歯ぎりしりについて
2018年06月11日
寝ている時に無意識に行っている歯ぎしりの原因の一つはストレスと言われていますが、それ以外にも様々な原因が考えられます。この歯ぎしりを改善するためのリラックス法として、寝る前にちょっと工夫をしてみましょう。
歯ぎしりについて
歯ぎしりとは、無意識に歯と歯をこすり合わせたり、歯を噛み締めたりすることです。寝ている間に起きる歯ぎしりは自分では気づかず、家族に指摘されてはじめて気づく人も多いでしょう。この歯ぎしりにはいくつかの種類があります。まずは歯ぎしりのタイプについてご紹介します。
・グライディング・・・歯と歯をギリギリと擦り合わせる動作で、顎や顎の関節に影響が出ることがあります。
・クレンチング・・・歯をぎゅっと強く噛み締めている、いわゆる食いしばりで音はしません。上下の咬合面が擦り減っていることが多いです。
・タッピング・・・上下の歯を合わせてカチカチと鳴らす動作です。
歯ぎしりの原因について
歯ぎしりの原因は様々で、これといった定義がありません。しかし最も大きな要因と考えられているのが、ストレスです。強いストレスを感じた時、人間は無意識に体を揺らすなどの仕草が現れ、歯ぎしりもストレスによって無意識に起こる行動であると考えられています。
何かに集中している時も食いしばりを引き起こしやすくなります。仕事や運動などに集中しているとき、無意識に歯を食いしばっていませんか?クレンチングにあたるこの食いしばりは頭痛や肩凝りの原因にもなります。
アルコールやタバコも実は歯ぎしりを誘発すると考えられています。これらの嗜好品は睡眠の質を下げ、歯ぎしりをしやすい状態を引き起こしやすくなります。
そして歯並びの悪さも歯ぎしりの原因と言われています。歯並びの悪さは噛み合わせも悪いことがほとんどで、不安定な噛み合わせが歯ぎしりを誘発しやすくなります。
歯ぎしりの改善はまずリラックスから。寝る前にこんな工夫を
歯ぎしりを改善するためにもぐっすり眠ることはとても大切です。次にストレスを解消するために寝る前のリラックス法をご紹介します。
・寝る1時間前にはパソコンやスマートフォンを見ない
寝る直前や、横になってからもスマートフォンなどを見ることは、睡眠の質を下げてしまいます。パソコンやスマホの液晶画面は脳を活性化するため、目が冴えて目つきが悪くなってしまいます。できる限り寝る前のパソコンやスマホを見るのを控えましょう。
・寝る前に温かい飲み物を飲む
寝る前に、ホットミルクやココア、ハーブティーなど温かい飲み物を飲むと、体が温まってよい眠りにつくことができます。
・寝る部屋の色調を落ち着いたものにする
寝る部屋を落ち着いた色調にすることもおすすめです。赤や黄色といった刺激の強い色は気分が上がりますが、その反面熟睡を妨げる色調でもあります。
寝る部屋にお勧めの色調は、緑、青、茶色です。カーテンや寝具などに取り入れることで
落ち着いた気分で眠りにつくことができる色と言われています。
これ以外にも枕の高さを工夫したり、アロマを焚くなどが寝る前のリラックス法としてお勧めです。穏やかな音楽を聴きながら寝るのもいいかもしれません。
ストレスを軽減し、質の良い睡眠を
歯ぎしりをそのままにしておくと、口の中だけでなく頭痛や顎など体にも悪影響が出てしまいます。歯ぎしりを改善するためには日常生活でなるべくストレスをためないこと、そして質の良い睡眠でぐっすり眠ることも大切です。寝る前にリラックスする工夫をしてみて下さい。