顎関節症(がくかんせつしょう)ってどんな病気?|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2016年11月24日
あくびをした瞬間に顎がバキッッ!
大笑いしたら、口が閉じにくくなった!
という経験はありませんか?
顎が開きにくく、痛みが出ると飲食が苦痛になりますね。
それは、もしかしたら顎関節症かもしれません。
顎関節症とはどのような病気なのか、みてみましょう。
■顎関節症とは
口を開けようとすると、耳の下にある顎関節に痛みが出たり、大きく開けることができない病気です。
口を開けたときに音がする、というのも症状の一つです。
口の開け閉めのしにくさ、音が鳴る、などは多くの人が経験しており、二人に一人は経験したことがある、とも言われています。
経験した人や身近でなった人も多いのではないでしょうか。
■顎関節症の原因はなに?
顎関節症の原因はまだ特定されておらず、様々な原因が重なって症状がでるのではないか、とされています。
原因となりうるもの
・かみ合わせが悪い
・首や肩など、負担がかかる姿勢を長時間している
・関節や筋肉の弱さ
・転倒や寝違えなどの外傷
・ストレスによる緊張
・日常で続けている習慣
■医院での治療法
上記に記したように、原因は様々で不特定ですので、どの方法が最適、ということはありません。
自分の症状や考えられる原因に当てはめて、治療法をいくつか試すのが良いでしょう。
・歯科医院に行く
顎が開きにくいと歯科治療もままならないので、多くの歯科医院が対応しています。
一般的には、型を採り、マウスピースを就寝中にはめる治療になります。
無意識下の歯ぎしりや食いしばりを軽減することにより、関節や筋肉に緊張を与えないことが目的です。
また、歯を削って咬合の調整をする場合もありますが、歯は削ってしまうと元には戻らず、それが顎関節症に効果的かも不明な場合が多いので、注意が必要です。
・顎関節専門医で受診する
数は多くないですが、顎関節症の治療を専門とした専門医院があります。
歯医者でのマウスピース治療でも改善されず、症状が悪化して耐えられない場合などは受診するのも一つの方法です。
■セルフケアでの治療法
気づかない間に習慣になっている悪い姿勢や、生活習慣、ストレスの軽減などを、家庭でセルフケアする方法です。
・筋肉を冷やす
冷やし過ぎは逆効果なので10分を目安としてください。
・なるべく口を大きく開けない
食べ物は小さくする、嚙み切りにくいものは無理して食べない、などを心掛けましょう。
・温める
初期の急激な痛みには冷やすのが効果的ですが、おさまってきたら、次は温めましょう。
・マッサージする
痛みを感じない程度に指先でやさしく、円を描くようにマッサージします。
・普段の習慣を意識する
鞄や電話をする時に偏らないようにする(左右代わる代わるにする)、就寝時の偏り、うつぶせ寝、頬杖、などは顎関節症の原因になります。
また、ストレスを感じたら、よくて寝て、朝は陽の光を浴びるようにしましょう。