削らない治療とマイクロスコープ
2015年10月21日
かわさき歯科医院では出来るだけ歯を削らない治療を心掛けています。
歯をいっぱい削って治療をして欲しいと仰る方には1人も会った事はありません。
皆さんご存知の通り、歯は一度削ると再生されません。削って治療をしてもそれはあくまで《修理》をしたに過ぎません。
当然その修理を繰り返すと最後には修理すら出来なくなるのです。
だからかわさき歯科医院では出来る限り削らない治療を心掛けています。
ただし、一部を除いて虫歯になってしまった歯は削らないといけないので、そうなった場合でも限りなく削る量を少なくしています。
その方法として小さな切削器具の使用、マイクロスコープの使用などが挙げられます。
小さな切削器具を使う事で削る量は少なくなり少しずつ悪いところを除去する事ができます。
また小さな器具を使うことで削った時の痛みも最小限に抑えることができます。(基本的には麻酔をするので痛みを感じないのですが)
麻酔をして痛くないからといってガンガン削るようなことはもちろんしません。
マイクロスコープでは歯を最大24倍の大きさで見る事ができますので“虫歯だけを取り除く事、虫歯を取り残さないこと”この2点において大変有効です。
マイクロスコープを使用してから虫歯の再発率は格段に少なくなりました。
使用前も拡大ルーペを使うなどして出来うる限りの治療をしていましたが、それはやはり肉眼や拡大ルーペでの治療の限界なのだと今になれば感じます。
すべての治療にマイクロスコープが必要なわけではないですが、必要な時は必要です。
マイクロスコープを使った治療が必要な時にすぐに使える環境。それが大切なのだと思います。
日本の歯科医院ではではまだまだマイクロスコープの導入が遅れています。
日本でのマイクロスコープの導入率は5パーセントほどらしいです。
かわさき歯科医院では患者さまにとってメリットのあるものはどんどん取り入れていき、歯を削らない歯医者を目指します。