銀歯が歯を悪くする!?保険の詰め物について。|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2017年01月10日
虫歯になって歯科医院に行くと詰め物や被せ物は銀色のものですね。
保険診療を選択すると詰め物のほとんどが銀歯になり、銀色の歯が治療の跡として残ってしまいますね。
この銀歯、見た目だけではなくて、デメリットもたくさんありました。
今回はデメリットに焦点をあててみようと思います。
■見た目がよくない
銀歯の治療は奥歯が主なものだと思いますが、会話をしている時や口を開けて笑った時に銀色の歯が思いっきりみえてしまいます。
また、年月が経つと金属が溶けだすことで歯茎が黒くなるメタルタトゥという現象がおきることもあります。
銀歯とメタルタトゥがあると、かなり見た目が目立ち、印象も変わってきてしまいます。
■虫歯が再発しやすい
銀歯の下に虫歯菌が入り込んで、再び虫歯になる可能性が高いです。
なぜ、被せ物の下に虫歯菌が入り込めるのかというと、保険診療の銀歯は接着剤でしっかり隙間なく接着されているのではなく、歯の形と銀歯を合わせてはめ込んでいる感じなのです。
また、使用されている接着剤も年月が経つにつれ、すこしずつ溶けだして、さらに歯を被せ物の間に隙間ができ、そこへ汚れや様々な細菌が入り込んでしまうのです。
■金属アレルギーの心配
金属アレルギーは体に蓄積された金属が原因で、ある日突然なってしまいます。
口の中の唾液で少しずつ溶かされた金属が、少しずつ体内に入っていき、蓄積された結果、アレルギー反応を引き起こすのです。
■対合歯を傷つけてしまう
金属である銀歯は強度が強く、食事などの嚙み合わせで使う反対側の歯を傷つけてしまう可能性があります。
噛む力が強い人や、歯ぎしりをする人は要注意です。
■銀歯の製作の精度は高くない
銀歯の製作方法は長年それほど変わっておらず、経験や勘のような歯科医師の技術に頼ることが多いです。
すべて手作業で製作しているので、歯と被せ物の隙間もできやすく、また虫歯が再発してしまい、歯をさらに削り…と繰り返していくうちに、歯を失ってしまう原因になります。
銀歯は保険診療が適用されおり、金額は抑えられます。
また、見た目ではかなり劣りますが、強度も優秀で、摩耗したり折れたりすることが少ない材料です。
一口に歯の治療といっても、様々な選択肢があります。
保険診療以外の治療法もあり、銀歯のデメリットを知っておいて、虫歯になったときや被せ物がとれてしまったときに、また新しい選択をしてみるものいいですね。