妊娠中の歯のトラブルに注意して

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妊娠中の歯のトラブルに注意して

2019年06月20日

妊娠中の方は、そうでない方に比べると虫歯や歯肉炎になりやすい傾向があります。お口の中をトラブルから守るためにも、妊娠中から適切な治療を行っておくことをおすすめしますが、妊娠中の方の心配事のひとつに、レントゲン撮影があります。では妊娠中のレントゲン撮影は影響があるのでしょうか。

 

妊娠中にお口の中のトラブルが起こりやすいのはなぜ?

ではなぜ妊娠中は、虫歯や歯肉炎などのトラブルが起こりやすいのでしょうか。考えられる原因のひとつとして、つわりの影響で歯磨きが不十分な状態になってしまうことが挙げられます。

 

つわりは、妊娠に伴うホルモンバランスの変化により起こります。その代表的な症状が、吐き気です。つわりを経験した方はおわかりになると思いますが、あの吐き気に悩まされ、歯ブラシを口の中に入れるだけで気持ち悪くなる方も大勢いらっしゃいます。

 

歯磨きが不十分になると、お口の中に汚れが残ったままとなり、細菌が繁殖してプラークを作ります。プラークは細菌の塊で、虫歯菌や歯周病菌がお口の中に存在すると、そこへ棲みついて酸や毒素を放出し、虫歯や歯肉炎を引き起こしてしまいます。

 

嘔吐が多くなると、胃酸が歯の表面を溶かし、歯質を弱めて虫歯になりやすくなります。

また妊娠初期はホルモンバランスの急激な変化により、非妊娠時よりも歯ぐきが腫れやすくなっているため、歯肉炎になりやすい状態となっています。

 

 

妊娠中のレントゲン撮影は大丈夫?

虫歯になっていないかどうか、また歯肉炎が悪化して歯周炎になっていないかどうか、顎の骨の状態を確認する場合、症状の確認手段として、パノラマレントゲン撮影がよく行われます。よりしっかりとした診断が必要なケースでは、歯科用CTを使うこともあります。

 

ここで妊娠中のレントゲン撮影に不安を感じる方も多いでしょう。特に妊娠初期のX腺撮影は、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼす危険性があるとも言われています。

 

しかし歯科用レントゲン撮影は、医科の胸部や腹部レントゲンに比べ、お腹の赤ちゃんに影響を与えるほどの被爆量ではありません。妊娠中のレントゲン撮影を行うことによるお腹の赤ちゃんへの影響はおよそ2500回の撮影と言われており、それほどの回数のレントゲン撮影を行うことはまずありえません。

 

また撮影時には防護エプロンを装着しますので、心配する必要はありません。

 

 

妊娠中に必要な治療や、お口の中のケアを行っておきましょう

妊娠中のレントゲン撮影への心配が浮かぶでしょうが、それよりも大切なことはお口の中のケアを行い、虫歯や歯肉炎が確認されたらできるだけ速やかに治療を済ませておくことです。体調により、痛みを緩和させるだけの処置や、産後に本格的な治療を行うほうがよいと診断されるケースもありますので、妊娠中に「虫歯かも?」「歯ぐきから出血しているな」などといった症状が現れた場合、悪化させないためにも体調のよい日を選んで歯科医院を受診しておきましょう。

 

またお腹が大きくなる妊娠後期に入る前に、歯石除去やクリーニングを行っておくのもおすすめです。

お口の中の健康管理が、お母さんだけでなく生まれてくる赤ちゃんの口腔ケアにも繋がるのです。

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