どのあたりに注射をするの?

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どのあたりに注射をするの?

2019年02月12日

歯ぎしりや食いしばりなどの症状に悩まされている方は、ボツリヌス菌による治療がおすすめです。ボツリヌス菌から抽出されるタンパク質を注射するだけで、歯ぎしりや食いしばりといった悪習癖を取り除くことが可能だからです。そこで気になるのがボツリヌス菌注射の安全性ですよね。とくに、どのあたりに注射をするのか知りたい方も多いかと思います。ここではそんなボトックス療法の安全性や注射の部位について詳しく解説します。

 

ボトックス注射は厚生労働省のお墨付き

 

ボツリヌス菌の毒素を活用して行う治療と聞くと、なんだかリスクの高い施術法のように思えますが、実際はそんなことはありません。ボトックス注射自体は、かなり以前から医科の分野でも広く活用されており、厚生労働省の承認も受けています。それは歯科の治療に関しても同じです。ですから、ボツリヌス菌の成分を使ったボトックス注射は、基本的に安全といえますのでご安心ください。

 

 

咬筋に注射する

 

ボトックス注射によって歯ぎしりや食いしばりといったブラキシズムを治す場合、薬剤を投与する部位は咬筋となることが多いです。なぜなら、歯ぎしりや食いしばりというのは、口を閉じる際に収縮する咀嚼筋(そしゃくきん)が強く関連しているからです。とりわけ、咬筋(こうきん)の異常な運動が原因となることが多く、ボツリヌス菌の成分を注射することで症状も改善しやすくなります。ちなみに咬筋というのは、頬骨弓から下顎骨の下縁あたりに分布している筋肉で、咀嚼筋の一種です。比較的浅い部分に位置しているため、ボトックス注射も作用させやすいといえます。

 

 

施術時間はどのくらい?

 

ボトックス注射の施術時間は極めて短いです。注射を打つのは5分程度で終わりますが、事前に表面麻酔を作用させたり、施術後しばらく安静にしていただいたりするなど、診療全体としては30分程度となっています。使用する針も極細のものを使用することが多く、痛みなどはほとんど感じません。

 

 

まとめ

 

このように、ボツリヌス菌による歯ぎしりや食いしばりの治療では、注射針を咬筋付近に刺します。感覚などが敏感な顔面への刺入ということもあって、不安に感じられる方も多いかと思いますが、事前に表面麻酔を作用させたり、極細の針を使用したりするなど、痛みに対する配慮は細かくなされていることが多いのでご安心ください。もちろん、人によっては強い痛みを感じることもありますので、そういった場合は笑気麻酔を活用するなどの対策をとるかと思います。

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