お子さまの歯並びと矯正治療の必要性
2018年08月27日
大切なお子さまの歯並びが気になる保護者の方は非常に多いと思います。歯並びが悪いと、お子様の将来にどんな影響が出てしまうのでしょうか。また歯列矯正を行うことで、いったいどのようなメリットがあるのかなど、今回はお子さまの歯並びと矯正治療の必要性についてお話をしたいと思います。
お子さまの歯並びや噛み合わせで気になることとは?
お子さまの歯並びは、親御さん自身の歯のことよりも気になるものです。ちょっと前歯が出ていたら出っ歯になりそう、すきっ歯だったら見栄えが悪い・・・など、お子さまの歯並びが気になって仕方がないことでしょう。では親御さんがお子様の歯並びについてどのようなことが気になるのかをまず挙げてみました。
・出っ歯
・ガタガタした歯並び
・受け口(しゃくれ)
・切端咬合
・すきっ歯
・八重歯
・オープンバイト
特に多いお悩みが、ガタガタの歯並びと出っ歯でしょう。どちらも見た目が目立つため、このまま成長したら可哀そう、と思われる歯並びの代表とも言えるかもしれません。
歯並びや噛み合わせが悪いことで起こる悪影響とは?
乱れた歯並びや不正咬合は見た目だけでなく、歯や体の健康にも影響してしまいます。
もし歯列矯正を行わずにいた場合、いったいどのような影響が出てしまうのでしょうか。
・ブラッシング不足によりプラークが蓄積され、虫歯や歯周病の原因になる
・口呼吸になる
・噛み合わせがズレていると、体のバランスが悪くなる
・滑舌が悪くなり、発音が不明瞭になる
このように、歯並びや噛み合わせの乱れは見た目だけなくお口の中の健康や体の健康に深刻な影響を与えてしまいます。
歯列矯正の必要性について
お子さまの歯並びに問題がある場合、歯列矯正を行って正しい歯並びと噛み合わせに改善します。歯列矯正を行うことで、まず見た目が改善され、コンプレックスから解放されます。そのため笑顔に自信を持つことができることから生き生きとした毎日を送ることができるでしょう。
またブラッシングが行いやすくなることから汚れを綺麗に落とすことができるようになります。そのため磨き残しがなくなり、プラークの形成を抑制することが可能となります。
虫歯もそうですが、思春期になると磨き残しが原因で歯ぐきの腫れや出血といった歯肉炎の症状が出やすくなり、将来的に歯周病の心配が出てしまいます。
歯列を整えてお口の中の衛生管理をしっかり行うことが、虫歯や歯周病の予防に繋がるのです。
そして歯列が整うと発音も正しくなり、舌も正しい位置に収まることから悪癖による歯並びの乱れ改善されることが期待できます。
このように歯列矯正を行うことで、歯並びはもちろん体の健康も整えることが可能となります。
お子様の歯列が気になる方は、早めにかかりつけ医か矯正医へ
お子さまの歯並びの乱れは見た目だけの問題ではありません。虫歯や歯周病、体の健康にも影響が及んでしまうことで、将来の歯の寿命が変わってしまう恐れがあります。
一生ご自身の歯で食事を楽しんでいただくためにも、お子さまの歯並びや噛み合わせが気になる方は早めに歯科医院へ相談してみて下さい。