セラミックとはよく聞くけど、銀歯とどう違うの???|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年01月27日
最近は白い歯への意識も高まり、自費診療やセラミックという言葉も浸透してきました。
詰め物や被せ物をする際に歯科医師から、セラミックはどうですか?と勧められた人もいるかもしれません。
セラミックと保険診療の銀歯はどこが違うのでしょうか?
■銀歯のメリット
保険診療の詰め物や被せ物で使用されているのが銀歯です。
強度があって、常に力が加わっている奥歯の詰め物などに適した材質です。
また、保険が適用されるので、費用が安くすみます。
■銀歯のデメリット
見た目が目立ちます。大きな口をあけて笑ったときなど、白い歯の中でギラギラを悪目立ちしてしまいます。
歯だけではなく、金属が溶けだして歯茎が黒くなってしまうこともあります。
歯茎の色が黒ずんでいると、さらに見た目が気になります。
金属を使用しているので金属アレルギーになった場合、アレルギー反応がでてしまいます。
金属は少しずつ口の中で溶けだしていくので、今は耐性があっても、ある日突然、腫れたり痒みなどの不調がでてくることがあります。
■銀歯の下での2次カリエスになる可能性も!
銀歯の詰め物や被せ物の場合、完全に歯を密着しているわけではなく、はめ込んでいるような状態に近いです。
接着しているセメントも少しずつ溶けだし、その隙間に虫歯菌が入り込み、気づかないうちに虫歯が進行していることがあります。
被せ物の下で虫歯になった場合、被せ物をはがし、歯を再度削り、また被せ物の型どりをし…と治療も回数が多くなり、削る箇所も増えて、その繰り返しで最終的に歯を失ってしまうこともあります。
■セラミックのメリット
また、上にあげた2次カリエスである、虫歯の再発を減らすことができます。
2次カリエスは詰め物と歯の間に隙間ができて、そこから虫歯菌が入り込んでしまうことが多くの原因です。
セラミックの場合、歯との密着度が高くなり、隙間から虫歯になることは稀です。
■セラミックのデメリット
費用が高い点です。保険が適用されない診療なので、自費診療の扱いになり、かなり高くなります。
また、銀歯よりも強度が弱く、噛みしめる力が強かったり、歯ぎしりする癖がある方は奥歯で使用すると欠けてしまうこともあります。
セラミックのメリット・デメリットを知ると、歯科治療の選択肢が広がります。
自分の歯を長く使うことができる方法の一つとして知っておくのはよいことだと思います。
ダイヤモンドよりも価値のある自分の歯、治療を繰り返すことなく、大切に使いたいですね。