毎日の飲食で歯の着色は避けられない!できる限り防ぐ方法
2018年09月12日
どんなに毎日きれいに歯磨きを行っても、歯は少しずつ着色しています。では少しでも着色を防ぐためには、普段の生活でどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。
歯磨きをしているのになぜ歯に色素が付いてしまうのか?
白くきれいな歯は清潔感にあふれ、顔全体の表情を引き立ててくれます。しかし飲食により歯の色がくすんでしまうと、笑顔が台無しになってしまいます。また黄ばんだ歯は実年齢よりも老けて見られてしまうことがあり、決してプラスのイメージではありません。
歯の着色をステインと言いますが、ステインの主な原因は、日常の飲食です。つまり毎日飲食をするたびに少しずつ歯に食べ物の色素が沈着してしまうのです。
また嗜好品の中にも着色しやすいものがあり、日常生活を送る上でステインは仕方ないと言えるでしょう。
ステインが付きやすい飲食物や嗜好品とは
ではステインが付きやすい飲食物や嗜好品はどんなものがあるのでしょうか。
・コーヒー、紅茶、ウーロン茶、チョコレート、カレー、ミートソース、赤ワインなどは
ステインが付きやすい代表的な飲食物です。コーヒー、紅茶は毎食後ごとに飲む方もいらっしゃるかもしれません。
このような習慣的飲料は特にステインが付きやすく、気が付けば歯がなんとなく茶色くなっている大きな要因と言えるでしょう。特に赤ワインは非常にステインがつきやすいことで知られています。
・タバコのヤニ
タバコはヤニが付着しやすく、ヤニが付いた歯は茶色く汚れています。ヤニは歯にへばりついているため、歯磨きではなかなかきれいに落とすことができません。タバコは歯の汚れだけでなく、歯ぐきが赤黒く変色し、不健康に見えてしまいます。
ステインをできる限り防ぐことはできるのか
飲食物や嗜好品によりステインが付着することは仕方ありません。そこで少しでも着色を遅らせるために、日常で気を付けるべきポイントをご紹介します。
・食後に水を飲むまたはゆすぐ
コーヒーや紅茶、カレーなど着色しやすいものを口にした後は、とりあえず水を飲むかゆすいで色素を洗い流しておきましょう。
・キシリトールガムを噛んで唾液を出す
唾液をたくさん出すことで、お口の中の乾燥を予防することができます。というのも、お口の中が乾燥すると、着色しやすくなるからです。
しっかり噛むことで唾液は分泌されやすくなります。キシリトールガムは虫歯の心配がありません。食後にキシリトールガムをしっかり噛んで唾液を分泌させるようにしましょう。
・ステイン除去効果のある歯磨き剤を使う
歯磨き剤には色々な種類がありますが、着色を除去する成分が配合されている歯磨き剤を使うことで、ある程度着色のペースを遅らせることが可能です。ステイン除去効果のある成分として、ポリリン酸やシリカが含まれている歯磨き剤を選ぶとよいでしょう。
なお重曹で歯磨きをすると歯が白くなると言われていますが、重曹は研磨力が強いため歯の表面を傷つける恐れがあり、かえって色素を取り込みやすくなる可能性があるためあまりおすすめとは言えません。
なおタバコのヤニは強力なので、上でご紹介した方法では期待できません。歯科医院でクリーニングを受けることで除去するしかありません。
定期的にクリーニングを受けることが最も効果的
歯の着色に気を付けるべきポイントについてお話しました。毎日飲食を行うために起こる着色は仕方ありません。ご紹介したポイントを参考にして、少しでも着色のペースを遅らせるようにするとよいでしょう。
やはり定期的に歯のクリーニングを受けることが最善策です。