2017年01月31日
いまやコンビニエンスストアよりも多いと言われている歯医者。
数多くの中からどうやっていい歯医者、自分に合った歯医者を選んだらよいのでしょうか。
今回はそのポイントをみていきたいと思います。
1.清潔である
医療を扱う場所なので、清潔であることは第一条件です。
患者さんごとに治療器具を滅菌・消毒しているか、診療室の掃除は行き届いているか、などをチェックしましょう。
2.コミュニケーションが取れる
カウンセリングやインフォームドコンセントを掲げ、患者さんの症状や治療計画や、どうしてこの治療方法を選んだか、など丁寧に説明してくれる歯科医院がよいでしょう。
自分の歯の状態や何のために治療するかを知らずに、安心して治療には臨めません。
疑問に思ったこと、不安に感じていること、こうなりたいこうしたくない、といった希望や費用面での相談などがしやすい雰囲気の歯科医院だと、気持ちよく治療が受けられます。
3.スタッフの対応が丁寧
歯科医師が忙しくて話しかけにくい場合など、歯科助手や衛生士などに気軽に話しかけられる歯科医院がよいですね。
丁寧なスタッフは責任感をもって仕事をしてるので、患者さんの症状の情報共有や、スタッフ間の連携もしっかりしています。
また、受付が丁寧で質問にしっかり答えてくれる人だと、歯科医院も信頼できそうです。
第一印象を決める受付ですから、歯科医院の雰囲気や丁寧さを推し量ることができるでしょう。
4.治療に納得ができる
歯科医師の技術はなかなか分かりませんが、治療したはずの詰め物がすぐ取れたり、治療しても痛みが続くようなら、不安を相談してみたり、他の歯科医院でセカンドオピニオンをうけるのもいいでしょう。
そのまま治療を続けても、不信感が募ってしまいます。
歯科業界も日々変わっていっているので、勉強会や学会などに積極的に参加しているかもポイントになりますね。
5.診療科目に予防歯科がある
昔は虫歯治療のために歯科医院に通う、というケースがほとんどでしたが、今は虫歯にならないために通うのが大切です。
普段の歯磨きでは取り除けない歯垢や歯石は、虫歯や歯周病の原因になります。
PMTCで予防しながら、患者さんの歯の状態を把握して、歯を大切にするという考えの歯科医院がよいでしょう。
6.歯以外のところも考えた治療
歯のみを診るのではなく、歯が全身に及ぼす影響を考えながら治療をすすめてくれる歯科医院がいいでしょう。
歯周病が全身疾患につながったり、咬み合わせがうまくいかなかったことによる体の不調など、歯も体の一部であり、歯のみの治療だけだと不具合がでることもあります。
歯が患者さんの人生に大きな影響を与えることを意識して治療してくれる歯科医師は信頼できそうですね。
上記にあげた以外にも、通いやすいかどうかがポイントになる人もいるでしょう。
待ち時間が少ない、予約が取りやすい、駅から近い、などなど、それぞれに都合は異なります。
歯は失うともとには戻らないので、予防歯科で通いながら歯科医院の雰囲気や自分に合っているかを考えるのも一つの方法です。
2017年01月30日
朝起きると顎がだるい、頬に歯型がついている、肩も凝りやすく頭痛がする、などの原因の一つに歯ぎしりがあります。
歯ぎしりは就寝中にしていることが多く、自分ではなかなか気が付きません。
歯ぎしりが与える悪影響と、予防のマウスピースの役割をみてみましょう。
■歯ぎしりが与える悪影響
・歯が削れる
歯ぎしりをしている人の歯は平に削れています。
顕著に表れるのは犬歯です。尖っているはずの犬歯ですが、歯ぎしりを続けていると平になっていきます。
・歯にひびが入ったり割れる
健康でない歯、治療した歯や、神経をとった歯などは割れやすくなっています。
強い力が加わると歯にひびが入り、そこから亀裂が広がって割れてしまうことがあります。
また、歯だけではなく、詰め物も割れることもあります。
・歯の神経に影響がでる
歯が削れたり、ひびがはいっていくことで、神経に触れることが増え、知覚過敏の原因になったり、ひどいときは神経が傷ついてしまう場合もあります。
・顎への影響
強い力が歯と歯を支えている顎の骨にかかっています。
顎の骨に大きな負担がかかると、次第に痩せていってしまい、歯がグラグラしてくることがあります。
そこにさらに歯ぎしりの力を加わると歯を支えられなくなってしまいます。
歯茎がやせると歯周病の原因になり、歯を失う可能性もでてきます。
また、関節にも力が加わっているので、顎関節症になってしまうこともあります。
顎をなめらかに動かす関節が傷ついたり、ずれたりすることで、痛みや口が明けにくくなってしまいます。
・肩こりや頭痛が起きる
リラックスしているはずの就寝中に強い力が歯や顎、肩にかかるので、疲れがとれず、肩こりや頭痛を引き起こします。
■マウスピースを使って予防する
歯ぎしりの予防法の一つにマウスピースを製作して装着する方法があります。
歯が削られるかわりに、マウスピースが削られていくでしょうが、マウスピースは作り直すことができます。
・歯科医院で製作する
歯科医院では保険診療でマウスピースを作っているところもあります。
歯型をとり、1週間ほどで自分専用のマウスピースができあがります。
あとは、装着して歯科医師に具合をみてもらって完成です。
自分で作る市販のマウスピースもありますが、歯型が正確にとれなかったりするので、歯科医院に行けない時の応急処置くらいの役割で考えておいた方がよさそうです。
・マウスピースの効果
マウスピースを付けることで、歯を守ってくれます。
治療とは違いますが、歯や顎を守り、痛みや知覚過敏も軽減する効果があります。
歯ぎしりは思ったよりも強い力がかかっています。
放置しておくと、歯や顎に大きな負担となり、歯が割れたり、ひびが入ったり、知覚過敏になることもあります。
原因と言われているストレスを減らし、就寝環境を整えるほかにも、自分にあったマウスピースを作って、歯にかかる負担を減らしてあげるのも一つの方法ですね。
2017年01月27日
最近は白い歯への意識も高まり、自費診療やセラミックという言葉も浸透してきました。
詰め物や被せ物をする際に歯科医師から、セラミックはどうですか?と勧められた人もいるかもしれません。
セラミックと保険診療の銀歯はどこが違うのでしょうか?
■銀歯のメリット
保険診療の詰め物や被せ物で使用されているのが銀歯です。
強度があって、常に力が加わっている奥歯の詰め物などに適した材質です。
また、保険が適用されるので、費用が安くすみます。
■銀歯のデメリット
見た目が目立ちます。大きな口をあけて笑ったときなど、白い歯の中でギラギラを悪目立ちしてしまいます。
歯だけではなく、金属が溶けだして歯茎が黒くなってしまうこともあります。
歯茎の色が黒ずんでいると、さらに見た目が気になります。
金属を使用しているので金属アレルギーになった場合、アレルギー反応がでてしまいます。
金属は少しずつ口の中で溶けだしていくので、今は耐性があっても、ある日突然、腫れたり痒みなどの不調がでてくることがあります。
■銀歯の下での2次カリエスになる可能性も!
銀歯の詰め物や被せ物の場合、完全に歯を密着しているわけではなく、はめ込んでいるような状態に近いです。
接着しているセメントも少しずつ溶けだし、その隙間に虫歯菌が入り込み、気づかないうちに虫歯が進行していることがあります。
被せ物の下で虫歯になった場合、被せ物をはがし、歯を再度削り、また被せ物の型どりをし…と治療も回数が多くなり、削る箇所も増えて、その繰り返しで最終的に歯を失ってしまうこともあります。
■セラミックのメリット
白いので、見た目が本物の歯のようで目立ちません。
汚れも付きにくく着色することもないので、白い歯を保っていられます。
金属を使っていないので、金属アレルギーの心配がないのも良い点です。
また、上にあげた2次カリエスである、虫歯の再発を減らすことができます。
2次カリエスは詰め物と歯の間に隙間ができて、そこから虫歯菌が入り込んでしまうことが多くの原因です。
セラミックの場合、歯との密着度が高くなり、隙間から虫歯になることは稀です。
■セラミックのデメリット
費用が高い点です。保険が適用されない診療なので、自費診療の扱いになり、かなり高くなります。
また、銀歯よりも強度が弱く、噛みしめる力が強かったり、歯ぎしりする癖がある方は奥歯で使用すると欠けてしまうこともあります。
セラミックのメリット・デメリットを知ると、歯科治療の選択肢が広がります。
自分の歯を長く使うことができる方法の一つとして知っておくのはよいことだと思います。
ダイヤモンドよりも価値のある自分の歯、治療を繰り返すことなく、大切に使いたいですね。
2017年01月26日
歯を白くする方法というと歯科医院にいって施術するオフィスホワイトニングが思い浮かびます。
歯科医師や衛生士に歯を診てもらってから、薬剤を塗布する…という、ちょっとハードルが高そうに思えてしまって、悩んでしまいますね。
もっと手軽にホワイトニングできないか調べたところ、ホワイトニング用の歯磨き粉があることがわかりました。
■ホワイトニング専用の歯磨き粉とは?
私たちが普段使っている歯磨き粉の役割は、
・虫歯予防
・口臭予防
・歯周病予防
・歯垢や歯石を取り除き、口腔環境の整備
などです。
主に虫歯や歯周病を予防するために、歯を磨いていますね。
ホワイトニング専用の歯磨き粉はこれらの成分の代わりにホワイトニング成分のある薬を主に配合したものです。
虫歯予防の効果が少なくなってしまうので、ホワイトニング専用の歯磨き粉は普段の歯磨きの仕上げ磨きとして使用したり、週末のみの使用にとどめる、など使い方を工夫しましょう。
■ホワイトニング成分とは?
歯科医院のホワイトニングの薬に配合されているものは、歯を漂白する効果がありますが、その薬品は日本では法律の関係で一般には販売することができません。
ホワイトニング専用歯磨き粉に配合されている薬品は、歯についた汚れを分解して落とすような効果の薬になります。
これは、普通の歯磨き粉に配合されている研磨剤のような、汚れを削って落とすとは違った役割です。
■効果はあるの?
歯の表面についた食べ物やヤニの着色をきれいに落としてくれます。
着色汚れは普段の歯みがきでは完全にとれることはあまりないものなので、効果を感じられると思います。
その人が持つ、本来の歯の白さになる、ということなので、真っ白!という歯になることはできません。
でも、コーヒーやワインなど着色しやすい食べ物を毎日とる人や、喫煙している方は、特に目に見える効果があるでしょう。
■費用はどれくらいかかるの?
普段の歯磨き粉よりも少し高めの設定のものが多いです。
1000~3000円ほど、と考えておきましょう。
歯科医院に行ったときに、おすすめをきいてみたり、気長にいろいろな商品を試すのもいいですね。
毎日使っている歯磨き粉をホワイトニング用のものに変えるだけで、歯が白くなる効果が期待できるなら、使ってみるものよいですね。
ドラッグストアなどで簡単に手に入るのも手軽でうれしいポイントです。
ホワイトニング用歯磨き粉で歯が白くなる心地よさを感じたら、歯科医院やクリニック、ホワイトニング専用バーでホワイトニングするのもいいですね。
2017年01月25日
歯が痛い、歯の調子が悪い…早く歯医者さんに行かなくては悪化する、と分かっていても、実際歯医者さんに行くのは何ヶ月後、ということになったりしますよね。
なぜ歯医者に通うのは敷居が高いのでしょうか?
歯医者=痛み、という図式があることや、口の中というプライベートをさらすこと、歯医者の雰囲気、匂い、音…など、数え上げればきりがなさそうです。
今回は、そんな歯医者に通うのが苦手!という方が、歯医者に行きやすくするためには、なにをすればいいか考えたいと思います。
■怖さを取り除く
カウンセリングを重視している歯医者を選んで予約しましょう。
治療が始まる前にカウンセリングをしてくれるなら、その時に歯科恐怖症であることを伝えると、考慮した治療をしてくれる歯科医院もあります。
歯科恐怖症はデンタルフォビア、と言われる病気です。
幼いころに歯医者で怖い経験をしたり、とても痛かったことが記憶されていたり、気分が悪くなることもあります。
痛みや恐怖を感じにくくするために、笑気麻酔というぼんやりとなる麻酔を使用してくれる歯科医院もあるので、ぜひ相談してみましょう。
■痛みを取り除く
なるべく痛くない治療、を掲げている歯医者を選びましょう。
麻酔を使用してくれる歯医者がよいでしょう。
麻酔をする時の注射が痛かった…と思うでしょうが、最新の歯科治療は麻酔注射の前に、表面の感覚を麻痺させる表面麻酔剤を塗布するので、麻酔注射の痛みも感じないほどです。
また、麻酔の注射針も痛みを感じにくい細いものを使用したり、電動注射器を使用したり、様々な工夫がされているので、痛みが苦手なことを治療時に歯科医師に伝えてみましょう。
■歯医者に慣れる
虫歯のない時でも、虫歯予防のため半年~3か月に1回PMTCを受けましょう。
PMTCで歯石や歯垢を除去したり、歯周病をチェックしてもらい、虫歯にならないような口腔環境を作りましょう。
また、もし虫歯になっても、初期で発見されるため、痛さを感じるほど削らずに済む可能性もあります。
痛みもなく、すっきり気持ちよくなり、さらに歯医者に行くことに慣れてしまえばいいのです。
歯科医院も歯医者に通ってもらうように様々な工夫をしていますね!
残念ながら、虫歯や歯周病は自然治癒することはない病気です。また、歯にこびりついた歯石は歯磨きでは除去できません。
口臭や全身疾患の原因にもなりうり、虫歯だらけの歯ですと清潔感も失われてしまいます。
自分の苦手としていることを意識して、それを気にしないようにしてくれるような歯科医院を見つけて、まずは予約してみましょう。
2017年01月24日
親知らずがズキズキと痛んで、抜かなくてはいけなくなった時…とても怖いですね。
親知らずは一番奥にはえてくる大きな歯なので、抜くのにおおがかりになることもあり、かかりつけの歯医者から口腔外科専門の医院を紹介されることもあります。
抜くことになった親知らず、少しでも痛みを少なくする方法はあるのでしょうか。
■親知らず、なぜ抜かなくてはいけないの?
親知らずは左右上下それぞれの奥歯の奥に一番最後に生えてくる歯です。
4本すべて生えてくる人もいますし、生えてこない人もいます。
問題は、まっすぐ生えてくるケースが少ないことです。
生えてこなかった場合も斜めに生えて痛みが生じたり、炎症が起こったりします。
また、まっすぐ生えても一番奥なので歯磨きしにくく、虫歯になってしまう可能性が高いのです。
しかも親知らずの歯だけでなく、周りの歯も虫歯になってきてしまうので、抜いたほうがいいと言われています。
最近は新しい治療法もでてきて、親知らずを活用するような技術もあるので、そればかり、とは言えませんが、奥歯の痛みの原因が親知らず、というケースは多いです。
■親知らずを抜くなら専門で
歯科医師によっても専門がそれぞれあります。
抜歯は口腔外科分野にあたりますが、大学や研修で抜歯の実習をせずに、違う分野(例えば歯周病や補綴など)を学ぶと、抜歯に関しての腕はなかなかあがっていきません。
親知らずで歯医者に行くなら、『口腔外科』を専門に掲げているところやインプラントで外科治療に特化している歯科医院などを受診しましょう。
■麻酔をかけてもらう
口腔外科の領域に入る治療なので、痛みを感じないように感覚をなくす麻酔は使用します。
それとは別に、笑気麻酔や静脈内麻酔と呼ばれる、意識をもうろうとさせる麻酔も使用できます。
抜くのが難しい症例の場合や全ての親しらずを一度に抜歯する場合などは、全身麻酔を使用します。
生体モニタなどで、血圧や脈拍などの全身状態を管理しているので、安心ですが、持病のある方は必ず担当医に伝えましょう。
■体の調子を万全にする
風邪などで体の調子が万全でないときは、親知らずの抜歯はやめましょう。
親知らずの抜歯した穴は大きな傷口となっているので、細菌に感染しやすい状態です。
風邪や寝不足など免疫力が下がっているときは、傷や腫れがひくのに時間がかかってしまうこともあります。
また、口の中は菌がたくさんいるので、傷口から病気に感染しないように、できるだけ口内を清潔な状態にして抜歯に臨むと、余計な腫れや痛みも出にくいでしょう。
歯が大きい分、痛みや怖さも大きくなってしまいますが、気になる痛みが続くようなら、体調を整えて口腔外科を専門としている歯医者で、抜歯した方がいい場合もあるので、相談してみましょう。
2017年01月23日
冷たいものを食べたとき、強く歯をかみしめたとき、ズキっとする痛みを感じることがありませんか。
痛みがると、虫歯?と思いますが、痛みを感じる原因は虫歯だけとは限りません。
痛みを感じるもう一つの原因に知覚過敏があります。
知覚過敏の症状はどのようなものか、虫歯の痛みとどう違うのか、みていきましょう。
■知覚過敏とは
冷たいもの、すっぱいもの、甘いものなどを食べたときに、歯にしみるような痛みがあると知覚過敏かもしれません。
知覚過敏が起こる原因は、
・歯の表面のエナメル質が傷ついて、ふだんは中で守られている象牙質が表面にでている
・通常、歯茎などで覆われている歯の根の部分が露出している
など、本当は守られているはずの神経などが表にでてきて、痛みを感じてしまうのですね。
■知覚過敏のセルフチェック
知覚過敏の痛みと虫歯の痛みを見分けるためにも、自分でチェックしてみましょう。
・冷たいもの、風があたったとき、など刺激がある時にだけ痛くなる
・短時間で鎮まる
・何か刺激がない限り痛みはない
・歯茎がさがっているように感じる
・歯ぎしりの癖がある
いかがでしょうか。
一つでも当てはまる項目があれば、知覚過敏の可能性があります。
■虫歯の痛み
知覚過敏に比べて、慢性的で常に痛みを感じる症状です
・一時的なものではなく、慢性的に痛む
・痛みが徐々に増していく
・持続性の痛み
・叩くなどの衝撃を与えると痛む
■知覚過敏の治療方法
歯科医院に行って行う治療方法をみていきましょう。
・薬を塗る
知覚過敏専用の薬を塗布します。
・保護する
痛みを感じる部分を保護するようにコーティングします。むき出しになっている部分を覆うようなイメージです。
・レーザーで治療する
レーザーには痛みを鎮静化する作用と
自分でできる治療法としては、知覚過敏用の歯磨き粉を使用する、などが手軽でよいでしょう。
・歯周病の可能性がある場合、歯周病の治療をする
歯周病は歯茎が下がってくる病気です。歯を失う原因の上位にあるほど身近な病気ですが、自覚症状がないため気付いた時には手遅れになっている場合があります。
歯茎がさがると知覚過敏の症状がでやすいため、歯科医院にいって歯周病の可能性を指摘されたら、治療をしましょう。知覚過敏だけでなく、歯周病の治療は歯と歯茎のためにした方がいい治療です。
歯科医院でできる治療法をまとめましたが、行く時間がない場合はとりあえず、知覚過敏用の歯磨き粉を使用してみましょう。
知覚過敏は虫歯と異なり、慢性的な痛みではないので、治療するまでに至らないことが多いのですが、放っておくと歯髄炎という、神経に炎症がおきる深刻な病気になることもあります。
また、知覚過敏だと思っていても虫歯の可能性もあるので、歯科医院に行って診てもらうのが安心です。
2017年01月22日
みなさんこんにちは!歯科衛生士の上田です。
今年に入ってはやいものでもう1ヶ月経とうとしていますね(^ ^)
今年の私の抱負は、何事にもチャレンジ!!
進んで自分からアクションをおこしていけるよう仕事でもプライベートでも無駄な時間はなくしていきたいと思います★
本日は、今年初のジョーカンスクールへ
広島までいってきましたー!
今回は研修朝からあったので土曜日から広島へ行ってきました。
写真は宮島水族館です!╰(*´︶`*)╯♡
宮島は2回目ですが、天気もよくて鳥居も綺麗に見えてよかったです♪
そして、今回の研修は3月の最終試験へ向けて
技能と筆記の模試がありました。
緊張感ただよう中、研修が始まる前には広島校47.48期の懇親会がありました★
みんなで昼食をいただきました!
とてもおいしかったです(^-^)v
スクールの受講生の皆様とゆっくりとお話ができ、数少ない年間セミナーですがこんなにも志の高い受講生の皆様と一緒に勉強させていただいてることに再度気づくことができました!!
私は歯科衛生士になってまだ経験も知識も浅いですが、これから先生や先輩方のようになっていきたいと思いました☆
そのためには、何事にも恐れずに
チャレンジしていきたいです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
2017年01月20日
こんにちは!診療コーディネーターの高橋です!!!
今週で入社して3か月が経ちました。
かわさき歯科医院という組織、そして日々の業務にも少しずつ慣れてきましたが、まだまだわからないこと、未熟な点が多いです。
なので今後も医院、自分、そして患者様のために精進してまいります!
さて本日、初の取り組みとして「石膏流し」の練習を診療後行いました。
↑↑↑お世辞にも器用とは言えない僕はかなり苦戦しました(焦)
結果的に採った型がコチラ↓↓↓
結果として技工士の先輩に問題なく採れていると言っていただきましたが、作業中は先輩方にも騒がれるくらいの手の動きでした(汗)
入れ歯や被せものを作るために型を採って、模型を作るための作業がこの「石膏流し」です。
石膏を流すときに気泡が入ってしまったり、綺麗に型がとれていないと、再度患者様に来院していただかなくてはなりません。それでは大変なご迷惑をかけてしまいます。
そこで診療後に練習をして、院長に合格をもらった者だけが患者様の印象に石膏を流すことが許されます。
僕は不器用な分、他の人よりも練習が必要ですが、患者様のためにもいち早くこの石膏流しをマスターしたいと思います!
2017年01月20日
虫歯が深く進行してしまった場合、歯の神経を抜く、という治療をすることがあります。
歯の神経を抜く治療は長期間にわたりがちですが、どうしてでしょうか?
何に時間がかかっているのか、何をしているのか、調べてみました。
■歯の神経を抜く治療
説明をしてくれる歯科医院ですと安心ですが、口を開けた状態のままで何をされているのか分からない時もありますね。
神経を抜く、という治療の工程はどのような流れなのか、確認しましょう。
1.虫歯部分を取り除く
2.感染してしまった歯の神経を細い道具で除去する
3.神経を除去したら、神経があった空洞部分を消毒する
4.消毒薬を数回取り替えて、殺菌する
5.殺菌された空洞部分に充填用の薬を詰め込む
6.歯の神経の治療が完了したら、歯の上部を完成させる
■回数がかかる理由とは
1.歯の大きさで神経の数が違う
例えば前歯と奥歯では神経の数が違います。
奥歯に行けばいくほど、歯の大きさも大きくなり、歯茎に埋まっている部分も枝分かれし、神経の数も増えます。
治療している歯が奥歯の場合は、より回数がかかるでしょう。
2.神経の形はまっすぐではない
神経の形は、枝分かれしていたり、細い神経が網目のようになっていたり、単純な形ではありません。
また、神経が先端で曲がっていても、除去や消毒で使用する器具はまっすぐなものなので、操作が困難になります。
3.目で見えない
歯の奥にある神経の治療は目視することができません。
また、他の神経を傷つけないようにするため、操作はゆっくりと慎重なものになります。
■1回目の治療が重要
神経の治療の多く、90%以上は3回以内で治療が終わるといわれています。
初めての根の治療はシンプルなので、時間や通院回数もかかりません。
しかし、やり直しの神経の治療は何回も、場合によっては6回以上通わなければいけないのです。
すでに充填してある薬を丁寧に取り除き、また念入りに消毒しなければいけません。
痛みや膿がでた時には、神経の先に病巣があったり、顎まで炎症が広がっている場合もあり、さらに消毒や治療に時間がかかってしまうのです。
■回数を重ねても痛みがひかない場合
一度、神経の治療に失敗し、膿がでるようになると、治る確率は半分ほどになってしまいます。
神経の形は複雑なので、菌が入り込んでしまうと、いくら消毒や治療をしても、神経に巣くっている菌を完全には除去できない状況になるのです。
その場合の最終的な治療方法があります。
1.歯茎から切開
歯からの治療では見えない、複雑で治療困難な場合に、歯茎から膿を取る方法です。
上にセラミックのように自費診療で被せた被せ物がある場合も、被せ物を壊さなくてすむ方法です。
2.抜歯して戻す
奥歯など、歯茎を切開して治療するには困難な場所の場合、歯を一度抜き、膿を取り除き、神経の先をきちんと消毒し、また戻します。
条件があえば、歯が再びくっつくことができる性質を利用した治療法です。
歯の神経は痛みを感じるだけでなく、歯に栄養を運んだり、衝撃から守ったり、様々な役割があります。
その役割を失ってしまった歯は、もろくなってしまい寿命は短くなり、いずれ抜けてしまいます。
ダイヤモンドよりも価値があるといわれている歯、大切に使っていきたいですね。