インプラントは避けてください。その1|寝屋川市、交野市、門真市、枚方市、大東市
2016年09月22日
インプラント治療は、歯を失ってしまった人にとって、ブリッジや入れ歯に並ぶ治療法の一つです。
自分の歯のようにしっかりと噛むことができ、ブリッジのように周りの歯を削らなくてもすむ素晴らしい治療法ですが、インプラント治療に向かない人もいるので注意しましょう。
■口腔内に不適応がある場合
・顎の骨の量が少ない方
インプラントを埋め入れるためには、健康な骨が2mm以上必要となります。
骨の量が十分にないと、インプラントがしっかり骨と結合しなかったり、噛んだ時にグラグラする原因になってしまいます。
ただし、当院ではGBRと言って骨を増やす技術がありますので必ずしも出来ないというわけではありません。
・重度の歯周病がある人
歯周病は歯を支えている骨が溶けていく病気です。重度の歯周病の方の場合は骨の量が少ないことが多いので、インプラント治療する際に大切な、顎の骨の量が足りない場合があります。
また、口腔内に歯周病菌が多く、インプラントを埋め入れてもインプラントの周りに炎症が出るがでる、インプラント周囲炎になりやすくなります。
当院では徹底的に歯周病の治療を行ってからインプラント手術を行います。
・歯のくいしばりや強い歯ぎしりをする人
寝ている間に歯ぎしりなどをしている場合、歯に想像以上に強い力がかかっています。
自分の歯が削れて負担がかかっていくように、インプラントの被せ物や本体にも大きな力が加わり、負担がかかって破損したり、ひび割れてしまうことがあります。
マウスガードを装着するなどして、予防したほうがよいでしょう。
・歯並びがひどく悪い人
インプラントを埋め入れることで、噛み合わせが合わなくなってしまったり、磨きにくくなってしまう部分がでる場合があります。
医師と相談して、問題がある場合は、部分矯正などで歯並びを整えてから、インプラント治療にすすむことを考えましょう。
逆に矯正治療を考えている方も、インプラントは埋め入れると動かすことはできないので、インプラント治療する前に相談しましょう。
当院では矯正治療も含めた総合的な治療のご提案が可能です。
・顎の関節に問題がある人
顎関節症など、顎を長い時間開けているのが難しい人は、先に顎関節症の治療をした方がよいでしょう。
手術はもちろんのこと、手術前の検査や、被せ物の調節など、インプラント治療は口を大きく開けて、しっかり治療することが重要です。当院ではcomputer guided surgery と言ってCT画像から分析したサージカルガイドというものを使用していますので一般的なインプラントの手術時間よりも短時間で終わります。