赤ちゃんの歯磨きはいつからどのようにしたらいいの???
2017年02月13日
生え始めの赤ちゃんの歯。初めて見つけたときはかわいくて、感動しますね。
小さくて、真っ白で、日々の成長を改めて感じられる出来事です。
歯が生え始めると歯磨きをしなければいけませんね。
赤ちゃんへの歯磨き、初めてのことだらけで疑問がたくさんかもしれません。
始める時期や歯磨きの方法などをみていきましょう。
■歯磨きはいつから?
始める時期は、はじめの歯が2本ほど生えたら始めましょう。
まずは、口にものをいれることに慣れるために、口の中を指などで触れて慣れておくのがよいでしょう。
赤ちゃんが握れるようなゴム製の歯ブラシもあるので、それを歯固めのように使って、慣れていきましょう。
※赤ちゃんが歯ブラシを持っている時は、喉をつかないよう、必ずそばで見ていましょう。
■正しい歯磨きの方法
子どもはじっとしていることはないですが、歯磨きしているときに動いていると大変危険です。子どもの顔が動かないようにそっと固定しましょう。
同時に大人側も子どもの口元に手を固定して、こどもの歯に沿って小刻みに軽く動かすように磨きましょう。
軽めに磨いても子どもの歯の汚れは落ちます。子どもはまだ柔らかいので強すぎる力で磨くと痛がったり傷ついてしまうので注意しましょう。
■歯磨きのコツ
・歯磨きは楽しく
赤ちゃんの歯が生え始めるのは個人差もありますが、生後半年ほどで下の歯から生えてきます。
離乳食が始まるころで、口に何かいれたい!という衝動もあります。
この欲求を上手につかって、歯磨きが楽しい時間だ、と思ってもらうことが歯磨きを毎日続けられるコツの一つです。
・前歯は特にやさしく
赤ちゃんの上唇の下に、歯茎とつながっている小帯があります。
ここを強く磨くと赤ちゃんはとても痛がり、歯磨きがいやになってしまいます。
なので上の前歯を磨くときには特に注意しましょう。
・歯磨き粉は子ども用
子ども用の歯磨き粉は発泡剤や研磨剤が入っていないものもあり、子どもの歯のことを考えられていたり、磨きやすいようになっています。
大人の歯磨き粉はミント味など、口の中がすっきり感じるようになっていますが、子ども用の歯磨き粉は子どもが楽しく歯磨きできるように、果物の味がついていることが多いです。
「どの味がいいかな?」と子どもと一緒に選ぶと歯磨きも自主的にできるようになるかもしれません。
■フッ素は使う?
フッ素の安全性に関しては様々な見解や個人差がありますが、上手に口から水を出せるようになったり、うがいが自分でできるようになる頃には歯医者さんでフッ素塗布ができるようになります。
また、歯磨きの時にもフッ素入りの歯磨き粉を選んで虫歯予防をすることもできます。
■甘いものは控えめに
生え始めたばかりの歯はもろく弱いものです。
赤ちゃんの水分補給は水やお茶にし、甘いものやジュースは控えるようにしましょう。
飲み物だけでなく、お菓子などの甘いものを長時間与えるのはやめたほうがいいでしょう。
こどもの歯磨きは、まずは楽しく続ける習慣をつけることが大切です。
1歳半検診で歯の検診があると思いますが、そこで虫歯のチェックをしてもらったり、歯の磨き方に不安がある場合は相談してみましょう。
また、その頃から予防歯科で歯医者さんに通い始めると歯医者さんの雰囲気にも慣れ、虫歯予防にもなりますし、いざ虫歯になった時も初期で発見できたり、治療もスムーズにいくことが多いです。