歯茎が黒ずむ原因は?

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歯茎が黒ずむ原因は?

2019年04月19日

歯茎というのは、健康であればきれいなピンク色をしています。部位によっては赤くなっていたり白くなっていたりするものですが、黒ずんでいる場合は要注意です。何らかの異常が生じている可能性があるからです。ここではそんな歯茎が黒ずむ原因について詳しく解説します。

 

 

被せ物に使われている金属

保険診療では、いわゆる銀歯と呼ばれる金属製の被せ物を装着することがあります。この銀歯というのは、唾液によってその成分が一部溶け出すことがあります。主に銀歯に含まれている銀イオンなのですが、それが歯茎に沈着することで、歯茎の黒ずみを生じさせます。ちなみに、表面がセラミックやレジンであっても、その中の土台に金属が使われている場合も、経年的に金属イオンが溶出して、歯茎を黒ずませることがあります。

被せの下に二次カリエス

 

 

重症化した歯周病

歯周病が重症化すると、歯茎の血行が悪くなることで一見すると黒ずんで見えるようになることがあります。また、歯周ポケット内に黒い歯石などが堆積することで、歯茎からその色が透けて見えて、黒ずみを生じさせることもあります。軽度から中等度の歯周病では、むしろ歯茎が赤く腫れることの方が多いため、黒ずむことは少ないといえます。

 

 

喫煙によるメラニン色素の沈着

日常的にタバコを吸っていると、歯茎に有害な刺激が加わり、メラニン色素が沈着することがあります。それが長い間続いていくと、歯茎の黒ずみとして目立つようになります。また、タバコに含まれるニコチンやタールは、歯茎の血行を悪くし、細胞を弱らせてしまいます。その結果、歯茎の組織全体が弱り、黒ずんだように見えることがあります。ヘビースモーカーの場合は、歯茎の組織が壊死することもありますので要注意です。

 

黒ずみを改善させるには?

歯茎の黒ずみは、患者さんによって原因が異なります。被せ物に使われている金属が原因の場合は、まずセラミックなどのメタルフリー材料に切り替えることが大切です。歯周病が原因の場合は、歯周病そのものを治療することが不可欠です。タバコに関しても、喫煙習慣そのものを見直さなければ、症状の改善は見込めません。

 

 

まとめ

このように、歯茎が黒ずむ原因は、歯科用金属、歯周病、喫煙習慣の3つが挙げられます。今現在、歯茎の黒ずみで悩まれていて、これらのいずれかに当てはまる場合は、まず歯科を受診しましょう。歯科医院では、これらの原因を取り除くために、最善と言える方法を提案してくれます。まずは、歯茎の黒ずみの根本的な原因を除去することが大切です。

 

 

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