おやつの食べすぎは駄目よ・・・という前に。虫歯になりやすいおやつ、なりにくいおやつ
2018年09月4日
子どもだけでなく、大人もおやつが大好きな人は多いと思います。しかしおやつの食べ過ぎは虫歯になりやすいと言われています。ただおやつの全てが歯に悪いわけではありません。
おやつでも、歯に良いおやつと悪いおやつがあるのです。
虫歯の原因となる歯に悪いおやつとは、砂糖がたくさん使われているおやつです。その中でも特に歯にくっつきやすいキャラメルやヌガー系のおやつは砂糖がふんだんに使われている上、歯にくっついている時間が長いため虫歯リスクが非常に高いおやつの代表とも言えます。
また飴や砂糖入りのガム、ミルクチョコレートなどを長時間お口の中に入れておくことも、虫歯を作りやすくしてしまいます。
そして飲み物にも要注意です。小さなお子さんが好む乳酸菌飲料は糖分が非常に多いため、頻繁に飲んでしまうとお口の中が虫歯になりやすい環境になってしまいます。
スポーツをするお子さんがよく飲むスポーツ飲料も、砂糖がたくさん含まれているため摂取の仕方には注意が必要です。とはいえ、スポーツ時の水分補給としてスポーツドリンクは欠かせません。スポーツをするときに限定し、普段の飲み物としてガブガブ飲むことは控えましょう。
では反対に、歯によいおやつとはどんなおやつでしょうか。
甘いもの=虫歯ではありません。虫歯菌が好む糖分は、砂糖です。おやつの中でも砂糖の使用が少ないものや歯にくっつきにくいもの、砂糖以外の甘味料が使ってあるものなどは比較的虫歯になりにくく、歯によいおやつと言えます。
例えばゼリーやヨーグルトはのど越しがよく、お口の中に溜まる時間が短いため、虫歯になりにくいと言えます。意外なことに、シュークリームは砂糖の使用が少ないため、虫歯になりにくいおやつと言われています。
またカカオ含有率が高いチョコレートは、虫歯になりにくいと言われています。ただしホワイトチョコレートやミルクチョコレートは砂糖がたくさん含まれているため要注意です。
チーズやナッツ類、するめいかなどは砂糖が使われていません、また炒った小魚も砂糖が含まれていない上、カルシウムを補給することができるためおやつとしては最適です。
フルーツは甘味がありますが、果物は比較的虫歯になりにくいうえ、体に大切なビタミンCなども摂取できるためおすすめです。
甘いもの全てが虫歯になるわけではありません。虫歯になるから、と甘いものを我慢するとストレスが溜まってしまいます。おやつの中には虫歯になりにくいものがたくさんあります。ご紹介した虫歯になりにくいおやつを参考にしながら、しっかりと歯のケアを行、虫歯から歯を守りましょう。