はじめは綺麗だったのに・・・レジン前装冠|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年01月13日
第一印象を決める、口元。
その前歯が虫歯になってしまった時に、被せ物として治療に使用されているのが、レジン前装冠です。
聞きなれない言葉ですが、前歯を保険診療で治療するときには使われる方法です。詳しくみていきましょう。
■レジン前装冠とは
前歯から犬歯までの歯が虫歯になったり、何らかの理由で失ってしまったときに、保険が適用される治療で使われる冠です。
中は金属が使われており、外側にはプラスチック素材であるレジンが接着されており、前歯の審美性を損なわないように考慮されています。
■費用はどれくらい?
レジン前装冠は保険が適用されているので、1本5000~7000円くらいです。
これに初診料・診察料・型採りや、虫歯の進行具合によっての治療費がプラスされます。
■レジン前装冠のデメリット
・審美性は少ない
表側は白色ですが、歯本来の透明感や質感がないのでツヤがなく、目立つ場合もあります。
また、裏側には金属が使われているので、金属部分が見える場合もあります。
・変色しやすい
外側に使われているレジンはプラスチックなので、月日が経つと段々と変色していきます。
・歯茎が黒ずんでくる
金属が使われているので、年月が経つと金属が溶けだしてきて、歯茎が黒ずむメタルタトゥ現象が起こります。
・口臭の原因になることも
レジン前装冠で使用されているのは、プラスチックなので水分を吸収します。
中にしみこんだ、食べ物のにおいなどはとれないので、口臭の原因になりうります。
■前歯の治療が必要なケース
前歯は笑顔のキーになる歯なので、治療はなるべくしたくないですが、治療しなければならないケースはどのような場合なのでしょうか。
1.虫歯
大きな虫歯の場合はレジン前装冠で治療します。
初期虫歯だと削った部分の穴をコンポジットレジンで埋めます。
埋め込んだ直後は小さな穴なので見た目も分かりませんが、プラスチックの経年変色により、年月が経つと目立つようになってきます。
2.破損
前歯は顔の一番前にあるのでぶつかったりして破損してしまうこともあります。
ひびなどが入ってしまった場合なども、内部で大きく広がったり、虫歯になってしまっている場合があるので、レントゲンなどで診察してもらいましょう。
3.黒く変色している
歯の神経が死んでしまったり、虫歯が大きく進行していると、歯がくろんずんできます。
まずは治療して、虫歯を取り除き、治療方法を選びましょう。
前歯が虫歯になったり折れたりしたら、笑顔にも自信がなくなりますが、保険診療でも銀歯でなく白いクラウンで治療できるのですね。
保険診療でも、しっかりと治療はできるのが安心ですが、変色や金属アレルギーや歯茎の黒ずみのことを考慮すると、レジン前装冠を装着する前に、歯科医師に相談してみるのも一案です。
また、保険診療ではなく、自費診療の治療も選択肢に加えると、審美性も叶えられる治療ができます。