神経を取ってはいけない4つの理由|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2016年10月7日
歯の治療をしていると気になる神経の治療。
「痛かった!」なんて聞いてしまうと多くの方が不安に思ってしまうかもしれません。
実は歯の神経というのは非常に重要な働きをしていて、むやみやたらにとってしまってはいけないのです。
1.歯も温度を感じている
実は歯というのはものを噛み砕くためだけに役立っているわけではありません。
実は歯の神経の治療を行い神経を取り除いてしまうと歯を通じて温度を感知できなくなってしまうのです。
実は食べ物を食べるときに温度というのは非常に大切な情報を担っていて、歯を通じて感じる感覚が食事に影響を与えています。
食事を今まで通り楽しむためにも、可能な限り歯の神経を残すことが大切です。
2.歯の寿命が短くなる
歯の神経の治療では実は神経だけでなく血管も取り除いています。
このため、神経の治療を行うときには歯の健康を保っている重要な血管まで取り除いてしまっています。
歯の中には象牙芽細胞という歯を内側から支えている大切な細胞が並んでいて、この細胞がいなくなってしまうと歯の内部に十分なミネラルが届かず、歯がもろくなってしまうので、注意が必要です。
3.神経の治療は実は非常に難しい
神経の治療は数ある歯科治療の中でもかなりの高難易度の治療と言われていて、実はしっかりとした治療を行ったつもりでも、どこかしらに問題が起こる可能性があります。神経を抜ききった穴の中にわずかな細菌が残り、再度歯の根っこの先端で細菌が繁殖してしったり、神経を完全に取り切らずに取り残してしまうことで後々痛みや腫れの原因になったりと、後々にトラブルが起こることがあるのです。
このようなトラブルを起こさないためにも治療をするのは極力避け、可能な限り神経を残すことが大切です。
4.歯の色を保ってくれる
歯の色の美しさには実は歯の神経が関与しています。
歯の神経が生きている間は歯の色は綺麗な白色や薄いクリーム色を保っているのですが、歯の神経が死んでしまったり、歯の神経を除去してしまうと透明さが失われ、やがて茶色や灰色に着色してしまいます。
このような歯の色はもちろんホワイトニングによって改善はできますが、長期間にわたって美しい色を保つことはできないので、やはり生まれつきの天然の歯が最も美しい色を保ってくれるのです。
まとめ
歯の神経は実は非常に重要な働きをしていて、極力取り除かない方が良いと考えられています。
神経の治療を受ける前に是非神経を残すことができないか考えてみてください。
当院では神経を取らない治療を第一選択に考えています。