今さら聞けない。セラミックインレー|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年01月17日
虫歯治療を保険ですると、被せ物や詰め物が銀色のものになります。
奥歯が銀歯だらけだと、口を開けて笑ったり、話しているときにも気になってきます。
そこで、審美性も重視した詰め物を白いものにするセラミックインレー、という治療法があります。
セラミックインレーの治療法や、メリットとデメリットなどをみていきたいと思います。
■インレーってなに?
奥歯の虫歯治療の際に、虫歯を削ったあとにはめる詰め物です。
小さな虫歯の場合は虫歯の部分を除去し、インレーを詰め、大きな虫歯などになると詰め物で対応するのは難しくなるためクラウンという被せ物を被せます。
■銀の詰め物の特徴
保険診療で使われる詰め物です。
多くの人がこの、銀の詰め物で小さな虫歯の治療をしています。
費用は安いですが、銀歯が見えてしまい審美性で劣ることや、虫歯の再発の可能性、金属アレルギーの原因など、問題もあります。
■セラミックインレーのメリット
1.審美性に優れている
セラミックは陶器で製作されるので、透明感やツヤなど天然の歯を変わらない質感です。
治療したことを忘れてしまうほど、きれいで自然な仕上がりになります。
2.変色しない
プラスチックと異なり陶器なので、水分を吸収することもなく、年月が経っても変色しません。
また、表面がツルリとしているので、汚れがつきにくく、歯磨きなどを丁寧にすれば汚れが簡単に落ちます。
3.虫歯になりにくい
虫歯治療した歯は、その後に虫歯が再発するリスクが高くなります。
しかし、セラミックインレーの場合、製作過程での精度が高く、また接着剤の性能が良いため、歯とインレーの密着度が高いです。
そのため、虫歯菌が入り込む隙間がなく、再発のリスクがかなり低くなります。
4.歯を削るリスクが減る
一体化しているので、再発でなく、同じ歯で虫歯が新しくできた場合も、詰め物を外すことはほとんどなく、治療できるので、歯にやさしいです。
詰め物を外すと、再度しっかり詰めるために大きく削ることになり、再発や虫歯ができるたびに歯がどんどん小さくなっていってしまうのです。
5.金属アレルギーの心配不要
金属を使っていないので、金属アレルギーの心配がありません。
また、歯や歯茎への影響もありません。
■セラミックインレーのデメリット
1.自費診療である
セラミックインレーは自費診療となるので、費用が高額になります。
削った大きさや歯の大きさなどによるのですが、3~7万円くらいです。
歯科医院によって、価格が異なるので確認しましょう。
2.割れてしまうことがある
奥歯などかみ合わせの力が強い歯では割れてしまったり欠けることがあります。
歯ぎしりや噛む力が強い場合は、マウスピースで防いだり、セラミックの中でも強度がある材料を使用するなどしましょう。
歯は白いのが本来の色なので、口のなかに金属である銀歯が入っていることで、心にも体にもストレスをかけてしまうことがありますね。
銀歯の代わりにセラミックを選ぶこともできるので、治療の際には歯科医院に相談しましょう。