キシリトールの効果|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2016年10月2日
キシリトールの効果
虫歯ができにくいキシリトールという成分があります。甘い砂糖の一種ですが、虫歯を作らせない特徴があり、最近ではガムに配合されている糖分になります。
他の糖分と何が違うのか?キシリトールを摂取することでどのようなメリットがあるのかも含めて、キシリトールの効果を解説します。
■キシリトールの効果■
◇虫歯菌が分解する酸を作らせない
虫歯が発生するには、虫歯の原因菌が糖分を分解してその産生物の酸を利用して歯を溶かすことで発生します。
虫歯菌がいたとしても分解できる糖分がなければ理屈上虫歯にはなりません。
キシリトールは天然の糖分ですが、虫歯菌に取り込んだとしても分解されずに糖分を排出する効果があります。
酸として分解されない唯一の糖分なのです。
◇虫歯菌を弱らせる
虫歯の原因菌が活動するにはエネルギーが必要になります。
そのエネルギー源として糖分を分解するのですが、キシリトールは分解することができない糖分の為、虫歯菌はエネルギーを使用します。その為、虫歯菌自体の活動が弱り、結果虫歯になりにくくなります。
◇プラークをはがしやすくする
虫歯菌は歯周病の原因になるプラークも生成します。
プラークは酸性の環境下であると歯に付着し中々取れない性質を持っています。
しかし、キシリトールを服用することで、酸ができにくくなるとプラークと歯の付着が弱くなり、普段の歯磨きでも取れるようになります。
その為、歯周病の防止にも効果があります。
◇唾液を増やす
キシリトール自体にも唾液を増やす効果があります。
人間の味覚は食べ物の味を感じると甘みを出す効果があります。
キシリトールを口に含むと甘みを察知し、炭水化物を分解するアミラーゼを分泌させるために、唾液を多く出すようになります。
人間のエネルギーになる糖分は、細かく分解し吸収量を増やそうをするため消化に関わる唾液を分泌させようをするのです。
人間の唾液には再石灰化を促す作用もあるので、虫歯を治す治癒力も上がります。
■キシリトールの摂取のメリット■
キシリトールは、虫歯予防でも歯周病予防両方にメリットがある物質です。現在このような歯の健康に直結する天然成分はキシリトールだけになります。
ガム以外にもタブレットや多くの商品も販売されるようになっています。
しかし、歯の健康を意識した場合は、含まれているキシリトールの成分量が75%以上でかつ虫歯の原因になる糖分が入っていない商品が望ましいです。
摂取して効果を上げるには、一日3回就寝前や食事後に摂取すると口の酸性化を防ぎ、口腔内環境を良くする効果があります。