虫歯の放置は実はとっても危険です。|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年06月9日
虫歯になっても、なかなか歯医者さんに行きたくない…と、予約や通院を先伸ばしにしている人はいませんか。
虫歯を放置していると、徐々に痛みが無くなってくることがありますが、それは虫歯が深く進行した症状です。
虫歯を放置することでどのような影響があるのか見ていきましょう。
■虫歯を放置すると…
・痛みを感じる
虫歯が進行して、神経に近づくと痛さを感じたり、しみたりしてきます。
このように、少しでも痛みを感じた時に、すぐに歯医者さんで診察してもらえれば、虫歯の進行は進まなくてすみます。
・虫歯が神経に達する
細菌が神経に達すると激痛を感じます。
神経まで炎症が及んでいるので、神経を抜く治療をします。歯は神経を抜くと弱くなってしまうので、神経まで細菌がいくまえに治療を終わらせることが大切です。
・歯茎が腫れ始める
神経のつぎに細菌が進むのは根の先の歯茎です。神経の根の先に膿を溜めはじめて、痛みや腫れが出始めます。
膿を取り除くために神経を抜いて根幹治療をしたり、以前治療した根の治療をやり直したりします。
それでも、膿が取り除けない場合は、歯茎を切開して治療します。
・炎症が鼻腔を通る
細菌がさらに広がって、鼻腔にまで及びます。その影響で、副鼻腔炎や頭痛を引き起こします。
鼻の膿を取り除くために、耳鼻科などに行き抗生物質を処方してもらいます。
・顎に感染する
細菌が顎の骨に感染すると骨髄炎という病気になり、顎の骨が腐敗していきます。
発熱や嘔吐などが続き、壊死に至る病気です。
■治療を途中でやめると…
虫歯はより進行して、上記にあげたような症状に進みます。
また、型取りなどの被せ物を作製していても、虫歯がさらに進行したり状況が変わるので、被せ物が合わなくなります。
根の治療である根管治療は、より細菌に感染しやすくなってしまい、膿がたまったり、炎症が奥深くに進みやすくなってしまいます。
■虫歯菌が全身に及ぼす影響
・アレルギーの原因に
細菌が常に体の中にある状態が続くと、アレルギーの原因になり、湿疹や嚢胞という症状が現れることがあります。
・心筋梗塞、脳梗塞の原因に
細菌が血液によって運ばれ、梗塞の原因になることがあります。
免疫力の弱っている高齢者などは肺炎を引き起こすこともあります。
虫歯を放置すると歯だけではなく、体全体に影響がでることもあり、大変危険です。
歯に痛みや腫れが出たときには、虫歯は進行していることが多いので、なるべく早く歯医者さんに行くようにしましょう。
また、治療途中で歯医者さんに通院できなくなっても、同じように虫歯はさらに進行していくので、治療が終わるまで通い続けるようにしましょう。