その入れ歯はきちんとあなたに合っていますか
2019年06月19日
もし歯を失ってしまって入れ歯になったら、その入れ歯はあなたの噛む機能をサポートするために欠かせないものとなります。つまり、あなたの体の一部となり、体の健康に欠かせないものとなるのです。しかし、入れ歯はただ噛めればいいというわけにはいけません。
では、入れ歯において大切なことはどのようなことなのでしょうか。
きちんと噛める入れ歯であること
噛む機能を回復させる入れ歯ですが、合っていない入れ歯になると痛い、入れ歯が外れる、食べ物が挟まってしまうなど使いにくいと感じてしまいます。
入れ歯とは、本来あった歯を失った代わりに入れる義歯です。そのためきちんと噛み合う入れ歯が作られないと、いつまでたっても噛めない、痛いと苦痛に感じてしまうでしょう。
あなたの入れ歯はきちんと噛むことができますか?
一点でも噛み合わないと全体がおかしくなる
「入れ歯を入れてからしっかり噛めて、快適に過ごせている」場合は、本当にご自身にフィットした良い入れ歯でしょう。歯ぐきにぴったりと合い、噛み合わせに何の違和感もない入れ歯の場合、この先もずっと快適な入れ歯での生活を送ることができると考えられます。
いっぽう、何度調整しても歯ぐきが痛い、噛めない、ズレて入れ歯が落ちるなど、トラブルが多い場合、入れ歯そのものが合っていません。これは作製段階に問題があったのか、いつまでも入れ歯に慣れず、以前の入れ歯を使っている、あるいは入れ歯を外して歯ぐきで噛んでいるなどが考えられます。
入れ歯は噛み合わせがとても重要です。とこか一点でも噛み合わないと、全体の噛み合わせがおかしくなり、いつまでたっても使えない入れ歯となってしまうでしょう。
入れ歯と長く付き合うためには
入れ歯を入れたために食事ができなくなってしまうことは本末転倒です。痛くなく、きちんと噛める入れ歯で生活するためには、きちんと咬合調整を行うことが第一です。
義歯は、使ってみなければわかりません。どこが当たって痛いか、金具は緩くないかなど、納得のいくまで相談をし、調整を行いましょう。
また入れ歯を作り変える際、保険の入れ歯ではどうしても限界があります。自費の入れ歯の場合、保険のものに比べて製作工程が丁寧で、時間をかけて作ります。
また素材も保険のものに比べると格段に優れており、ご自身にぴったりとフィットした入れ歯が作製できるでしょう。
失った歯はもう元には戻りません。新たな義歯は、これから先あなたのお口と体の健康を守るパートナーという欠かせない存在になります。
入れ歯がご自身の体の一部のように馴染むためにも、入れ歯でお悩みの方は、担当医としっかり相談し、納得の行く治療を受けるようにして下さい。