必見!部分入れ歯の臭いの原因
2019年06月25日
部分入れ歯をしていると、会話のたびに「入れ歯が臭っていないか?」と心配になりませんか。部分入れ歯は、被せ物と比べると臭いが付着しやすくなる傾向があります。それはなぜでしょうか。
部分入れ歯が臭いやすい理由とは
食事をするためには、まずしっかりとした歯が必要となります。ところが、虫歯や歯周病などが原因で歯を失ってしまうと、噛む機能を取り戻す治療が必要となります。その機能回復手段の代表的な治療法が、入れ歯です。
部分入れ歯は固定式のブリッジやインプラントと異なり、着脱式の義歯です。取り外してお手入れをする部分入れ歯ですが、臭くなりやすい理由としては、次のような理由が考えられます。
・入れ歯がきれいに洗浄されていない
入れ歯は毎食後ごとに外し、きれいに洗い流しておきます。ところが入れ歯をずっとはめたまま過ごしていると、入れ歯に汚れが溜まって雑菌が繁殖するため、臭いの原因となります。
・プラスチック素材の入れ歯は雑菌が繁殖しやすい
保険適用の入れ歯はプラスチック素材で作られます。プラスチックは細かな傷が付きやすく、そこへ汚れや雑菌が入り込むことで臭いの原因となってしまうことがあります。
・入れ歯のバネをかける歯に汚れがついている
入れ歯のバネをかける歯やバネに食べかすや汚れがついたままにしておくことで、口臭の原因となります。
・しっかり噛めないことによる唾液不足
合わない入れ歯ではしっかり噛むことができません。噛むことで唾液が分泌されて雑菌を洗い流しますが、入れ歯が合っていないとしっかりと噛めず、唾液の分泌量が減って口内の雑菌が繁殖し、入れ歯が臭くなってしまいます。
・入れ歯が割れている
入れ歯は人工物のため、衝撃などが加わると割れてしまうことがあります。また気づかない間にヒビが入っていることもあり、そこへ雑菌が入り込んでしまうことがあります。
入れ歯=臭いと言われないために
入れ歯は使い方により臭いの原因となり、入れ歯=臭いというイメージが選考してしまいます。入れ歯が臭う原因は、汚れが残ることによる細菌繁殖が大半です。
入れ歯が臭わないようにするためには、常に入れ歯とお口の中を清潔にすることです。
入れ歯は毎食後ごとに流水で洗い流し、日に一度は入れ歯洗浄剤を使うことをおすすめします。
また自分の歯を丁寧に磨き、プラークがたまらないようにすることも大切です。特にバネをかける歯は虫歯や歯周病になりやすいため、しっかりと歯磨きをすることと、定期検診を受診することを心がけて下さい。
入れ歯はあなたの体の一部です。快適な毎日を送るためにも、入れ歯とお口の中を清潔に保つようにしましょう。