緊急事態!!歯が欠けた時の状況に応じた治療法|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年06月7日
子どもは周りを見ないで夢中になって走り回ったり、何かに強くぶつかったりすることがよくあります。
その拍子に歯が欠けることは、小さいお子さんがいる家庭なら、いつでも起こりうることですね。
虫歯ではなくて歯が欠けた場合は、適切な処置をすれば場合によって歯は元通りに治ることがあります。
今回は、歯が欠けたときにできる、最善の処置をお伝えします。
■前歯が欠けてしまった
前歯はぶつかった時などに衝撃を受けやすく、欠けてしまうことが多い箇所です。
欠けた症状によって、対処法が異なります。
・歯が欠けた
大きく欠けた場合は破片を保管して歯医者さんにもっていけば、専用の接着剤でつけることができる場合があります。
家庭にある接着剤で自分でくっつけることは、絶対にしないこと!歯の成分が変化してしまい、歯医者さんにもっていっても、接着できなくなってしまいます。
小さい欠けならば、破片などがなくても治療できるので大丈夫です。
・歯が揺れている
歯が脱臼していたり、根っこが折れていることがあります。
歯医者さんでレントゲンを撮影し、動かないように固定します。1か月弱で元にもどることが大半です。
・神経が死んでしまった
大部分が欠けてしまい神経が死んでしまったような場合は、できるだけ神経を残して土台を作り、セラミックなどで被せ物をするようにします。
・歯が抜けた
まだしっかり固定されていない乳歯や、生えたばかりの歯は衝撃に弱く、抜けてしまうことがあります。
慌てずに、
1.牛乳に浸す
2.口に含む
歯は洗わずに、上記のどちらかの方法で保管し、すぐに歯医者さんにいって固定しましょう。
もとの穴に埋め込むとそのまま歯を残すことができることが多くあります。
■奥歯が欠けてしまった
食事中や歯ぎしりしているときに歯が欠けてしまうことがあります。
・虫歯が原因で歯が欠ける
虫歯になると歯がもろくなり、穴のあいたところからどんどん広がってきます。歯医者さんに行って、治療しましょう。
・歯ぎしりが原因で歯が欠ける
欠けた部分が大きいままで歯ぎしりによる力がかかると、歯が割れて神経が死んでしまうことがあります。
欠けた部分を治療したり、被せ物をした後は、マウスピースなどで歯ぎしりによる、歯にかかる負担を軽減しましょう。
■その他
・治療中の歯が欠ける
治療中の歯は噛み合わせのバランスが崩れたり、歯の強度が弱くなっているので、歯が欠けやすくなる場合があります。
治療中の歯で食事をしないようにしましょう。
・セラミック治療した歯が欠ける
セラミックも陶器なので、欠けることがあります。
欠けが小さい場合は整える治療をし、大きく欠けてしまった時は作り直した方がよいでしょう。
歯が欠けてしまうと、保護者の方や周りの人は動揺してしまうでしょうが、慌ててしまわないように、今回の流れを覚えて、歯が元に戻るように処置しましょう。
そして、緊急で対応している歯医者さんやかかりつけの歯医者さんに、すぐに連絡しましょう。