あれ?歯が伸びた?その原因と対処法をお伝えします。|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年06月8日
ある日、鏡をみていると、なんだか歯が大きくなったような、歯が伸びたような気がしたことがありませんか。
それは歯が大きくなったのではなく、歯茎が下がったことが原因です。
歯茎が下がる原因と治療法を詳しくみていきましょう。
■歯茎が下がる原因
・歯周病
歯周病は歯を支えている骨が溶けていく病気で、骨が溶けるとともに歯茎が下がってきます。
自覚症状がわかりにくい病気ですが、歯を支えられなくなって揺れてくるようになると、すでに重症です。
歯茎が下がるような症状がでてきたら、歯周病かどうか歯医者さんでチェックしましょう。
・歯ぎしり
歯ぎしりは自分では意識しない間に、大きな力が歯にかかっています。
その力は歯を削るだけではなく、歯を支えている骨を揺らして溶かしていってしまい、歯茎が徐々に下がってきます。
・歯磨きで力が強すぎる
歯ブラシを適切な力で磨けている人は意外と少なく、多くの人は力を入れ過ぎている傾向です。
力を入れ過ぎたまま歯を磨くと、歯や歯茎が傷ついてしまいます。歯茎が傷つくと段々下がってきたり、痛みを感じるようになってきます。
・歯並びが悪い
歯並びが悪いと歯茎の間から飛び出たように生えてくることがあります。
外や中に押し出されてた歯はを覆っている歯茎は、年月とともに下がってきます。
・矯正治療
矯正治療で、歯の大きさや歯の並ぶ数と、顎の大きさが合わないまま治療をすすめると、歯茎に歯が並びきらずに、歯が飛び出てきます。
歯並びを治しきれずに歯列から外れてしまった歯は、歯茎に覆われずに歯茎が下がってきます。
■歯茎が下がる対処法
・歯周病の場合
歯周病で溶けてしまった歯を戻すことは難しいですが、溶けた骨を増やす為の外科的な手術をして、骨を再生させることができます。
このことからわかるように、歯周病は予防が大切な病気です。
・歯ぎしりの場合
歯や歯茎に力がかからないようにマウスピースを装着します。
・歯磨きの力が強い場合
ブラッシングの方法を意識して変えましょう。
力を抜いて軽く磨くようにし、毛先も硬めを選んでいる人は普通の硬さに変えましょう。
目安は毛先が1か月で広がってしまわないことです。広がる場合は、力を入れ過ぎています。
・歯並びが悪い/矯正治療中の歯茎の減退の場合
正しく矯正治療できるように診断してもらうことが大切です。顎の大きさと並ぶ歯の大きさなどで抜歯が必要な場合もあります。
初診相談をしている矯正歯科医もあるので、納得がいくまで相談してみるのもいいでしょう。
審美的にも不自然で、このまま歯茎が下がり続けると歯が抜けるのでは…と不安に思うこともあるかもしれません。
骨が完全に溶けているのではなければ、原因に合った対処法を続ければ、歯茎はもとに戻ることが多いので、意識して改善していきましょう。