前歯は入れ歯、ブリッジよりインプラントにするほうが良いと考えられます
2018年12月17日
インプラントは、入れ歯やブリッジにはないメリットが多い治療法です。特に前歯は入れ歯、ブリッジではなくインプラントにするほうがメリットは多いと考えられます。ではなぜ前歯を入れ歯やブリッジではなく、インプラントによる治療が適しているのでしょうか。
入れ歯、ブリッジとの違いとインプラントの特徴
同じ噛む機能を取り戻す方法でも、入れ歯とブリッジ、インプラントでは特徴が大きく異なります。まずインプラントは機能面、審美面ともに優れていることが挙げられます。
その他入れ歯、ブリッジは保険適用であること、インプラントは自費治療であることが違いのひとつです。費用面で考えると、保険適用の入れ歯やブリッジのほうが・・・と考えてしまうことでしょう。
しかしインプラントで注目すべき点は、他の歯に影響を与えることなく治療が行えることです。特にブリッジは、健康な両隣の歯をたくさん削らなければいけません。歯をたくさん削ると、土台となる歯の寿命が短くなってしまいます。
また保険の前歯のブリッジは、表側は白いレジンで作られています。レジンは作製当初はきれいな白色ですが、傷がつきやすく劣化しやすいという欠点があります。使っているうちに汚れがついてくるため、黄ばみやくすみが生じてきます。
保険の前歯の入れ歯の場合、目立つ部分に金属のバネがかかります。またバネをかけた歯にダメージがかかりやすく、歯周病などのリスクが高まってしまうなど、バネをかけた歯の寿命に影響してしまいます。
スマイルデンチャーなど自費の入れ歯なら見た目は大きく改善され、バネによる歯のダメージは避けることができますが、噛む力はインプラントと比べると劣ってしまいます。
インプラントは機能性、審美性ともに優れているだけでなく、他の歯に影響を与えることがほとんどなく、他の歯の健康を保つことができることが最大のメリットと言えるでしょう。
前歯をインプラントにするメリットとは?
奥歯に比べて前歯は審美性が大きく影響します。保険のブリッジでは、いずれレジン部分の劣化が起こり、審美面を大きく損ねることが予想できます。そのため数年で再治療が必要となるケースがほとんどです。
前歯をインプラントで治療を行うと、ほとんどの場合人工歯にオールセラミックやジルコニアセラミッククラウンが使われます。この両者は審美性に大変優れており、耐久性に優れているため美しさをキープすることができます。
またメンテナンスをきちんと行えばインプラントを長持ちさせることが可能であるため、再治療を行う確率がグンと低くなります。
しかし前歯は歯を支える歯槽骨が薄いため、インプラントが難しい部位でもあります。高度な技術と設備が整っている歯科医院で臨むことが望ましいでしょう。
インプラント治療を成功させるためにも、前歯のインプラントを検討している方は、インプラントの実績や症例が豊富な歯科医院を選ぶようにするようにして下さい。