簡単にできる!口臭予防の基本
2018年05月2日
食事の後に歯を磨くのは虫歯予防だけではなく、エチケットの意味合いも持ち合わせています。特に匂いのきつい食べ物を食べた後は、相手に不快感を与えていないか気になるものです。しかし仕事をしていると、ランチの後すぐに歯磨きができないときもあるでしょう。ではランチ後すぐに歯磨きができないときの対策をお伝えします。
口臭対策は「細菌を洗い流すこと」
食後気になるのはまず「匂い」です。特に接客業や営業など、面と向かって人と話す職業にとって口臭は大敵です。そのため常にお口のエチケットに気をつけなければいけません。携帯歯ブラシやガム、マウスウォッシュなどを持ち歩き、パウダールームでサッと口の中をゆすいで匂い対策をすることが望ましいです。
それでもどうしてもランチ後に歯磨きができない場合の対策は次のとおりです。
キシリトールガムを噛む
キシリトールガムを食後に噛むことで唾液の分泌に繋がります。唾液は口腔内の雑菌を洗い流す作用があり、口臭の元となる細菌の増殖を抑えてくれます。
またキシリトールガムは虫歯菌を寄せ付けず、長時間噛んでいても虫歯になる心配がありません。食後のお口の中は酸性に傾いており、虫歯になりやすい状態ですが、キシリトールガムを長時間噛むことで唾液の分泌を促し、酸性状態のお口の中を中和させてくれます。
キシリトールガムをいつも持ち歩くと、もし食後すぐに歯磨きができなくなってもある程度口臭を抑えてくれる効果が期待できます。
なおキシリトールを含んだガムはたくさん販売されていますが、できるだけキシリトール100%のものが望ましいです。
カテキン入り緑茶を飲む
食後に水を飲むのもいいですが、カテキン入り緑茶を飲むとよいでしょう。カテキンは殺菌作用があり、お口の中の細菌の活動を低下させる作用があると言われています。
会議やプレゼンなどの席ではガムを噛むことは好ましくありませんが、カテキン入りのペットボトル緑茶なら持っていても問題はないと思います。
同じ水分補給なら、カテキン入り緑茶を選んで細菌の活動を弱めるほうが得策です。
口臭の原因はお口の中の細菌です。細菌を増殖させず、活動を弱める対策として、まずは上記の方法を試してみて下さい。
歯磨きで最も大切な時間帯は、起床後と就寝前
口臭やエチケットとは別として、歯や口腔内にとっても最も適した歯磨きは、実は食後よりも起床後と就寝前なのです。これは、細菌の繁殖や活動に大きく影響しているためと考えられています。
就寝中は唾液の分泌が少なくなるため、口腔内の細菌が繁殖しやすい状態です。このため寝起きのお口の中は雑菌だらけで口臭もきつくなります。起床後に歯磨きを行い、お口の中の雑菌を減らすことがまず大切です。
そして寝る前にしっかりと歯磨きを行って、できる限り口腔内の雑菌を減らしておくことも重要です。
唾液を減らさず、雑菌を増殖させないことが口臭予防のカギ
お伝えしたように、口臭の原因は唾液不足による細菌の繁殖です。食後すぐに歯を磨けない場合、唾液を分泌させること、そし細菌の増殖を抑えることで口臭をある程度抑えることができます。常にキシリトールガムを携帯し、飲み物はカテキン入りを意識するとよいでしょう。