国民の80%が罹っていると言われている歯周病|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年05月1日
歯磨きしているときに出血したことはありませんか?
強い痛みもない場合、出血に慣れてしまうこともあるかもしれませんが、歯茎からの出血は歯周病の始まりです。
歯周病についてや、気になる症状などをまとめました。
■歯周病とは
歯周病は細菌によって歯が埋まっている骨が溶けて、歯を失ってしまう病気です。
痛みなどの目立った症状がないまま進行してしまいます。
骨が溶けて歯を支えられなくなる前の初期症状の段階で治療すれば、怖い病気ではありません。
■歯周病の症状
・歯茎の腫れ
健康な歯茎は引き締まったピンク色をしています。
歯周病の侵された歯茎はブヨブヨをして赤く腫れています。
・出血がある
歯磨きをしているときに出血した場合は、歯茎が炎症をおこして腫れている状態です。
歯ブラシの刺激で簡単に出血し、それが続くようなら徐々に歯茎の中の骨も溶け始めるでしょう。
・歯がしみたり、痛い
歯茎が下がることで歯茎で覆われていた象牙質が見えるようになります。象牙質は歯の神経とつながっているので、知覚過敏のような症状がでます。
・歯茎が下がったように感じる
歯茎が下がって歯が長くみえるようになることがあります。
骨が溶けることで歯茎も下がる歯周病の症状です。
・口臭がする
歯周病は口臭が特徴的です。
歯周病菌によって炎症を起こしたり、食べかすがつまりやすくなって口臭が発生します。
・歯が揺れる
歯を支えている骨が溶けるので歯が揺れてきます。
■対処法
・磨き残しがない歯磨き
歯周病菌の住処である歯垢や歯石を残さないことが大切です。
丁寧な歯磨きやデンタルフロスなど補助的清掃用具の使用で、磨き残しのないようにしましょう。
・やわらかい歯ブラシを使用
出血している場合、どのようにして歯磨きしたらいいのか不安に思いますが、刺激の強い、硬い歯ブラシではなく、やわらかい歯ブラシを使用し、歯周病菌を取り除くように歯磨きしましょう。
・歯医者さんで歯石をとる
歯石は普段の歯磨きでは取り除くことができません。
歯医者さんにいって歯石を取り除いてもらうと同時に歯周病の進行具合や治療方法なども聞きましょう。
■歯周病が進行してしまった
5mm以上の歯周ポケットがある場合は、奥までついた歯石を取り除くことができないことがあります。
その場合は歯茎を切り開いて歯石を除去したり、溶けた骨を再生させる手術を行う治療法もあります。
進行具合を診察してもらい、治療方法を歯医者さんと相談しましょう。
歯周病は自覚症状があまりないため、なかなか歯医者さんに通おうという気持ちになりにくい病気です。
しかし、虫歯に次いで歯を失う原因の上位に歯周病はあり、放っておくと歯を失ってしまう怖い病気です。
出血などの症状があったら、必ず歯医者さんに行くようにしましょう。