気づかない歯ぎしりで日本人の70%は歯を悪くしている|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年05月22日
朝起きると顎が疲れている、首回りが緊張している、などの不調を感じたことはありませんか。
日本人の7~8割が歯ぎしりしているとも言われていますが、歯ぎしりは疲れがとれない他に様々な悪影響があります。
■歯ぎしりすることの悪影響
・歯が削れる
気づかない間に歯と歯を強くすり合わせてしまうことで、歯が徐々にすり減っていってしまいます。
歯の先が平になり短くなっている人は歯ぎしりのせいだと考えてよいでしょう。
・歯が欠ける
歯ぎしりしたり、歯を食いしばる時には大きな力がかかっています。
その力は自分の体重の約3倍ともいわれており、大きな負荷がかかることで歯が欠けてしまうこともあります。
また、神経がない歯や高齢者の歯の場合、歯に水分が足りず弱くなっており、根本まで割れることがあり、痛くがでてきます。
・骨がやせる
歯ぎしりによって歯が揺れることで起こる影響として、歯を支えている骨が吸収され、歯周病になりやすくなります。
・歯が痛む
歯ぎしりによって歯の根を覆っている歯根膜に負担がかかり、噛んだ時に痛みを感じることがあります。
・顎が痛む
顎の関節に負荷がかかり痛むことがあります。
顎と頭をつなげている円盤のような軟骨が、歯ぎしりの力の具合でずれたり、損傷して、なめらかに動かすことができなくなり、痛みがでてくるのです。
■歯ぎしりの種類
ぐっと力を入れるだけではなく、歯ぎしりもいくつか種類があります。
・歯をギリギリさせる
歯を擦り合わせる歯ぎしり。歯のダメージが一番大きいです。
・小刻みにぶつかる
カチカチを歯をぶつける歯ぎしり。
・歯をくいしばる
寝ているときなどにギューと力が入ってしまう歯ぎしり。音がでないので、周りも気づきにくく、自分でも分かりません。
■歯ぎしりの治療方法
・マウスピースを装着する
歯ぎしりに確実に有効な治療方法はないですが、マウスピースを装着することで、歯や顎への負担を減らすことができます。
歯が削れたり、欠けたりするのを防ぐほか、顎への負担も軽減されます。
・矯正治療をする
噛み合わせが正しくできていなかったり、左右バランスよく噛んでいないと歯ぎしりの原因になることがあります。
また、歯並びの悪さが噛み合わせやバランスに影響するので、矯正治療は歯ぎしりに効果的な治療方法です。
・口回り筋肉のマッサージ
緊張している口の周りの筋肉をマッサージすることでリラックスさせ、張りやこわばりを取り除きます。
歯ぎしり肩こりや頭痛の原因の一つにもなりえます。
ストレス解消につとめ、緊張をほぐしながら、マウスピースなどで歯を保護して、なるべく歯ぎしりや食いしばりを少なくしていくようにしましょう。