口臭予防にガム!効果的な選び方
2018年06月22日
口臭予防はエチケットおよびマナーであり、人と会う前や食後に口臭はないかどうか気になることでしょう。口臭予防の中でも、ガムを噛むという人は非常に多いのではないでしょうか。今回は口臭予防に効果があるガムについてご紹介します。
口臭予防にガムが効果的なのはなぜ?
ガムを噛むと、まずお口の中にガムの香りや爽快感が広がることですっきりとした感じがします。特にミント系の爽快感は食後の匂いをカバーしてくれる効果があり、ミント系のガムを携帯している人も多いことでしょう。外出先などで食後に歯磨きができないときは非常に重宝するのではないでしょうか。
またガムを噛むと、唾液が分泌されます。唾液はお口の中の細菌を洗い流し、増殖を防ぎます。細菌の増殖は口臭の原因に直結するため、ガムを噛むことで唾液が細菌の働きを抑制するため口臭予防に適していると言えます。
ただしガムを噛んでお口の中の匂いを軽減する効果は20分程度と言われているため、ガムによる口臭予防はあくまでも一時的なものと考えるほうがよいでしょう。
口臭予防効果のガムを選ぶポイント
市販のガムは色々なところで売られており、種類も豊富です。「ガムなんてどれも同じであとは好みの問題」「ガムさえ噛んでいれば口臭予防になる」と考えるかもしれませんが、ガムを選ぶのにもポイントがあるのです。
・成分表に「フラボノイド」「クロロフィル」と記載があるものは消臭効果が高い
・キシリトール配合
・固めの粒ガム
ガムに含まれる成分に消臭作用があるものを選ぶと気になる匂いを一時的に軽減させることができます。
成分表に「フラボノイド」や「クロロフィル」と書かれているものは消臭効果が期待できます。フラボノイドはポリフェノールの仲間と言われており、消臭効果としてよく知られています。市販品では成分表に「○○茶抽出物」と書かれています。
またクロロフィルは植物や海藻に含まれている天然の成分です。成分表では「銅葉緑素」という成分で記載されています。
キシリトール配合ガムも非常によく目にします。キシリトールは虫歯菌を寄せ付けない天然の甘味料で、噛み続けていても虫歯になる心配はありません。また虫歯菌の活動を抑え、その数を減らす働き、そして口内環境を整える働きも持ち合わせています。
できればキシリトールガムは歯科専売のものがおすすめです。というのも、同じキシリトールガムでも市販品と歯科専売品ではキシリトール含有量が異なり、歯科専売のものはキシリトール100%配合であるためです。市販のものはキシリトール以外の甘味料が含まれており、噛み続けることで虫歯リスクが高まる可能性もあるため、値段は少々高くなりますが口臭予防とともに虫歯予防のためにもできればこちらを選ぶことをお勧めします。
なお同じガムでも、フーセンガムは柔らかいため口臭予防としてあまりおすすめできません。固めの粒ガムは噛み応えがあり、唾液の分泌を促します。またフーセンガムには口臭予防に効果的な成分がそれほど含まれていません。口臭予防効果を考えると、どのガムでもよいわけではなく、やはり成分や効果を考えたものを選ぶようにするとよいでしょう。
ガムだけに頼らず、口内ケアをきちんと行いましょう
ガムによる口臭予防は一時的なものです。食後の匂いだけでなく、常に口臭が気になる人はお口の中に根本的な原因があり、ガムを噛むことだけでは改善できないことがほとんどです、口臭の原因には虫歯や歯周病、口呼吸などによる乾燥などが考えられます。毎日の歯磨きはもちろん、歯科医院でチェックし、口内環境を改善しながら補助的にガムを噛むとより口臭予防効果が得られるでしょう。