歯医者が選ぶ!歯みがき粉のススメ|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年05月23日
毎日している歯磨き、みなさん歯磨き粉は何を使っていますか?
市販されているものだけでも、どれを選んでよいのか分からないくらいの品数ですが、歯磨き粉選びのポイントを今回はお伝えしていければと思います。
■歯磨き粉選びは効果を意識する
自分が予防したい症状や効果を意識して、歯磨き粉を選ぶようにしましょう。
・虫歯予防
・歯周病予防
・知覚過敏
・歯を白くしたい
などが、歯磨き粉の用途別で選ぶときのポイントとなります。
■虫歯予防したい人
虫歯予防を意識している人や虫歯になりやすい人は、フッ素が配合された歯磨き粉を選びましょう。
フッ素は「フッ化ナトリウム」「フッ化リン酸ナトリウム」などの表示で成分表に記載されており、また、パッケージにフッ素濃度が示されているものもあります。
フッ素濃度の高いものの方が虫歯予防に効果的なので、フッ素濃度が950ppm以上含まれているものを基準にすると良いでしょう。
日本では1000ppmまでが含有できる量なので、その中で高濃度のものを選びましょう。
また、発泡剤が含まれていないものの方がオススメです。
発泡剤は泡立ちをよくするものですが、泡がたつことで歯磨きしにくくなったり、磨けた気になってきちんと最後まで磨けないことがあるからです。
■歯周病予防したい人
歯周病が気になっている人に選んでほしいのは、薬用効果が配合されているものです。
同時に歯ブラシの毛先も柔らかいものを使いましょう。
歯周病の症状がすでにある人は、炎症があり歯茎がとても弱っている状態です。
歯医者さんで治療しながら、歯磨き粉についても相談したほうがよいでしょう。
■知覚過敏が気になる人
虫歯がないのに、歯がしみたり痛んだりする人は、知覚過敏の可能性があります。
歯の神経に刺激がいかないようにバリアを作ってくれる「硝酸カリウム」が配合されている歯磨き粉がオススメです。
また、エナメル質が削れて神経に刺激を感じるので、研磨剤が入ってないものの方が歯にやさしいです。
磨き方も弱い力で磨くように心がけ、ゴシゴシ磨かないようにしましょう。
■歯を白くしたい人
歯が黄ばんで見える原因は2つあり、表面についた着色汚れと歯の内部の黄ばみです。
歯磨き粉には歯の内部に浸透して漂白したり、白くするような役割はありませんが、ホワイトニング作用の成分が多く入っている歯磨き粉があります。
研磨剤の役割で歯の表面の汚れを落とすだけではなく、配合されたイオンで着色汚れを浮かせて落とすものもあります。
様々な歯磨き粉がありますが、自分の口の状態や予防したい症状に沿って、歯磨き粉を選ぶようにしましょう。