「とりあえず磨けたらいい」は辞めましょう。|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年05月8日
みなさんは歯ブラシを選ぶときにどのように選んでいますか?
ほとんどの人が好みやデザイン、価格で選んでいると思います。
今回は、種類がたくさんある歯ブラシの中から、あなたに合った歯ブラシの選び方をアドバイスします。
■虫歯予防重視
虫歯の原因となる歯垢をしっかり取り除けるような歯ブラシを選ぶことが大切です。
・小さめのヘッド
奥歯は磨き残しが多い箇所ですが、大きなヘッドだと奥までしっかり届きません。
小さめのヘッドで磨きましょう。
・毛先はまっすぐ
まっすぐした毛先の方が歯をまんべんなく磨くことができます。
ギザギザしているものは、場所によって歯にあたらない面がでてきてしまいます。
また、極細の毛先も細すぎてコシがなく、歯垢をしっかり落とせない場合があります。
・毛先の硬さは普通
硬めだと歯や歯茎を傷つける恐れがあります。
また、動物の毛を使った歯ブラシもありますが、柔らかすぎて歯垢をしっかりと取り除けないでしょう。
■歯周病予防重視
歯周病を気にしている人は歯茎に炎症がある場合があります。歯と歯茎の境目をしっかり磨けるような歯ブラシを選びましょう。
・毛先は細め
歯と歯茎の堺の歯周ポケットが深くなっている場合があり、そこに溜まった歯垢を取り除くために細目のものを選ぶとよいでしょう。
毛先がその境目に入り込んで歯垢をかき出すイメージで歯磨きしましょう。
ただ、細い毛先は歯と歯茎の境目に入ることはできますが、歯の表面を磨くには少し柔らかすぎて、歯垢が落としきれないことがあります。
歯の表面を磨く普通の歯ブラシと併用するとよいでしょう。
・毛先の硬さは柔らかめ
歯茎に炎症がある場合は固い毛先で歯磨きすると、歯茎が出血してしまいます。やわらかめの毛先で出血がとまるまで優しく歯磨きしましょう。
痛みや出血があるから、と歯磨きをしないで歯垢がついたままにしておくと、症状が進行してしまいます。
■補助用具を使用しよう!
歯ブラシだけでは歯垢は取り除けません。歯ブラシの他に補助用具を上手に使用して、虫歯や歯周病予防に努めましょう。
・デンタルフロス
歯と歯の間を掃除する補助用具です。歯ブラシでは歯と歯の隙間を磨くことはできないので、デンタルフロスは使ったほうがよいでしょう。
・歯間ブラシ
デンタルフロスが上手に使えない方にお勧めです。歯ブラシと同じような感覚で持ちやすく、歯と歯の間を掃除します。
歯ブラシだけでも、虫歯と歯周病のどちらを重視するかで、選び方が変わってきますね。
歯ブラシもタイプに合ったものを選びつつ、磨き方も正しく丁寧に磨けるように心がけましょう。