9日

歯を失う2大原因は、虫歯と歯周病と言われています。特に歯周病は、歯や歯ぐきだけでなく、全身の健康にも大きく関わる怖い病気です。歯周病になる原因は歯石ですが、この歯石のもとは「歯垢」です。歯石と歯垢が及ぼす影響などについてお話します。

 

全ての元凶は歯垢

まず、歯垢が作られる仕組みについてご説明します。

歯垢は最近ではプラークと呼ばれることが多く、CMなどでも「プラークコントロール」という言葉がよく流れており、耳にしたことがある人は多いでしょう。

歯垢(プラーク)とは食べかすに細菌が繁殖して作り出された、白っぽくネバネバした物質のことです。

歯垢は食べかすの中にある糖分などを栄養分として増殖します。口腔内には非常に多くの細菌が存在し、歯垢1mgの中には数億個の細菌が潜んでいると言われています。

口腔内に虫歯菌が存在すると、歯垢に虫歯菌が棲みつき、酸を放出します。この酸にとって歯が溶かされることで虫歯になります。

また歯周病菌が存在すると、歯垢から毒素を放出し、歯ぐきに炎症を起こして歯肉炎や歯周病を引き起こします。また歯周病が進行すると、やがて歯を支える歯槽骨を吸収して歯がグラグラし、やがて抜け落ちてしまいます。

このように、歯垢は虫歯や歯周病を引き起こす元凶なのです。

 

 

歯石は歯垢が石灰化したもの

いっぽう歯石は、溜まって歯に付着した歯垢が時間とともに石灰化し、石のように硬くなったものです。

歯石は直接毒素などを放出するわけではありません。つまり歯石そのものは悪いものというわけではないのです。しかし歯石の表面は軽石のようにデコボコとしており、歯垢が付着しやすくなっています。そのため新たな歯垢が付くことで歯ぐきに炎症を起こしやすくなります。つまり歯石をそのまま放置することで歯周病を引き起こしやすくなるのです。

なお歯石には、歯ぐきより上に付着した歯石と歯ぐきの下に付着した歯石(縁下)があり、縁下に付着した歯石は重度の歯周病によく見られます。重度歯周病のため抜け落ちた歯の根元には黒っぽい歯石が付着しており、歯周病が進行していたことを物語っています。

 

歯周病の予防や治療には歯石除去が必要

歯を失う2大原因のうち、特に歯周病は虫歯のように痛みを感じずに進行し、気が付けば歯がグラグラになって抜け落ちてしまいます。また糖尿病や脳梗塞、認知症など歯周病と全身疾患の関連性は深く、歯周病の治療および予防が欠かせません。

歯垢は歯石になる前段階である柔かい状態のため、適切なブラッシングやクリーニングで落とすことができますが、硬い歯石は自分で取ることは難しく、尖ったもので無理に取ろうとすると歯ぐきを傷つけてしまいます。定期的に歯科医院で歯石除去を受けることで、歯周病の予防や進行を抑制することが可能です。

 

歯垢を溜めないことが大切

歯石を作り出すもとは歯垢であることをお伝えしました。歯垢は歯石の上に付着することで、特に歯周病を引き起こす大きな要因となります。歯石のもととなる歯垢を溜めないように正しい歯磨きを行うことはもちろん、歯科医院での定期的なクリーニングを受けることが大切です。

 

麻酔といっても色々です。

2018年02月8日

「歯の治療は痛くてイヤ!」「小さい頃の歯科治療がトラウマで歯医者が怖い」など、歯医者に行きたくても受診できない方もいらっしゃるのではないでしょうか。最近では痛みを最小限に抑え、なるべく痛みを感じない治療を行う歯科医院が増えてきました。痛みを感じずに歯科治療が受けられる「無痛治療」と「笑気麻酔」と呼ばれる方法がありますが、このふたつはいったいどのように違うのでしょうか。

 

歯科治療で使われる麻酔について

無痛治療と笑気麻酔の違いについて述べる前に、歯科治療に使われる麻酔について説明しておきます。

痛みを伴う処置や痛みに弱い患者さんには、麻酔を使って治療中の痛みを和らげて処置を行います。

痛みを伴う治療には、通常は局所麻酔が使われます。痛みを緩和する麻酔薬(キシロカイン、シタネストなど)を、電動注射器などで注入しますが、この注射をする前に、表面麻酔と言う軽い麻酔を行います。麻酔効果のあるジェルまたはテープを使って歯ぐきの表面を軽く痺れさせます。その後最も細い針を使い、ゆっくりと麻酔液を注入することで痛みを緩和させます。

ほとんどの場合、この2段階麻酔で痛みを感じることなく治療を行うことができます。

 

 

麻酔が効きにくい人や歯科恐怖症の人向けの麻酔とは

通常の麻酔が効きにくい人や、歯科治療に対して非常に恐怖心を抱く人、パニックを起こしてしまう人には「静脈内鎮静法」または「笑気麻酔」の方法が適しており、どちらもリラックスした状態の中で歯科治療を受けることができます。

 

  • 静脈内鎮静法について

無痛治療は一般的に静脈内鎮静法という麻酔で、点滴を使って鎮静剤を静脈に直接入れる方法です。血管に直接鎮静薬を入れるため、意識が薄れた状態に導きます。意識が薄れて眠っているような状態の中、さらに局所麻酔を使って治療を行なうため痛みを感じることがありません。

また嘔吐反射が強く、口の中に器具が入ると「オエッ」となる人にも効果があります。

 

  • 笑気麻酔について

笑気麻酔とは、笑気ガスと呼ばれるガスを吸入してリラックスする状態へ導いて歯科治療を行う方法です。笑気ガスは「亜酸化窒素」という気体で、このガスを鼻から吸引することで恐怖心や不安が薄れ、リラックスできる効果があります。笑気麻酔は小さな子どもでも使うことができるため、歯科治療が怖くて治療が行いにくいお子さんに対しても有効です。

ただし鎮静効果は静脈内鎮静法よりも弱く、少し痛みを感じることがあります。また鼻から笑気ガスを吸入するため、鼻づまりなど鼻の病気があり、鼻で呼吸することが難しい人には不向きです。

 

 

リラックスして歯科治療を受けましょう

無痛治療と笑気麻酔について違いと特徴をお伝えしました。どちらもリラックス効果があり、歯科治療に対して極度の恐怖心を持つ人やパニックを起こしやすい人などはこのような方法で歯科治療を受けていただくことが可能です。

歯が痛いけど歯医者が怖い、治療の痛みに耐えられないなどの悩みをお持ちの方は、無痛治療を行っている歯科医院をたずねてみるとよいでしょう。

歯科治療にマイクロスコープは必要不可欠です!

2018年02月5日

虫歯や根の治療などの歯科治療は歯科医師が目で確認し、経験と感覚で行われていることがほとんどです。歯科治療は精密な治療を必要としますが、見えていたつもりでも実際は感染部分が残ってしまうことがあり、再発に繋がる可能性が高まります。このようなことを防ぐために、マイクロスコープを使う歯科医が増えています。

 

 

マイクロスコープとは?

マイクロスコープとは、主に脳外科などの医科領域で使用される顕微鏡です。このマイクロスコープは、肉眼では見えにくいものを3倍~30倍程度に拡大して見ることが可能です。このマイクロスコープを歯科治療で使う歯科医院が増えてきました。と言うのもマイクロスコープを使うと、ごく小さな虫歯や歯のヒビなど、肉眼では発見しにくい状態を見つけることが可能になります。また根管治療(根の治療)や被せ物の装着、歯周病治療など幅広い歯科治療領域において、より精密に治療を行うことができることも、マイクロスコープを使った治療の特徴です。

 

 

マイクロスコープを使う治療について

マイクロスコープは主に次のような治療に使用されます。

 

  • 虫歯治療(肉眼では見落としやすいほどごく小さな虫歯、削る部分を最小限にとどめる治療)
  • 根管治療(根の中の細部を確認し、細菌が残っていないかどうかを確認する)
  • セラミッククラウンなどの装着(隙間なく被せ物を装着する)
  • ダイレクトボンディング(歯に直接レジンを盛り、形成するため細かな技術を要する)
  • インプラント(より精密にインプラントを埋入する)

 

歯科治療というのはとても細かい作業です。これまでは歯科医師の技術や経験、そして毎日の治療で培った感覚で治療が行われており、その結果、たくさんの不具合を生じているのが現状です。

肉眼では感染部を取り切れたように見える虫歯も、実際はごくわずかな虫歯の取り残しがあり、その結果治療を行ったにもかかわらずまた歯が痛くなることがあります。

逆に必要以上に虫歯を削り、その結果健康な部分をたくさん失ってしまうことになります。ご存知のように、歯はいちど削ると二度と元には戻りません。削らなくてもよい健康な部分まで削ってしまう可能性が非常に高いということになります。

また根管治療は歯科医師の経験とともに、勘や感覚を頼りに治療が行われることがほとんどです。しかし根の構造は患者さんによりそれぞれ異なり、中には曲がったものや複雑に枝分かれしている形態もあります。このような根の形状の場合、細菌の取り残しに繋がってしまいます。このような勘や感覚による治療だけでは当然取り残しの可能性があり、その結果再発の可能性が高くなります。マイクロスコープを使い、目できちんと確認しながら複雑な根の治療を行うことで、細菌を完全に取り除くことが可能となります。

つまりマイクロスコープは、より正確な診断・再発の防止そして削り過ぎを防ぐためにとても有効な方法なのです。

 

 

精密で高度な治療を行うためにマイクロスコープは必要不可欠

歯科治療においてマイクロスコープを使う理由と必要性についてご説明しました。

これまで「見えていたつもり」で行ってきた治療が、マイクロスコープを使うことで確実な治療、肉眼では見えない微細なレベルまで確認することができます。そのためより精密で、高度な治療を提供することができるのです。

 

 

奥歯の抜歯後、そのままにすると顔の形まで変わってしまう!?|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市

2017年06月13日

奥歯は噛み合わせの面でとても大切な歯です。

かかる力も多く、しっかり噛みしめることで咀嚼や全身バランスが保たれています。

この奥歯を虫歯や歯周病などで失ったり、抜歯したあとに、見えないから…といってそのままにしておくと、顔や体がゆがむなどの悪影響があります。

今回は、奥歯を失ったままにしておくことで影響あることや、抜歯したあとの治療法などをみていきたいと思います。

 

■奥歯を失ったものを放置すると…

・周りの歯への影響

奥歯がなくなると、噛み合わせを補ったり、支える歯がないことで隣の歯が移動してきます。
隣の歯が斜めになると、歯磨きがしにくくなり歯垢が溜めり、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。

 

・歯並びが悪くなる

歯が倒れることや、噛み合わせが深くなってしまうことで、前の歯がだんだん前に倒れて出っ歯になってきます。

 

・発音への影響

歯並びが悪くなることや、奥歯がないことで息漏れするので、発音しにくい音がでてきます。

 

・噛み合わせの歯が伸びる

歯は並んでいたり、噛み合わせがある状態で、歯列が保たれています。奥歯で噛みあう歯がなくなると、対応していた歯が徐々に伸びてきます。

 

・胃腸に負担

食べ物をすりつぶす役目である奥歯の噛み合わせがなくなるので、十分に咀嚼されないまま胃腸へ食べ物がいき、負担がかかります。

 

・顔や体のバランスが崩れる

失った歯を補おうとして片側だけ噛むようになり、筋肉の付き方が違ってきて顔のバランスが崩れてしまいます。

また、噛み合わせが変わると顎の位置も変化し、体がゆがんでくることもあります。

 

■奥歯を失ったときの治療方法

 

・インプラント

インプラントを歯茎に埋め入れて、人工の歯根として使用します。噛む力を自分の歯とほぼ同じように回復させることができ、被せ物の色調や形も自由に選択できるため、機能性と同時に審美性も回復されます。

外科的な手術をしなくてはいけないことや、自費診療となるため治療費が高額になることがデメリットです。

 

・ブリッジ

失ってしまった歯の前後の歯を土台にして、橋渡しをするように被せ物を作る方法です。

土台になる健康な歯を大きく削らなくてはいけないことや、土台となる歯が虫歯などになりやすいことがデメリットです。

 

・部分入れ歯

失った歯の隣の歯にバネをひっかけて、部分的な入れ歯をはめる方法です。自分で取り外しして、お手入れができます。

噛む力が弱くなってしまうことがデメリットです。

 

 

 

見えないからと言って、奥歯を失ったままにしておくと、噛み合わせが崩れて様々なところに影響があります。

機能的にとても重要な奥歯、もし失ってしまったとしても、必ず代わりの歯をいれる治療法を選択しましょう。

個別相談

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんな事でも構いませんので、私達にお話しして頂けたらと思います。
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