肩凝りの原因はかみ合わせにある?
2018年03月13日
嚙み合わせは、全身の健康に大きく影響します。特に肩凝りは噛み合わせの悪さに深く関係しているのです。肩凝りと噛み合わせの関係性、そして改善の方法について説明します。肩凝りに悩む方、原因はもしかして噛み合わせにあるかもしれませんので参考にしてください。
噛み合わせが悪いとなぜ肩凝りが起きるのか
では悪い噛み合わせはなぜ肩凝りをはじめとした不快症状を引き起こすのでしょうか。
噛み合わせが悪いと、まず顎の位置がズレます。そして顎のズレは左右のバランスを崩して顔の歪みを引き起こし、全身の歪みも引き起こしてしまいます。そして肩凝りという不快症状を引き起こす原因の一つに、この噛み合わせの悪さがあります。
噛む筋肉は、首や肩と連動しています。そのため噛み合わせが悪くなると筋肉に異常な力がかかるため、血管や神経を圧迫してしまいます。この結果、肩凝りという症状が引き起こされてしまうのです。
噛み合わせの悪さを引き起こす原因とは
噛み合わせの悪さを引き起こす原因は顎のズレですが、顎のズレそのものを引き起こす原因はいくつか考えられます。
- 奥歯の被せ物やアマルガムによる詰め物
- 奥歯を何らかの理由で失って、そのまま放置している
- 虫歯や歯周病による噛み合わせの変化
- 噛み合わせが低い、または高い
こういった原因により噛み合わせに変化が起こり、バランスを崩してしまいます。
自分では気が付かない噛み合わせの悪さは、まず口腔内の状態が悪いことがそもそもの原因です。整体やマッサージなどに行って凝りをほぐすと、一時的に症状は改善するでしょう。しかし病的な要因がなく、すぐに肩凝りや頭痛などの症状が起こる場合、口腔内に問題がないかどうかを考えてみる必要があります。
噛み合わせを改善する治療を行う
噛み合わせの悪さが肩凝りの原因である場合、まずは虫歯や歯周病、合っていない被せ物などの治療を行うことから始めます。また奥歯が欠損し、入れ歯やブリッジを入れるための歯がない場合、インプラントを入れることで噛む機能を回復させます。
このような口腔内の疾患を治療したうえで、噛み合わせを改善する治療を行います。
安定した噛み合わせとは、顎が正しい位置にあることと、噛み合わせがしっかりと一致した状態を言います。「良い噛み合わせ=良い歯並び」というイメージかもしれませんが、良い歯並びが必ずしも「正しい噛み合わせ」というわけではありません。正しい噛み合わせは最初に述べたように、正しい顎の位置で決まります。
肩凝りに悩む人は、歯科医院で噛み合わせの確認を
原因不明の肩凝りは、噛み合わせに原因が関係することをお話しました。悪い噛み合わせ
は口腔内のトラブルだけでなく、肩凝りをはじめとした全身の不快症状にも繋がります。
肩凝りに悩む人は、いちど歯科医院を受診して噛み合わせに原因がないかどうかをチェックしてみてはいかがでしょか。