親知らずが口臭の原因となる4つのメカニズムと5つの対策法|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年01月19日
いくら美人で清潔感があっても、口臭があると印象は台無しです。
口臭は顔の一部、という宣伝がありましたが、その通りだと思います。
人と話したり、会ったりするときに、自分や相手、どちらともどうしても気になることの一つです。
この口臭の主な原因は口腔内と胃腸の2つと言われていますが、口腔内の原因の一つに親知らずが関係していることがあります。
どのような場合に関係してくるのかみてみましょう。
■親知らずとは
■口臭になる原因4つ
1.食べかすが溜まりやすい
一番奥で磨き残しができやすいので、食べカスが溜まり、歯垢がたまりやすくなります。
歯垢1mgの中には細菌が10億いるといわれているので、口臭の原因になります。
2.歯茎から膿がでる
親知らずが生えてくるときに、歯茎が被さったまま生えてくることが多いです。
この歯茎に食べかすが溜まり、膿んできてしまいます。
ここの汚れを歯磨きで除去するのは困難です。
3.親知らず、周りの歯が虫歯になりやすい
食べかすが溜まりやすく、さらに磨きにくい、となれば、虫歯菌の格好の温床となり、虫歯になりやすくなります。
虫歯も臭いを発するので、口臭の原因になります。
4.歯周病になる
親知らずの歯周ポケットは深く、ここにも食べかすが溜まりやすいです。
食べかすがたまり、歯垢、歯石になり、歯周病菌によって歯周病になり、ここからまたさらに悪臭が発せられます。
■口臭対策5つ
歯磨きをしっかりすること、口腔内を清潔に保つことが大切です。
1.歯磨き粉
いつも使用している歯磨き粉よりも効果が高い歯磨き粉があります。
厚生労働省が認可した薬用成分が配合されている歯磨き粉です。
歯茎の炎症を抑えてくれたり、引き締めてくれる効果のあるものです。
歯磨き粉を変えてみるのはすぐに手軽にできますね。
2.小さい歯ブラシ
ヘッドが大きいものではなく、小さいものを使いましょう。大きなものよりも小回りがきき、小さな場所でも入り込んで汚れを落とせます。
小さいヘッドを細かく動かして汚れをしっかり落とすのがポイントです。
3.デンタルフロス
歯と歯の間を掃除する糸で、歯ブラシではかきだせない食べ物のカスを取り除いてくれます。
フロスには糸のものとY字になったものがあるので、自分に合ったものを試してみましょう。
デンタルフロスを使うのが苦手、という人は歯間ブラシが有効です。
4.タフトブラシ
なじみがない名称かもしれませんが、先端が円錐状になっていてヘッドの大きさが1㎝もない小さなブラシです。
歯と歯の間を磨いたり、歯茎に沿って磨いたり、細かい部分を磨くのに最適です。
5.マウスウォッシュ
洗口液を使って殺菌すると口腔内は清潔に保たれます。液体なので、歯ブラシでは届かない部分にもゆき渡ります。
ただ、マウスウォッシュだけでは清潔には保てないので、歯ブラシをしっかりしたうえでの、補助的な役割としてください。
親知らず、虫歯になりやすいだけかと思っていたら、様々なことが原因となり、口臭の元にもなっていたのですね。
親知らずが原因の口臭に関しては、歯を抜くのが一番よいと思いますが、親知らずの抜歯は時として大がかりなものになるので、よく相談してからにしましょう。