失った歯を補う治療法~ブリッジ編~|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年02月6日
歯を失ってしまった場合の治療法の一つにブリッジがあります。
インプラントや部分入れ歯という方法もありますが、それらとどのように違うのでしょうか。
違いをみて、自分に合った方法を探してみましょう。
■ブリッジとは
失った歯の前後の歯を削り、その歯を土台にして新しい歯をわたします。
わたせる本数は多くなるとブリッジにかかる力が強すぎてしまうので、歯科医院と相談しながらですが、2,3本です。
■ブリッジが合っている人
・手術に恐怖心がある人
インプラントの手術は、顎の骨に人工のインプラントを埋め入れる外科処置が必要です。
恐怖心がぬぐい切れない人や体調や持病によってできない人にブリッジのほうが適した治療法です。
・早く元通りにしたい人
インプラントは埋め入れた後に歯茎と結合するまでに時間がかかります。なので、歯を失ってすぐ噛めるようにはなりません。
また、CTを撮ったり、綿密に治療計画を立て、手術日を決める…など手術までの準備もかかります。
ブリッジだと通院は2,3回、1~2週間で治療は終了します。
歯が失った状態で生活したくない、見た目が気になる、インプラント治療する時間がない人などはブリッジがよいでしょう。
■ブリッジのメリット
・違和感があまりない
食事をするときに、自分の歯で噛んでいるような感覚です。
ブリッジが自分の歯を土台をしているので、食べ物の感触を感じることができるのです。
インプラントではこの感覚はないので、食事を楽しみたい人には大切なポイントかもしれません。
・費用が抑えられる
保険が適用されることがあるので、費用が抑えられます。
使用する材質にもよりますが、セラミックでもインプラントよりも安価にできます。
■ブリッジのデメリット
・健康な歯を削る
健康な歯を半分ほど削ることになり、削られた歯はもろくなってしまうので、虫歯や歯周病などにかかることも多くなってしまいます。
・健康な歯がある人だけできる
両側にブリッジをかける歯がある場合にだけできる治療法なので、一番奥の奥歯や歯を数本失ったときには、ブリッジはできません。
また、土台になる歯に十分な削る量がなかったり、支える力がない場合もできないでしょう。
■他の治療法
歯を失ったときにはブリッジのほかに、どのような治療法があるのでしょうか。
・インプラント
最近、よく耳にするインプラント。治療方法は歯茎に人工のインプラントを埋め入れ、その上に被せものをする方法です。
噛む力が入れ歯に比べて強く、天然の歯と変わらないような見た目です。
外科手術を要し、費用も高額になります。
・部分入れ歯
失った歯の両側にフックをひっかけて使う入れ歯です。
ブリッジと異なるのは、フックをかける歯の削る量が少なくて済むので、健康な歯への影響があまりでないことです。
噛む力は弱くなるので、高齢の人には適していますが、若い人など筋力がある場合は、金属床の入れ歯にするなどの対応をしたほうがよい場合もあります。
ブリッジは健康な歯削る量が多いので、残った歯に負担がかかる時があります。
しかし、噛み心地を重視したり、インプラントや入れ歯に違和感を感じる人にはよい治療法ですね。