歯茎が下がってしまうとなかなか元に戻りません。

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歯茎が下がってしまうとなかなか元に戻りません。

2018年09月20日

歯ぐきが痩せてくると歯が長く見え、なんとなく老けた印象になってしまいます。歯ぐきが痩せて下がってくる原因はひとつではありません。今回は、歯ぐきが痩せる原因と、歯ぐきが痩せないための予防法および痩せてしまった歯ぐきの改善法など、歯ぐきをメインにお話いたします。

 

歯ぐきが痩せる原因について

痩せた歯ぐきにお悩みを持つ人は少なくありません。口元は年齢が現れやすいパーツでもあり、歯ぐきが痩せてしまうことは、口元だけでなくお顔全体の印象にも大きく関わります。

歯ぐきが痩せてしまう原因は、次のようなことが考えられます。

・加齢

コラーゲンは肌のハリに欠かせないものとしてよく知られていますが、実は歯ぐきにも深く関わっています。

年齢を重ねると、コラーゲンが減少してハリが失われていきます。歯ぐきを構成している約60%はコラーゲンです。年齢を重ねるごとにコラーゲンが減少し、歯ぐきが痩せて下がってしまいます。

 

・歯周病

歯周病が進行すると顎の骨が吸収され、歯を支える顎の骨の量が減ってしまいます。そのため歯ぐきの位置が下がり、歯ぐきが痩せてしまったように見えてしまいます。

 

・間違ったブラッシング

一生懸命汚れを落とそうと、ゴシゴシと力強く歯を磨いていませんか?歯磨きの目的は汚れをきちんと落として歯周病の元となるプラークを作り出さないことです。いくらゴシゴシと歯を強く磨いても、汚れが落とせていないとやがてプラークが形成され、歯周病の原因となり歯槽骨が吸収されてしまいます。間違ったブラッシングは歯ぐきが下がる原因になります。

 

 

・噛み合わせや悪い歯並び(咬合性外傷)

歯ぐきが痩せる原因の中に、噛み合わせや歯並びがあります。上下の歯の噛み合わせが悪いと、歯槽骨が溶けてしまいます。その結果歯ぐきが下がってしまうことがあります。

このように歯周病ではないのに歯槽骨が溶けてしまうことを、咬合性外傷といい、歯ぐきが下がる原因のひとつと言われています。

 

歯ぐきが下がらないように気を付けることとは?

歯ぐきが下がるいちばんの原因は、歯周病です。間違ったブラッシングを続けているとやがて歯周病に進行し、歯ぐきが下がってしまいます。歯科医院で定期的に歯石除去を行う他、日常のブラッシングの仕方を見直すことで正しいブラッシングへと改善され、歯周病の進行を抑制することが可能になります。

特に寝る前のブラッシングは大変重要です。歯ブラシだけではなく、フロスや歯間ブラシを使って歯間ケアを行うことがとても大切です。

 

また歯ぐきのハリを保つためにも、ビタミンCなどのビタミン類やコラーゲンを積極的に摂取することも、歯ぐき下がりの防止に効果が期待できます。

 

 

下がってしまった歯ぐきの治療法について

歯ぐきはいちど下がってしまうとなかなか元には戻りません。歯ぐき下がりの進行を抑制することは可能でも、元の状態に戻すことは難しいでしょう。

 

下がった歯ぐきを改善する治療法として、「歯肉再生手術」という外科治療があります。痩せてしまった歯ぐきの部分に他の部位の歯肉を移植したり、周りの歯ぐきを引っ張って移動させる治療法です。

また咬合性外傷が原因の場合、噛み合わせを調整する治療を行うこともあります。

 

歯ぐきが下がる原因は様々です。日々のブラッシングを見直すことを最優先に考え、どうしても気になる方はご紹介した外科治療を考慮に入れてみてはどうでしょうか。

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