保険の差し歯と自費の差し歯の違い|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年05月10日
前歯を失ってしまった時に、差し歯という治療法があります。
その時に自費診療の説明を受けて、悩む人も多いでしょう。
保険と自費診療の差し歯は何が違うのか説明していきたいと思います。
■差し歯とは
差しとは、歯の根は歯茎の中に残っている状態で、その根を使いながら被せ物をしていく治療法です。
■保険診療を選んだ場合のデメリット
・歯茎が黒くなる
保険で前歯の差し歯を作ると、裏を金属で補強し表面にはプラスチックを貼り付ける治療法となります。
その金属が溶け出し、歯茎に浸透して黒くなっていきます。
入れ墨をしたようになるため、メタルタトゥと呼ばれており、一度黒くなった歯茎は元には戻りません。
・プラスチックの劣化
前歯という目立つ箇所でありながら、保険診療のプラスチックの場合は経年劣化で黄ばんできてしまいます。
また、プラスチックは傷つきやすく、その凹凸に汚れがこびりつくので、着色もつきやすくなっています。
・形が大きい
保険の差し歯は金属とプラスチックを使用しているため、大きめになってしまいます。
プラスチックも強度に耐えるため、厚く作成されるので、見た目が大きくなります。
・色が選べない
プラスチックなので色を選ぶことができず、周りの歯と色調を合わせることができません。
その結果、周りから浮いたように見えてしまうこともあります。
・虫歯になりやすい
金属が溶け出し隙間ができてくると、その隙間から虫歯になりやすくなってしまいます。
・壊れることがある
プラスチックがはがれてしまうことがあります。金属は溶ける性質を持ち、プラスチックは温度差で収縮するので、それぞれのサイズが合わなくなってしまうためです。
・根が折れることがある
根にさしている土台の金属はしなることがないので、強い力で周りの歯の根を折ってしまうことがあります。
■セラミックが優れている点
上記であげたデメリットは被せ物をセラミックにすることで、ほとんどが解消されます。
セラミックは劣化しないので壊れたり、変色もなく、隙間ができないので虫歯にもなりにくいです。
また、審美性にも優れており、周りとの色調を調節することはもちろん、つるりとした表面で傷もできにくいので着色汚れもありません。
金属を使用していないので、歯茎に金属が流れ出て黒ずむことや、歯の根を割ることもありません。
見た目が気になる前歯の差し歯は、笑顔や普段のコミュニケーションにも影響してくる箇所です。
保険が適用されない自費診療は金額が高いですが、セラミックを使用した自費診療をオススメする理由がわかったかと思います。
差し歯をすることがあったら、かかりつけの歯医者さんからぜひ自費診療の話も詳しく聞いてみてください。