噛むことはこんなに大事。認知症から子どもの歯並びにも影響します。

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噛むことはこんなに大事。認知症から子どもの歯並びにも影響します。

2018年06月14日

「噛む」という普段何気なく行っている動作が、実は非常に重要な役割をもっていることをご存知でしょうか。「しっかりと噛む」ことは、体や脳の健康と深く関わっているのです。今回は「噛むことの重要性」に着目してみたいと思います。

 

 噛むことの重要性とは

「しっかり噛んで食べましょう」と言われるのには、様々な理由があります。お口の中の健康はもちろん、体の健康、そして美容にも関わる「噛む」ことの重要性をまず挙げてみましょう。

 

・虫歯や歯周病を防ぐ

・口臭を防ぐ

・消化を助ける

・脳の老化や認知症を予防する

・ダイエットを助ける

・顎の発達を促し、歯並びの改善のトレーニングになる

 

ざっと挙げただけでもこれだけの効果を持っています。

まずしっかり噛むと、唾液が分泌されます。唾液には食べ物の残りカスや口腔内の細菌を洗い流す作用があるため、しっかり噛んで唾液を出すことで、虫歯や歯周病の予防になると言えます。

また唾液には再石灰化を促す成分が含まれており、飲食後の脱灰により溶けた歯の表面を修復する大切な役割を持っています。

 

そしてしっかり噛んで唾液分泌を促すことで、お口の中の乾燥を防ぎ、口臭を予防します。

お口の中は非常に多くの細菌が棲みついており、お口の中が乾燥することで口臭の原因になってしまいます。よく噛むことは、唾液分泌のために大変重要なのです。

 

よく噛んで食べることは、消化を助けて胃腸の負担を減らします。そして顎をしっかりと動かすことで、脳への血の循環を促し、お口の周りの筋肉や舌を鍛え、脳を活性化させてくれます。脳が活性化すると、脳の老化や認知症などを防ぐことに繋がることが報告されています。

 

そしてダイエットにも効果を発揮すると言われています。よく噛まず、次から次へと食べ物を口の中へ入れる早食いは、いつまでも満腹感を得られず、つい食べ過ぎて肥満の恐れが出てきます。

よく噛んで食べると満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防止することができます。

これは自然にダイエットにも繋がるため、噛むことは美容にも繋がると言えるでしょう。

 

小さなお子さんの場合、歯並びと顎の大きさは非常に深い関係があります。しっかり噛んで食べることで顎の骨の発達を促し、永久歯が生え揃うために必要なスペース確保のトレーニングにもなります。柔らかいものばかり食べていると顎が発達せず、永久歯が並ぶスペースがなくなって歯並びが悪くなります。

しっかり噛むことは、顎の骨の発達に非常に重要なのです。

 

 

 よく噛むことは、健康的な生活へ繋がります

噛むことの重要性についてお話しました。

しっかり噛んで食べることは私たちの健康な生活の基本です。噛むことでお口の中と脳や体が鍛えられます。また表情も生き生きとして、毎日が笑顔で過ごせることでしょう。

健康な毎日のためにも、しっかり噛んで食べることを意識してください。

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