親知らずを抜歯すべきケース|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年05月17日
抜歯した方がよいと言われている、親知らず。
一番奥の大きな歯を抜くのは大変そう、腫れや痛さが気になって、できるなら抜かずにいたい、という気持ちもありますね。
親知らずを抜歯したほうがよいのはどのようなケースなのか、また、どのように治療するのかをみてみましょう。
■親知らずを抜歯した方がいいケース
・虫歯がある
親知らずは一番奥の歯なので、歯磨きでも汚れが落ち切らず、虫歯になることが多い歯です。
・隣の歯に影響がある
親知らずはまっすぐ生えずに隣の歯に向かって生えることが多く、そこに歯垢が溜まりやすくなります。
その結果、隣の歯が虫歯になった場合は親知らずを抜歯しないと治療はできません。
・痛みがある
親知らずは歯茎に覆われていることが多く、覆われている部分に汚れが溜まり、炎症を起こしやすくなります。
また、生える時に痛みがある場合や、顎や頭が痛くなったりすることもあります。
・口臭がする
親知らずには歯垢が溜まりやすく、歯周病や虫歯などで口臭がひどくなることがあります。
■親知らずを抜歯する流れ
親知らずがどのように生えているかによって、治療時間や痛みなどが異なってきます。
・まっすぐ生えている
15分ほどで終わります。一般的な抜歯の治療です。
・歯茎の下に生えている、斜めに生えている
歯茎を切開したり、歯を割って抜歯したりなどの処置が必要なので、30分以上かかることもあります。
料金に関しては、レントゲンや痛み止め、抗生物質などの薬の料金が加算されることがありますが、大体5000円以下でしょう。
■抜歯後の注意点
・うがいを控える
出血が気になって、うがいを頻繁にしたくなるかもしれませんが、うがいはなるべく控えましょう。
抜歯後にできる、血のかさぶたのようなものはがれやすくなり、治りが遅くなってしまいます。
・舌で触れる
抜歯した後が気になって舌で触ってしまいがちですが、あまり触ると傷口がふさがらなくなり、細菌に感染してしまうことがあります。
・刺激を避ける
アルコールや運動、お風呂など、血流がよくなることをすると、血が止まりにくくなってしまいます。
抜歯した日は安静にしましょう。
他にも硬い食べ物を避け、おかゆなどの柔らかいものを食べるようにし、食事の際にも、抜歯した側の歯を使わないようにするなどしましょう。
抜歯後の穴に触れない方がよいので、歯ブラシで強く磨くなど、刺激するようなことはやめましょう。
・タバコを吸わない
喫煙すると血管が収縮してしまい、酸素が運ばれずに傷口の治りが遅くなってしまいます。
また、タバコを吸うときに傷口も同時に吸ってしまうことも、悪影響です。
抜いていい親知らずの場合は、痛みや腫れなどを気にしているなら、早めに抜歯したほうがいいこともあります。
疲れやストレスなどで痛みが出る場合もあるので、気になる場合は早めに歯医者さんに相談しましょう。