乳歯の生え変わりの時期を詳しく解説

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乳歯の生え変わりの時期を詳しく解説

2019年05月24日

乳歯は永久歯が生えてくると、その短い役目を終えます。では乳歯はいったいどのように生え変わるのでしょうか。また生え変わりの順番はあるのでしょうか。今回は、乳歯の生え変わりについてお話をいたします。

 

 

乳歯の生える時期について

まず、乳歯が生える時期について触れてみます。乳歯の数は上下合わせて20本で、

赤ちゃんによって個人差がありますが、一般的に生後6~7ヶ月ごろから生え始め、3歳ごろに生え揃います。

 

では乳歯の生える順番と名称、おおよその時期をご紹介します。(左側が上顎/右側が下顎)

 

  • 乳中切歯・・・7ヶ月/6ヶ月
  • 乳側切歯・・・9ヶ月/7ヶ月
  • 乳犬歯・・・1歳半/1歳4ヶ月
  • 第一乳臼歯・・・1歳2ヶ月/1歳
  • 第二乳臼歯・・・2歳/1歳8ヶ月

 

乳歯の役割とは

乳歯は、固形物を噛むという咀嚼機能を育てるために存在します。赤ちゃん時代に母乳やミルクで栄養を摂取していたのが、乳歯が生えることによって離乳食が始まり、歯の生え方によって少しずつ固形物を食べる訓練をします。

 

しかし乳歯の役割はそれだけではありません。しっかりと噛んで顎の骨を成長させ、後に生えてくる永久歯を正しい歯列に導くという非常に大切な役目を持っています。永久歯の歯並びは、乳歯時代の咀嚼に大きく影響し、噛み応えのあるものをしっかりと噛むことで永久歯が生えるスペースを確保します。

 

 

乳歯が永久歯へ生え変わる仕組みと順番について

では続いて永久歯が生え変わる順番に移りましょう。

 

  • 第一大臼歯・・・6~7歳/6~7歳
  • 中切歯・・・7~8歳/6~7歳
  • 側切歯・・・8~9歳/7~8歳
  • 第一小臼歯・・・10~11歳/10~12歳
  • 第二小臼歯・・・10~12歳/11~12歳
  • 第二大臼歯・・・12~13歳/11~13歳
  • 第三大臼歯(親知らず)・・・17~21歳

 

 

永久歯は上下合わせて28本あり、親知らずを合わせると、全部で32本です。親知らずは生えてこない人もいるため、通常28本で数えます。

第一大臼歯、第二大臼歯、第三大臼歯(親知らず)は乳歯がありません。そのため生え変わりではなく、新たに生えてくると表現してもいいでしょう。

 

永久歯が生えるためには、永久歯が並ぶ場所が必要です。乳歯は永久歯と比べて根が短いという特徴があります。そのため成長とともに、乳歯が生えていた場所の下から永久歯が押し上げることでグラグラし始め、やがて抜け落ちます。

なお乳歯同様、永久歯の生え変わりの時期も個人差があります。お友達が早く生えているのが気になるかもしれませんが、永久歯が歯ぐきの中にあれば心配することはありません。しかし中には永久歯の欠損も考えられるため、念のためレントゲン撮影を行ってもらうと、その後の対処がしやすいでしょう。

 

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