歯茎の色が黒いとせっかく歯を白く磨いても効果は半減に・・・
2018年10月4日
どんなに歯が白く輝いていても、歯ぐきが黒ずんでいると、その効果は半減します。歯ぐきの黒ずみの主な原因は、タバコによるメラニン色素の沈着です。では黒ずんだ歯ぐきをきれいにする方法はないのでしょうか。
歯ぐきの黒ずみについて
笑った時に目立ってしまう歯ぐきの黒ずみは、メラニン色素の沈着によるものが原因です。一番に挙げられる原因は喫煙の刺激によるメラニン色素の沈着で、その他の原因として加齢、強すぎるブラッシング、口呼吸による空気の刺激などが黒ずみの原因として挙げられます。
特にタバコによる歯ぐきの黒ずみは顕著に表れ、引き締まったピンク色の歯ぐきと比較すると、タバコによる歯ぐきの黒ずみは不健康で、清潔感を損ねてしまいます。
メラニン色素の生成を抑えるためにはビタミンCが欠かせません。ところが喫煙はビタミンCを壊し、メラニン色素の生成を助長してしまうため、歯ぐきへの色素沈着の原因となってしまいます。
歯ぐきのメラニン色素沈着を改善する方法とは
では黒ずんだ歯ぐきを元に戻す治療法にはどんな方法があるのでしょうか。歯肉の黒ずみを改善する2種類のガムピーリングについてご紹介いたします。
・レーザーによるガムピーリング
歯科用レーザーを使って歯ぐきの黒ずみを取り除く方法です。黒ずんだ歯肉にレーザーを照射して歯肉の色素沈着を除去します。個人差はありますが、1,2回のレーザー照射で効果が現れるでしょう。
施術後は違和感やヒリヒリした感じがあるかもしれませんが、すぐに気にならなくなります。
・薬剤によるケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、歯ぐきに専用の薬剤を塗布し、歯ぐきの黒ずんだ部分を剥離させて取り除く方法です。薬剤を黒ずみに塗り、アルコールを使って中和すると歯ぐきの表面が白くなり、数日後に剥がれ落ち、その後きれいなピンク色の歯ぐきが再生されます。通常1週間程度できれいな歯肉になりますが、メラニン色素が濃い方は数回に分けてケミカルピーリングするほうがよいでしょう。
なお金属の被せ物が原因で起こる歯ぐきの黒ずみ「メタルタトゥー」は、レーザーを使って取り除く方法が多いですが、レーザーできれいに取り除けない場合は歯ぐきの移植が必要になる他、金属の被せ物を取り除いてセラミックなど金属を使わないメタルフリー治療も行う必要があります。
歯ぐきのメラニン沈着が気になる方は歯科医院へ相談を
歯ぐきの黒ずみの改善法についてご紹介しました。きれいな歯ぐきは美しい口元を作り出すために欠かせません。喫煙などにより歯ぐきの黒ずみが気になる方は、いちど歯科医院へ相談してみましょう。またお口の健康や審美性を考慮し、禁煙に取り組むことも大切です。