予防治療をすることで将来の健康を手に入れましょう

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予防治療をすることで将来の健康を手に入れましょう

2019年07月29日

歯の健康を維持し、生涯ご自身の歯で食事を楽しむためには予防が欠かせません。虫歯や歯周病などから歯の健康を守るために、治療として受診するのではなく、予防として定期的に受診することで歯の健康を守ることを意味します。ところで予防治療は保険適用で受けることができるのでしょうか。

 

 

予防治療の概念とは

昔は歯が痛くなってから歯医者を受診し、悪くなった歯や歯ぐきを治療する「治療型」が主流でした。今では歯やお口の中の健康意識が高まり、それとともに予防治療が少しずつ浸透してきました。

 

とは言え、アメリカやスウェーデンなど海外の国と比べると、日本の予防治療に対する意識はまだまだ低いと言えます。

 

虫歯と歯周病は歯を失う二大原因であり、このような症状が現れてから慌てて歯科医院へ駆け込む患者さんはまだまだ多いのが現状です。歯は失ってしまうと二度と元には戻りません。永久歯は一生ものなのです。定期的に予防治療を受けることは、どんなに高度な治療や最高級の補綴物を装着するよりも効果が高いのです。

 

 

保険で予防治療は受けられるのか?

では予防治療は、保険治療では受けることができないのでしょうか。例えば人間ドックは、体に異常がなくても病気を早期発見することを目的としており、保険適用外となります。

 

歯科における予防治療は、平成28年4月より厚生労働省から「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」という制度が制定されました。この制度に認定された歯科医院では、毎月保険適用で予防治療を受けることが可能です。

内容としては、歯周病の検査や歯石除去、歯のクリーニング、歯周病の安定期治療、子どものフッ素塗布などです。か強診に認定された歯科医院なら、これらの施術が保険適用で毎月受けることができるようになりました。

これに対し、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所に認定されていない歯科医院で保険適用の予防治療を受ける場合、3ヶ月に一度となります。

 

か強診に認定されていない歯科医院で毎月予防治療を受けたい場合は、自費治療となります。自費治療は高いのでは?と思うかもしれませんが、歯科医院によって費用は異なります。

自費の予防治療の場合、内容は患者さんの好みに合わせられます。歯周ポケット数値検査は受けなくても構いません。保険では使えないような薬剤やペーストなども使うことができるため、患者さんの希望を取り入れながら歯科衛生士が口腔内に最も適した施術を行います。

 

 

後悔しないためにも、予防治療は必ず受けましょう

虫歯や歯周病になると、歯を失うスタート地点に立ってしまうことになります。歯を失わないためには予防治療が最も効果的です。

か強診に認定されている歯科医院なら、毎月でもメンテナンスを受けることができます。予防治療に力を入れている歯科医院で歯の健康を維持し、生涯ご自身の歯でお食事を楽しむことが体の健康にも繋がるのです。

失ってから後悔しないためにも、予防治療は必ず受けるようにして下さい。

 

個別相談

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんな事でも構いませんので、私達にお話しして頂けたらと思います。
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