歯ぎしりによる思いもよらない影響と予防法|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年01月30日
朝起きると顎がだるい、頬に歯型がついている、肩も凝りやすく頭痛がする、などの原因の一つに歯ぎしりがあります。
歯ぎしりは就寝中にしていることが多く、自分ではなかなか気が付きません。
歯ぎしりが与える悪影響と、予防のマウスピースの役割をみてみましょう。
■歯ぎしりが与える悪影響
・歯が削れる
歯ぎしりをしている人の歯は平に削れています。
顕著に表れるのは犬歯です。尖っているはずの犬歯ですが、歯ぎしりを続けていると平になっていきます。
・歯にひびが入ったり割れる
健康でない歯、治療した歯や、神経をとった歯などは割れやすくなっています。
強い力が加わると歯にひびが入り、そこから亀裂が広がって割れてしまうことがあります。
また、歯だけではなく、詰め物も割れることもあります。
・歯の神経に影響がでる
歯が削れたり、ひびがはいっていくことで、神経に触れることが増え、知覚過敏の原因になったり、ひどいときは神経が傷ついてしまう場合もあります。
・顎への影響
強い力が歯と歯を支えている顎の骨にかかっています。
顎の骨に大きな負担がかかると、次第に痩せていってしまい、歯がグラグラしてくることがあります。
そこにさらに歯ぎしりの力を加わると歯を支えられなくなってしまいます。
歯茎がやせると歯周病の原因になり、歯を失う可能性もでてきます。
また、関節にも力が加わっているので、顎関節症になってしまうこともあります。
顎をなめらかに動かす関節が傷ついたり、ずれたりすることで、痛みや口が明けにくくなってしまいます。
・肩こりや頭痛が起きる
リラックスしているはずの就寝中に強い力が歯や顎、肩にかかるので、疲れがとれず、肩こりや頭痛を引き起こします。
■マウスピースを使って予防する
歯ぎしりの予防法の一つにマウスピースを製作して装着する方法があります。
歯が削られるかわりに、マウスピースが削られていくでしょうが、マウスピースは作り直すことができます。
・歯科医院で製作する
歯科医院では保険診療でマウスピースを作っているところもあります。
歯型をとり、1週間ほどで自分専用のマウスピースができあがります。
あとは、装着して歯科医師に具合をみてもらって完成です。
自分で作る市販のマウスピースもありますが、歯型が正確にとれなかったりするので、歯科医院に行けない時の応急処置くらいの役割で考えておいた方がよさそうです。
・マウスピースの効果
マウスピースを付けることで、歯を守ってくれます。
治療とは違いますが、歯や顎を守り、痛みや知覚過敏も軽減する効果があります。
歯ぎしりは思ったよりも強い力がかかっています。
放置しておくと、歯や顎に大きな負担となり、歯が割れたり、ひびが入ったり、知覚過敏になることもあります。
原因と言われているストレスを減らし、就寝環境を整えるほかにも、自分にあったマウスピースを作って、歯にかかる負担を減らしてあげるのも一つの方法ですね。