ガミースマイルの原因は?遺伝するの?
2019年03月27日
ガミースマイルに悩まされている方は、どこに根本的な原因があるのか知りたいことかと思います。ガミースマイルというのは、歯茎が目立ちやすい症状ですが、一概に歯茎だけが原因とは言い切れません。ここではそんなガミースマイルの原因について、詳しく解説します。
口腔周囲の筋肉に原因があるケース
私たちのお口の周りには、口輪筋を始めとした口腔周囲筋が存在しています。これらが正常に働くことで、口を開いたり閉じたり、あるいはいろいろな表情を表したりすることが可能となっています。そんな口輪筋などが発達し過ぎているケースでは、口が大きく開くことでガミースマイルの症状が現れることがあるのです。つまり、口を大きく開けることができるので、笑った時などに歯茎の見える範囲も大きくなるのです。こういったケースでは、黒空周囲筋の働きをコントロールすることで、ガミースマイルの症状を緩和できることがあります。
歯茎が発達しているケース
上顎の歯茎が発達し過ぎて、歯に覆い被さっている場合もガミースマイルの症状を呈することがあります。あるいは、歯が短い場合も相対的に歯茎が目立つことがあります。こういった原因もガミースマイルでは珍しくありません。
骨格に異常があるケース
骨格的な異常があるケースでも、ガミースマイルの症状を呈することがあります。例えば、上顎の骨が発達し過ぎて縦に長い場合や、前方に突出している場合などは、結果的にガミースマイルとなることがあります。こうしたケースでは、出っ歯や噛み合わせの異常を併発していることが多いといえます。
ガミースマイルは遺伝するの?
ここまで、ガミースマイルの原因について解説してきましたが、もうひとつ気になるポイントとして「遺伝」がありますよね。身体的な異常というのは、遺伝が関わっていることが多いので、ガミースマイルと遺伝との関わりについて知りたいという気持ちはよく理解できます。そこで結論からいうと、ガミースマイルは遺伝することもあります。
例えば、歯茎や口腔周囲筋がどれくらい発達するか、あるいは骨格の形態などは、ある程度、遺伝によって決められているからです。ただ、それぞれの要素が100%遺伝子によって決められているわけではなく、出生後の生活習慣や食習慣などでも大きく変わってきます。ですので、ガミースマイルにおける「遺伝」という要素は、あくまで部分的なものとお考えください。
まとめ
このように、ガミースマイルにはいろいろな原因が考えられますので、今現在、ガミースマイルにお悩みの方は歯科で診察を受けることをおすすめします。適切な診査を受けることで原因が明確となり、必要となる治療法も定まってきます。