歯石がつきやすい箇所と、つかないようにするためには。|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年04月26日
歯の石と書いて歯石、これは歯にこびりついて石のように固くなったプラークのことを言います。
この歯石には歯周病などの細菌が住み着いており、歯石をとらずにいると歯周病にかかり、歯が抜けてしまうこともあります。
歯石が歯に付着する原因などをみていきましょう。
■歯石って?
歯にこびりついた石のように固くなった歯垢の塊です。
歯と歯茎の境目などに白く固いものがある場合、それは歯石でしょう。
歯石の中に細菌が住み着き繁殖していくと、歯茎が腫れたり歯周病の原因になったりします。
■歯石を取り除く方法
歯石は歯医者さんに行って除去してもらいますが、歯石の質により通院回数が変わってくることもあります。
1.柔らかい歯石
歯の表面についている歯石は比較的柔らかく、超音波のスケールで歯石を砕いて取り除いていきます。
数ヵ月に1回程度の通院頻度だと、簡単にとることができます。
2.硬い歯石
歯茎の中に付着している歯石は硬く、これらは歯周病の原因になりやすいものです。取り除けるものは超音波のスケーラーや専用の細い器具で取り除いていきます。
治療の際に出血がある場合は、歯石を取り残す場合があるので、出血のない状態になってから歯石除去の治療ができます。
歯に強固にこびりついていたり、出血していたりすると、歯石を取り除くために数回通院しなければならないことがあるでしょう。
■歯石のつきやすい箇所
歯石が溜まりやす箇所があり、そこは歯石になる前に念入りに歯磨きをしたい場所です。
完全とはいえませんが、歯石になる前の歯垢の段階で取り除くことを意識して歯磨きしましょう。
1.下の前歯の裏
唾液がでてくる出口が舌の裏にある箇所です。歯石は唾液の成分で固まりやすくなるので、近くに位置する下の前歯裏は歯石が付きやすい箇所です。
2.上の奥歯の頬側
ここも唾液がでてくる出口の近くなので、歯垢が残ると唾液の成分で歯石になりやすくなります。
3.出血している歯周ポケット
歯石の成分の中に血液があるので、歯周ポケットから出血している人は歯垢と結びついて歯石になりやすい状態にあります。
■歯石がつかないようにするために
1.丁寧な歯磨き
歯垢を48時間、つまり2日間放っておくと歯石になります。
歯垢を取り残さないように、毎日の歯磨きを正しく丁寧にすることが大切です。
2.歯茎を健康に保つ
出血していると歯石が付きやすくなります。
歯茎からの出血は危険信号ととらえて、歯医者さんに行って診察してもらいましょう。
歯石は普段の歯磨きでは取り除くことはできません。
歯石の前段階である歯垢も100%取り除くことはできないので、誰でも歯石は付着してしまいます。
定期的に歯医者さんに通ってクリーニングしましょう。