自覚症状がなくても顎関節症になっているかもしれません。セルフチェックしてみましょう。
2018年06月5日
顎関節症が疑われる代表的な症状として、口を開けるとカクカク音がする、顎が痛いなどが挙げられます。しかし顎関節症の症状はこれだけではありません。自覚症状がないにも関わらず、実は顎関節症になっている可能性があります。そこで今回は顎関節症かどうか自分で調べるチェックポイントをご紹介します。
顎の状態を調べるチェックポイント
特に自覚症状がなくても、以下のような症状にいくつか当てはまる場合は顎関節症になっている可能性があります。
・顎を動かすと痛みを感じ、特に口を開閉するときに痛みがある
・するめなど固い食べ物を噛んだときや長時間会話すると、顎にだるさを感じる
・口が大きく開かず、人差し指から薬指を並べた3本の指を縦にしても入らない
・耳の前や頬、こめかみに痛みを感じる
・頭痛、肩凝りに悩まされている
いくつか当てはまった人は、顎関節症の疑いがあります。特に口を開閉したときに顎に痛みを感じる場合、顎関節症の可能性が高いと考えられます。
生活習慣が顎関節症を引き起こすかも?生活習慣のチェックポイント
顎関節症を引き起こす原因に、実は生活習慣が関わっていると言われています。
生活習慣の中で以下に挙げる項目に当てはまっていませんか?
次に顎関節症を引き起こしやすい生活習慣のチェックポイントをご紹介します。
・就寝中に歯ぎしりをする、または日中無意識に噛み締めていることがある
・同じ側で噛んでいる
・ストレスを感じることが多い
・うつぶせで寝ている
・頬杖をつく癖がある
・起きた時に顎がだるい感じがする
・夜ぐっすり眠れない
いくつか当てはまる人は、今は顎関節症になっていなくても発症しやすいリスクを抱えていると考えられます。
顎関節症の要因はひとつではない
顎関節症の原因は、ひとつだけではありません。いくつかの要因が重なることで顎の関節に負担がかかり、顎関節症を発症すると言われています。
特に歯ぎしりや噛み締めなどは、顎関節症の発症に関わる要因として注目されています。
このような癖は、本人が自覚しないまま無意識に行われる癖のため、なかなか改善が難しいようです。
またストレスも顎関節症の要因と考えられています。なぜストレスが顎関節症に関係するの?と思うかもしれませんが、ストレスを抱えると精神的な緊張を強いられ、無意識に噛み締めや就寝中の歯ぎしりを行い、噛み合わせの悪さとなって現れます。
この連鎖が結果的に顎関節症を引き起こすと考えられています。
自覚症状がある人は、早めに専門医に相談を
顎関節症のセルフチェックをご紹介しました。顎関節症は日常生活から発症することが多く、いわば生活習慣病とも言えます。セルフチェックで当てはまる項目が多かった人は、顎関節症になる可能性が高いと思われるため、日常生活から意識して過ごす必要があるでしょう。
また既に顎が痛い、だるいなどの違和感がある人は顎関節症を発症しているかもしれません。このような自覚症状がある場合、早めに専門医に相談しましょう。