矯正治療における痛みの原因と種類、そして対処法|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年06月1日
歯並びをきれいにしたい、いつも食べかすが挟まって虫歯になりそう、など矯正治療を希望されるかたの理由は様々です。
矯正治療は初めて行う人がほとんどだと思うので、どのようなものなのか、痛みはあるのか、など不安もあるでしょう。
今回は矯正治療の際に感じる痛みについて、とその対処法をまとめてみました。
■痛みの原因
矯正治療は歯を動かす治療です。歯を動かすために、歯を支えている骨も動いていきます。
主にその際に痛みが生じます。
■痛みの種類
・なにもせずとも痛い
装置をつけて数時間すると歯が少しずつ動き始め、そこから痛みに変わってきます。
痛みのピークは1週間ともいわれており、診察で歯につける矯正の装置を付け替えると、また痛みがでてきます。
・噛むと痛い
食事などでものを噛むときに感じる痛みです。
・装置があたる痛さ
一般的な表側に装置をつける矯正治療ですと、常に頬に装置があたって痛みを感じるときがあります。
裏側矯正の場合は舌にあたって痛みがでます。
あたった箇所が炎症を起こして口内炎になってしまうこともあります。
・頬や舌を噛む
矯正治療で歯が動き始めると、今までの噛み合わせとは違う噛み合わせになるので、慣れるまでは頬や舌を噛んでしまうことがあります。
■痛みの対処法
・痛み止めを飲む
何もしなくても痛い場合や食事のたびに痛む場合は痛み止めを飲みましょう。
薬を飲み続けるのはおすすめしませんが、装置を交換して1週間は痛みが強くでやすい時なので、我慢できないくらいの痛みの時は飲んで、安静にしましょう。
・ワックスでカバーする
装置が頬や舌にあたって痛む場合、装置に粘土のようなワックスをつけて、あたらないようにカバーすることができます。
・食事をたべやすいものに
矯正中は痛みが出たり、装置がじゃまになったりして、食べることが億劫に感じることがあります。
なるべく強い力で噛まなくよいものを選んで、痛みが出ないようにしましょう。
やわらかい食事は、おかゆや豆腐、麺類、おやつなら、プリンやゼリーなどがオススメです。
逆に矯正すると食べられないものもあるので、矯正前に食べておくのもいいですね。
噛むの力がいる焼き肉や固いパン、スルメやおせんべいなどが、矯正すると食べにくくなる食べ物です。
ブラケットを装着して矯正している場合は装置に絡まるので、お餅やガムなども食べられなくなります。
歯を動かすと、どのような痛みが出てくるのか知っておくことで心構えもできますね。
矯正治療の痛みは個人差がありますが、もし痛みがでてきた場合は上記にあげた対処法を試してみてくださいね。
それでも痛みが治まらない場合は、担当医に早めに相談しましょう。